三大和牛とは? わかりやすく解説

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三大和牛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 10:23 UTC 版)

150 km
米沢牛
松阪牛
神戸牛
近江牛
日本の三大和牛

三大和牛(さんだいわぎゅう)は、和牛に関する名数。「日本三大和牛」「日本三大銘柄牛」「三大銘牛」「三大ブランド牛」などとも称される。

概要

三大和牛との呼称がいつ頃、誰によって命名されたかは不明である。また、どの3銘柄かは公式に決まっておらず、それぞれが三大和牛を名乗っている。

以下では、これらの銘柄牛肉について概要を記す。出典により列挙する順番がまちまちのため、この項では便宜上五十音順で記す。

近江牛[1][2][3][4][5][6]
滋賀県内で肥育された黒毛和種で、雌牛・去勢された雄牛を認証している。江戸時代彦根藩から徳川将軍家に養生薬の名目で献上されており、歴史的にも非常に由緒がある。併せて、近江商人(日本三大商人の一角)が活躍したことも知名度向上に貢献した。
神戸ビーフ[1][2][4][6][7]
兵庫県但馬牛の「肉」の一部の商品名。飼育されている「牛」の銘柄ではない。
松阪牛[1][2][3][4][6][7]
三重県雲出川以南・宮川以北の地域で肥育日数500日以上で雌の処女牛を認証している。1935年昭和10年)に東京で行なわれた「全国肉用牛畜産博覧会」で名誉賞を受賞し、戦後にブランド牛として認知されるようになった。
米沢牛[1][7][8]
山形県置賜地方米沢市周辺)で米沢牛銘柄推進協議会が認定した飼育者が、山形県置賜地方3市5町(米沢市南陽市長井市高畠町川西町飯豊町白鷹町小国町)に居住し、登録された牛舎において33か月以上継続して飼育されたもの。

脚注

出典

  1. ^ a b c d 日本三大和牛」『デジタル大辞泉』https://kotobank.jp/word/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%89%E5%A4%A7%E5%92%8C%E7%89%9Bコトバンクより2025年6月2日閲覧 
  2. ^ a b c 日本三大牛:加瀬清志、畑田国男『日本三大ブック』講談社、1993年。ISBN 9784062061568 
  3. ^ a b 日本三大銘柄牛:ナヴィ インターナショナル『あなたは3つ言えますか? 日本の三大雑学236』幻冬舎〈幻冬舎文庫〉、2003年7月、29 - 32頁。 ISBN 978-4344403925 
  4. ^ a b c 三大銘柄牛:世界の「ふしぎ雑学」研究会『図解 日本の「三大」なんでも事典』三笠書房〈王様文庫〉、2007年3月、166 - 167頁。 ISBN 978-4837964179 
  5. ^ 日本三大和牛:「近江牛」ブランド・販売戦略” (PDF). 滋賀県 (2016年3月). 2017年2月8日閲覧。
  6. ^ a b c 株式会社レッカ社『「日本三大」なるほど雑学事典』PHP研究所〈PHP文庫〉、2009年12月、72 - 73頁。 ISBN 978-4569673677 
  7. ^ a b c 日本三大和牛:加瀬清志、畑田国男『雑学・日本なんでも三大ランキング』講談社、1997年。 ISBN 9784062562188 
  8. ^ 三大和牛:国土交通省”. 山形県. p. 179. 2017年2月8日閲覧。

関連項目

外部リンク




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4
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5
米沢牛 デジタル大辞泉
74% |||||






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