海鮮丼とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 食べ物 > 料理 > 丼物 > 海鮮丼の意味・解説 

かいせん‐どん【海鮮丼】

読み方:かいせんどん

どんぶり飯の上に、マグロイクラなどの新鮮な魚介類をとり合わせてのせたもの。

海鮮丼の画像

海鮮丼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/03 07:22 UTC 版)

海鮮丼

海鮮丼(かいせんどん)とは、白飯の上に魚介類刺身などを盛りつけた丼物料理。

冷凍技術が発展した戦後に誕生し、北海道東北など北日本から全国に広まったと推測されている[1][注釈 1]。江戸前のちらし寿司から派生したものという説もある[2]

江戸前寿司におけるちらし寿司は、酢飯握り寿司用の種を飾り乗せした料理であるが、海鮮丼は一般に酢を加えない温かい白飯を台とする。ただし酢飯を用いたものを海鮮丼と呼ぶこともあり、両者の区別は曖昧である。

また寿司屋ではなく海産物中心の食堂海鮮料理店で出される料理であるため、ちらし寿司とは異なり寿司屋独特の仕事を施した種は用いられない。よく使用されるのはマグロホタテサーモンイカエビタコカニイクラウニなどの北日本で水揚げされる魚介類の刺身である。

食べ方

丼飯なので特に作法はない。味付けされていない生魚が用いられている場合は、わさび醤油を全体にふりかけたり、手塩皿に取った醤油に種をその都度つけながら食べたりする。

主な種類

単体の食材
複数の食材
  • 海鮮丼 - 様々な具材を載せたもの[4]
  • ウニイクラ丼 - 生ウニとイクラを載せたもの。
  • 鮭イクラ丼(鮭親子丼) - 塩焼き(又は、ほぐし身)とイクラを載せたもの。
  • 巴丼 - ウニ・イクラ・ホタテを載せたもの。函館市が発祥とされる[5]
  • 三色丼 - 魚介三種を載せたもの。
  • 勝手丼 - 客のリクエストによる任意の魚介を載せたもの。釧路市が発祥とされる。
  • ばくだん丼 - マグロの赤身やトロに加え、生卵納豆オクラなどをのせたもの。具材は地方によって差異が見られる。
  • づけあな丼 - マグロのづけ・煮穴子を載せたもの。東京都銀座が発祥とされる。

その他

2024年2月にオープンした商業施設「豊洲 千客万来」では、高額な海鮮丼が提供され、SNS上で「インバウンド」にかけて「インバウン丼」と揶揄された[6]

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 秋田県男鹿市には「発祥の店」を謳うレストランがあった[いつ?]が、現在[いつ?]の宣伝文句は「当店名物」とかなりトーンダウンしている。

出典

  1. ^ 【小樽港海の幸お届け便】公式通販コラム 北海道の海鮮お取り寄せ |小樽百貨UNGA↑(うんがぷらす)
  2. ^ 丼の分類学”. 全国丼連盟. 2017年1月7日閲覧。
  3. ^ 笠原将弘『笠原将弘の絶品和どんぶり』主婦の友社、2014年、22頁。 
  4. ^ 「海鮮丼」を英語で説明!その魅力を深掘り #海鮮丼英語”. 海鮮丼と唐揚げ 百海里. 2025年1月3日閲覧。
  5. ^ きくよ食堂 本店 | スポット一覧 | はこぶら” (英語). www.hakobura.jp. 2025年1月3日閲覧。
  6. ^ “インバウン丼”と呼ばないで――1杯1万円超の海鮮丼が話題の豊洲「千客万来」、運営企業が漏らした本音”. ITmedia ビジネスオンライン. 2025年1月3日閲覧。

外部リンク


「海鮮丼」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「海鮮丼」の関連用語

海鮮丼のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海鮮丼のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの海鮮丼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS