カオマンガイとは? わかりやすく解説

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カオマンガイ【(タイ)khâaw man kài】

読み方:かおまんがい

タイ料理の一。鶏肉ゆで汁炊いた飯に、ゆでた鶏肉をのせたもの。キュウリコエンドロ添え甘辛いたれをつけて食べる。


海南鶏飯

(カオマンガイ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 14:27 UTC 版)

海南鶏飯
海南鶏飯
中国語
繁体字 海南雞飯
簡体字 海南鸡饭
発音記号
標準中国語
漢語拼音 Hǎinán jīfàn
粤語
粤拼 hoi2 naam4 gai1 faan6
タイ語
タイ語 ข้าวมันไก่
マレー語
マレー語 Nasi ayam Hainan

海南鶏飯(かいなんけいはん/ハイナンチーファン/ホイナムカイファン)は、茹で鶏と、その茹で汁で調理した米飯を共に皿へ盛り付けた米料理。シンガポールチキンライスとも呼ばれる。

日本では「海南チキンライス」とも呼ばれるが、日本のチキンライスとはまったく異なる[1][2]

概要

シンガポールマレーシアタイで特に人気が高く、国民食的な屋台料理として定着している[2]アメリカ合衆国などで営業するシンガポール料理店、マレーシア料理店では必ずといって良いほどメニューに掲載されている料理であり、タイ料理店では「カオマンガイ」の名称で提供されている[2]

このように多国籍な料理とも言える海南鶏飯であるが、特にシンガポール政府は海南鶏飯の国民食化に熱心であり、観光客に覚えやすいよう「シンガポールチキンライス」の名称を使うこともある[2]

歴史

中国海南省からの移民が東南アジアで広めた料理であるが、海南省には文昌鶏という鶏料理はあっても「海南鶏飯」という料理は無い[1][2]

海南人の東南アジアへの移民は1800年代に始まり、領事館や富豪、レストランなどで料理人、サービス業の仕事をしていた[1]。時代が下ると、屋台で料理を提供するようになったり、コピティアムを営業するようになり、海南料理が東南アジアに広まっていった[1]

1930年代にブギス地区英語版の「逸群(Yet Con)」などで提供されたのが、海南鶏飯の始まりとされる[2]。海南料理の文昌鶏を再考案した料理と考えられている[2]

海南鶏飯粒

海南鶏飯粒は、海南鶏飯を日本のおにぎりのように丸めたもの。

類似料理

カオマンガイ - タイ チェンマイ

同様の鶏飯は中国から東南アジアにかけて広く分布しており、使用される調味料や調理法は多彩である[2]。以下に例示する。

出典

  1. ^ a b c d e 『W17 世界の地元メシ図鑑』地球の歩き方、2022年、55,102頁。ISBN 978-4059201090 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 岩間一弘「郷愁の味の再生」『中国料理の世界史 美食のナショナリズムをこえて』慶應義塾大学出版会、2021年。 ISBN 978-4766427646 

外部リンク


カオマンガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 01:08 UTC 版)

海南鶏飯」の記事における「カオマンガイ」の解説

タイではカオマンガイ(タイ語: ข้าวมันไก่, Khao Man Kai)として知られている。 「カオ」はご飯、「マン」は油、「ガイ」は鶏肉意味するいずれも使用される鶏肉タイ旧国名シャム」に由来する軍鶏シャモ)肉が主流であり、また米もタイ生産されタイ米ジャスミン米)であることから、素材生産地から見ると、タイ料理として位置づけられているようである。 タイ国内ではこのカオマンガイ専門屋台多数あり、見た目の素さだけでは分からない奥深い料理方法秘伝タレ競い合っている。また、日本人の口にも合う料理として、東南アジア旅行する日本人旅行者の間でも大変人気がある

※この「カオマンガイ」の解説は、「海南鶏飯」の解説の一部です。
「カオマンガイ」を含む「海南鶏飯」の記事については、「海南鶏飯」の概要を参照ください。

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