アパムバリックとは? わかりやすく解説

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アパムバリック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 02:36 UTC 版)

アパムバリックを焼いているところ(左が完成品)

アパムバリックマレー語: أڤم باليقApam balik)はマレーシアで食されている伝統的なパンケーキ[1]

日本語のカタカナ表記としては、アパムバリッ[2]アパンバリ[3][4]もある。

概要

型に米粉生地を流しこみ、ピーナッツ砂糖スイートコーンなどを入れて折り畳み、半月型に焼き上げる[1]日本大判焼きにも似る[3]。直径50センチメートルぐらいの大判で焼き上げ、4等分にして販売されることもある[4]

焼き立てを食べる料理であるため、普段の飲食店などでは販売しておらず、主に夜市で販売されている[3]。インド系と中華系の屋台で売られていることが多い[1]

生地が厚めでふかふかしたものと、パリッと食感のものとがある[4]

マレーシア全土で食べられている人気の高い菓子であるが、中国の福建省から渡ってきた菓子ともいわれており、戦の際に食べやすいよう具を挟み、現在の形になったとされる[4]

名称について

「バリック」はマレー語で「帰る」の意味であり、生地を半分に折り返すことを意味する[4]。「アパム」は「ふわふわしたもの」の総称である[4]

別名

  • Ban Chien Koay - ニョニャ料理英語版としての名称。「ゆっくり焼いたケーキ」の意[4]
  • Terang Bulan - インドネシアでの名称。「明るい月」の意[4]
  • Kuih Malayu - ブルネイでの名称。「マラユの菓子」の意[4]

出典

  1. ^ a b c 【公式】マレーシア政府観光局 [@Malaysia_JP] (2024年3月20日). "【#マレーシアグルメ】円形の形がいくつも並んだ鉄板で作られている、伝統的なパンケーキ「アパムバリック(Apam balik)」". X(旧Twitter)より2024年10月13日閲覧
  2. ^ 戸加里康子「有名な料理」『マレーシア マレーシア語』情報センター出版局、2010年、57頁。 ISBN 978-4795841932 
  3. ^ a b c 旅するマレーシアごはん ランカウイ編”. MRC JAPAN (2014年7月14日). 2024年10月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i アパンバリ Apam Balik”. マレーシアごはんの会 (2024年10月4日). 2024年10月13日閲覧。

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