原作で登場した発明品
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「Dr.スランプ」の記事における「原作で登場した発明品」の解説
ロボビタンA(エー) 第4話「怪獣博士」で初登場。アラレとオボッチャマンの燃料。原料は海水。人間が飲んでも不味い。 「しんぞうのおと」テープ&デベソスイッチ 第53話「ハートで勝負!」にてアラレが学校で健康診断を受ける際に、心音が無くてロボットとばれることを恐れ心音のカセットテープを作って彼女の胸に仕込み、ヘソのスイッチで音が出るようにした。テープには本物の心音ではなく千兵衛が口真似して吹き込んでおり、さらにアラレが余計な歌声(ドンパン節)を入れ、アラレへの千兵衛の怒鳴り声まで入っていたため、聴診した医者が驚いて心停止を起こし救急車で運ばれる騒ぎになる。 アラレ目テレビジョン 第55、56話「アラレ目大作戦」で作成。アラレの首の配線に映像送信機を接続し、彼女の目を通した映像をテレビに映す。アラレの行動監視のために作ったが、千兵衛はアラレがみどりのパンツを見たことから、一緒に入浴させてみどりの裸を見るという作戦を思いつく。だが、アラレの近眼を失念していたため失敗に終わる。 エネルギー警報装置 第160話「急げ愛!」に登場。アラレがエネルギー切れすると、千兵衛の研究室にある火災報知機に似た装置が鳴って知らせる。ただしアラレの居場所まではわからない。 非生命体透過メガネ 第3話「…がない!」、第129話「レンズマンズ」に登場。衣服や地面、建造物、ロボットなど、生物(動物・植物)以外のものがすべて見えなくなる眼鏡。アラレに欠けている体の部位(千兵衛は女性器だと思い込んだが、本当はへそだった)をせがまれたことを口実に、女性の裸を見る目的で製作した。みどりの裸を正面から見ようとした際、乗っているスクーターが見えずに轢かれて壊れた。その後再登場し、鶴天と2人で村中の女の子を透視して楽しんだが、今度は周囲が見えないまま女湯に侵入して逮捕された。 警察犬ロボット 声 - 今村直樹(アニメ第2作) 第4話「怪獣博士」で行方不明となったアラレを急遽探すために作られた。匂いで目標を追跡する。実際の犬に忠実に作りすぎたためマーキング(小便)や喧嘩などをしてしまう。 デカチビ光線銃 第8話「デカチビ銃!」、第88、89話「マンモスみどりちゃん」などに登場。対象物を100倍の大きさにしたり、100分の1の大きさにすることができる。ヘアードライヤーと形が似ている。アラレたちに悪戯されるのを防ぐため、後に1時間の制限がつく。 みらいカメラ 第9話「1980 あしたにむかって」に登場。ダイヤルで指定した年数分の未来の姿を写すことができるカメラ。千兵衛は自分が将来禿げることを知られたくなかったため、このカメラを隠しておいた。また、この道具の効用を披露した際、千兵衛はアラレから「ドラえもんみたい」と評されるが、即座に「あれはマンガ!」と返していた(直後に鳥山に「あんたもマンガ!」と突っ込まれた)。空豆タロウが将来、警察官になることを最初に示したのも、この道具だった。 タイムスリッパー タイムくんの声 - 千葉繁(アニメ第1作、劇場版1作) / 風間信彦(アニメ第2作) 第10話「タイムスリッパー」、第11話「なんのタマゴ?」などに登場。置き時計に口と手足の付いた「タイムくん」と「ツンツル板」から構成されたタイムマシン。タイムくんとツンツル板を接続してダイヤルで年数を指定後、タイムくんの頭上のレバーを操作し(過去に行く場合はレバーを押し、逆に未来に行く場合はレバーを引く)、タイムくんがツンツル板の上で「タ〜イムスリップ!」の掛け声と共にダッシュしながらスリップすることによりタイムスリップができる。ツンツル板がなくてもツルツルしたもの(例:ピースケの刈られた頭。この場合接続コードはピースケが口にくわえる)があればタイムスリップは可能。作中で千兵衛が「1年単位でしかタイムスリップできない」と語っているが、何度か日もしくは時間単位で移動している。場所の指定ができるかは不明。アニメ第1作190話「やった!クイズで100万えん」では根性で30分前にタイムスリップしている。また誤って「タ〜イムストップ!」と叫びながらスリップし、時間を止めたこともある。 初登場時はツンツル板と接続しないとタイムくんは起動しない描写があったが、ほどなくしてツンツル板なしでも単独で動くようになり、則巻家で生活している。そのため連載初期およびアニメ版第1作では、タイムくんは千兵衛の発明品の中でよく顔を見せている。性格は生みの親である千兵衛を呼び捨てする生意気な面がある。 後にターボがより高性能な昆虫型タイムマシンを製作しており、オボッチャマンと鳥山がそれぞれ10年後の未来に行くために使用している。 起動の際は「本日は幸い好天に恵まれまして…」といった無駄な挨拶をすることが多い。案内の際は「本日の御乗車ありがとうございます」「現代行き発車いたします」など、鉄道会社の車掌を思わせる言葉を口にする。 『ドラゴンボール超』漫画版で、女性家庭教師が少年トランクスと幼いピラフ一味に「並行世界」についての講義を行った際、少年トランクスが美味しい豆大福を子供時代のブルマに食べさせようとタイムマシンで過去に行くという説明の中でタイムスリッパーが登場している。 しびれ光線銃 第11話「なんのタマゴ?」にてタイムスリッパーで中生代へ行った時に携行した武器。恐竜を痺れさせるはずだったが、恐竜のバリヤーに防がれてしまった。 エンヤコーラ号 第13話「アラレ空をとぶ!」で空を飛びたいとせがむアラレに作った二人乗り飛行機。タロウによると操縦盤はバイクより簡単。エンジンの代わりにドラム缶サイズのコーラを良く振ってセットし、噴出の勢いで飛ぶ。ただしコーラが切れると墜落する。アニメ第2作ではその後も翼を広げ滑空できたが、その翼もネジの付け忘れが原因ですぐ壊れた。「エンヤコーラ号」の名は作中には登場せず、週刊少年ジャンプ特別編集『Dr.スランプスペシャル』およびジャンプ・コミックスの発明人気投票結果で明かされている。 変身ポンポコガン 第20話「変身ポンポコガン」などに登場。タヌキの顔を模した光線銃形のメカ。対象者に向かってマイクで変身させたい物を叫んでトリガーボタンを押すと、先端の球から変身光線が出て、対象者の姿をその物に変えることができる。元に戻すときは「元に戻れ!」と言い、自宅が破壊されたときもこの機能で復元させている。何かを変身させた時にポンポコガンが壊れてしまうと、修理または新たに製作しない限り元に戻せない。この道具で千兵衛とアラレが蝿になってしまう話の、3話続けて描かれた単行本16巻「恐怖のハエ人間の巻」を鳥山は「蝿になってしまうという恐怖は、僕が子供の頃から想像していたもの。いったいどうやって叩かれないうちに自分だと伝えたらいいのだろう、なんてよく考えてた」と語っている。 ホンモノマシーン 声 - 古川登志夫(交通ルールをまもろうよ!!) / 太田真一郎(アニメ第2作) / 桐本拓哉(ドラゴンボール超) 第17話「ホンモノマシーン」で作成。手足と顔がついた大型炊飯器の形をしたメカ。写真や絵などをこの中に入れてお湯を注ぎ蓋をし、ロックバンド「ザ・マヨネーズ」の音楽に合わせてダンスを踊りだす。一仕切り踊ると沸騰音が鳴り、中から写真や絵の中の物が実体化して現れる。宇宙の写真を入れたら、使用した部屋が宇宙空間のようになった。 アニメ第2作では貨幣、美術品、人間などの不正コピーを防ぐため時間制限がある。スケベ本の中の女性モデルを実体化するために製作した。 『ドラゴンボール超』第69話では進化型のマーク2が登場。手足と顔が付いた釜の形をしたメカ。こちらは写真や絵などは必要なく、使用者が強くイメージした物を中に実体化させる。 床屋ロボットバーバーマン 第18話「先生がくるよ!」で作成。散髪をするロボット。顔はシンプルで目と口しかない。腕は悪く口も悪い。立場が危うくなると自爆する。独身時代、「(園長)先生がうちに来るよ」とアラレが言ったのを、みどりが来ると勘違いして髪を整えようとしたが、バーバーそらまめのクリキントンが留守だったため慌てて製作した。 イチゴパンツ大作戦 第24、25話「イチゴパンツ大作戦」にてみどりのパンツを見る目的で仕掛けた、ルーブ・ゴールドバーグ・マシンのようなもの。ネズミが駆け出すのを引き金に、配置された様々なからくりや動物たちが連鎖的に動き(からくりの確実性や動物たちの性質は、ギャグ漫画ならではの荒唐無稽な代物)、最後にブタがくしゃみをした勢いでスカートがめくれる寸法。前編ではみどりがスラックスを履いていたため挫折し、後編では狙いが逸れて前を歩いていたのんきおじっさの上着がめくれてしまった。アニメ第2作では千兵衛のじいちゃんの作戦(標的は同じくみどり)で、アラレのくしゃみによって成功した。 透明人間になる薬 第28話「恐怖の婦警さん」にてポリーが無実の罪を着せた(しかも持ち主がきのこと分かっても謝らなかった)ため、その復讐として調合。内服薬なので衣類は透明にならないが、千兵衛はパンツを脱がなかったために宙に浮いたパンツとして追い回された挙句、ポリーに飛びかかろうとした際に信号無視して車にはねられた(アニメ第2作ではアラレに弾き飛ばされた、その後ポリーも弾き飛ばされた)。名称は週刊少年ジャンプ特別編集『Dr.スランプスペシャル』で「透明人間になれるだぎゃ薬」と明かされている。 おとぎマシーン 声 - 千葉繁(アニメ第1作) / 中尾みち雄(アニメ第2作) 第34話「おとぎマシーン」、第65話「びびるマン」に登場。シルクハットを被り、厚い眼鏡をかけた小型のマシーンで、マシーンが「本に入りゃ!」と言って持つ傘から放つ光線を浴びると、本の中の世界に入ることができる。入った人物の行動によっては、本の内容が変わってしまうこともある模様。本に入った人物を出すときはマシーンが「本から出や!」と言っているが、状況によっては本の登場人物が一緒に出たり、入っていた人物の一部が本の中に取り残されたりすることもある。スケベ本の中に入るために製作した。 ピンポン号 声 - 沼田祐介(アニメ第2作) 手足が付いた球形の乗り物。団扇を使って空を飛び、潜水具を付けて水中も泳げる。第32話「ハロー不思議島!」にて、ワンダーアイランドに向かうため最も短い発明時間で作った。第151話「やた!ペンザラシくん」では則巻家全員と冷蔵庫などの大荷物を載せて世界各地を飛んだことがあり、かなりのパワーと滞空距離がある。 ビデオくん 第32話「ハロー不思議島!」に登場。ビデオデッキ内蔵テレビを擬人化したようなメカ。ビデオテープを口から飲み込み再生する。千兵衛の父が遺したビデオを再生した際、再生後にテープが「自動的に消滅」したため一緒に吹っ飛ばされた。 ホーホレチャッタノヨララランラン薬 ワンダーアイランドに住むギャースカ大魔王の涙に自分の鼻糞を混ぜて作った惚れ薬。正確には千兵衛の父の発明品で、彼も妻(千兵衛の母)に使用した。第33話「ギャースカ大魔王」にて冒険の末に完成させみどりに飲ませようとしたが、アラレがあかねに見せようと持ち出した際に誤ってこぼして樹にかかり、その樹が千兵衛に惚れて動き出す。アニメ第2作での名称は「ホレナミンX」であり、その時の材料は「ウンモーの涙」と「自分のヨダレ」だった。 百円ライター 第38話「おつかいアラレちゃん」に登場。オルゴールのような箱で、ゼンマイネジを巻いてボタンを押し、百円玉を入れるとミニロボットが出てきてマッチで火をつけるというやたら手間のかかるライター。ロボットは妙に礼儀正しい。 宇宙船 原作では4機の宇宙船が作られている。個別の名称がないので便宜上製作順に「○号機」と呼称する。1号機と4号機は大気圏突破や現実の宇宙船を遥かに超えた高速飛行(太陽系外の惑星にもドライブ感覚で行ける)が可能。1号機第45話「ごきげんセンちゃん」にてみどりとのデートに用意した。軽乗用車のようなボディに二足と小さい三角翼が付いたデザイン。後に4号機でアラレたちがニコチャン星に行ってしまった際、連れ戻すために使用した。軽乗用車型だけにトイレは装備されておらず(2号機以降も装備されているかは不明)、催したら人間が呼吸できる星に降りなければならない。 2号機第54話「モンスターズ・ナイト」にて仕上げ直前まで作っていたロケット型。まず乗っ取って母星に帰ろうとしたニコチャン大王たちが侵入、続いて大型金庫と間違えて盗みに入ったドランパイアたちが金の隠し場所を開けようとして誤発射させ、彼らを乗せたままドランパイアの館に飛び込み大破した。 3号機第105 - 110話「クレイジー・ハネムーン」にてみどりとの新婚旅行に用意した。円盤のようなデザイン。まいごバッジ(後述)の信号を受信するレーダーや、ビーム砲を搭載。大気圏外に出ることなくジャングル少年に撃墜されたが、千兵衛の旅行計画からすると数日で太陽系を一周できる性能があった模様。 4号機第143話「GO!GO!ニコチャン星」にて重力コントロール装置(後述)を組み込んで製作。いまいち成否に不安があったので、試しにニコチャン大王たちに贈って乗せたところ成功、彼らは念願の帰郷を果たす。しかしアラレとガジラも密航して行ってしまった。 ドロボット 第50話「さんざんサンタさん」に登場。泥棒を模したゼンマイ式小型ロボット。サンタクロース気取りでよその家に潜入する時にピッキングをさせた。 オーチャくん 声 - 増岡弘(アニメ第1作) / 西村知道(アニメ第2作) 第61話「作者もほしいオーチャくん」で作成。乗り込んだ者の思ったことを何でもやってくれるパワードスーツ型のマシン。アラレいわく「カニロボット」。名前の由来は「横着」からで、使いすぎると不潔かつ運動不足になる。アラレの家事能力の無さに嘆いて製作した。 スーパーセンちゃん 第73、74話「スーパーセンちゃんたち IN 大都会島」に登場。大都会島テレビの番組に出演することになり、番組に持参する発明品として作った遠隔操縦式の身代わりロボット。本物の千兵衛は大都会島に行くことを怖がり、ペンギン村の自室から操縦している。一見妙なコスプレをした千兵衛当人にしか見えず、怪力を振るったりもしたが番組のリハーサルで頭部を外して見せるまでロボットだと気付かれなかった。スタッフからも絶賛されたが、本番直前に誤って操縦機を壊し暴走、外で「戦争ゴッコ」をしていたアラレたちと共に大都会島で暴れ回り、番組どころではなくなった(アニメ第2作では本番中だった)。 呼称は本編中では呼ばれず、副題とジャンプ・コミックスの発明人気投票結果で表記。 スペシャル船(シップ) 第73話で大都会島へ向かうために作った。ロボット船頭が艪を漕ぐ和式の小舟で、非常に遅いために途中でチビルのタクシードラゴンに乗り換える。『ワンダーアイランド2』でも同形の船が登場している。 コピーくん 声 - 大竹宏(アニメ第1作) / 田中一成(アニメ第2作) 巨大なカメラに手足が付いたロボットで人物の分身を作ることができる。第79話「コピーくん」にて、千兵衛のブッキング(アラレたちとの約束とみどりとのデート)対策として作られる。被写体をピントに合わせ、フラッシュを焚いて撮影した直後に後方カバーが上に開き、中から分身が飛び出す。ただし、分身もやりたいことは本体と同じで喧嘩になり、ブッキング対策としては役に立たなかった。フラッシュを一回につき連続して焚くことにより一度に分身を数多く作ることもできる。 アニメ第1作の50話ではスローな口調で喋り、一人称は「私(わたし)」。アニメ第2作ではハキハキとした口調で喋る。分身は本体と比べて身体と服の色が薄く、区別しやすくなっている。また新たな設定として「コピーよ消えろ!」とコピーくんが叫ぶとフラッシュが焚かれるとともに分身が消滅する。 時間よ止まれマシーン 第71話「わくわくタイム・ストップ」にて、鳥山の依頼(原稿発送を締切に間に合わせるためだが、色々とスケベなこともできると仄めかした)で作った大掛かりな時間停止装置。操作者自身も停止してしまう欠陥品で、停止後にどうやって復帰したのかは作中でも謎とされている。アニメにおいては、ペンギン村の村民全員が「自分以外の人間の時間が停止する」と思い込んで集まってくるという内容になっている。 若返り薬(アニメ第2作では則巻千兵衛特製 若返り薬) 第81話「ばぶばぶセンベエ」にて、加齢による体力の衰え(アニメ第2作では中年太り)を感じた千兵衛(当時29歳)が、オジン臭さからみどりにふられることを危惧して作る。材料(牛乳200cc、ミミズの目玉3個〈アニメ第2作 5個〉、梅干し3個、ガメラの卵2個、角砂糖1.5個〈アニメ第2作 2つ〉、塩大さじ1杯、オロビタンD〈架空のドリンク剤〉1本、ダチョウの卵2.5個〈アニメ第2作〉)をよくかき混ぜ弱火で約20分間煮詰めて冷蔵庫で(3時間〈アニメ第2作〉)冷やすと完成。この材料で作った分量を飲み干した千兵衛は赤ん坊になる。当日の晩、赤ん坊の姿をいいことにみどりに甘えた後に眼前で急に元の姿に戻ったので、仰天したみどりに斧で頭を割られた(原作およびアニメ第1作では、急に元に戻ったことにアラレも目を飛び出させて驚いていた。アニメ第2作ではただ驚いただけだった)。 お手伝いロボットアキコさん 声 - 山本圭子(アニメ第1作) / 富沢美智恵(アニメ第2作) 千兵衛が作ったお手伝いロボで、ガスマスクロボット姿の鳥山にそっくり。しかしあまりにも役立たずのうえ図々しい性格で、給料をもらって則巻家を出る。その後COFFEE Potの店員として働く。第1作ではその後都会島に行き、しばらく登場しなかったが、第200話で再びペンギン村に戻ってきて大騒動を起こし、「都会的に済まされたナウイセンスを必要とする人がきっとどこかにいるはずよ。その人に出会うまで歩き続けるわよきっと」と言い、再び旅に出た。第2作でもCOFFEE Potの店員として何回か登場している。 レッツゴウ号 第94 - 97話「ペンギン・グランプリ」」で使用した水陸両用マシン。球状の本体に手足、オール、スキーが付いている。湖を浮いてオールで漕ぎ進み、崖をボールのように弾んで飛び越え、雪山をスキーで滑走するが、最後の難関・地雷原(アニメ第2作では溶岩地帯)で大破した。アニメ第2作での名称は「レッツ号」。 みにちゅあわが家 則巻家のミニチュア。このミニチュアに起こった出来事が、指定した時間後に(0の場合は直ちに)本当に起きる(例えば、ミニチュアの屋根に指を突き刺すと、本物の屋根も巨大な指に突き破られる)。特定人物のミニチュアを作って操作することで、本人に影響を及ぼすことも可能。みどりのパンツを見てさらにキスをするために製作した。千兵衛が「この漫画に理論など無い」と言い切ったように、原理は謎とされている。キス目前で空腹の猫が千兵衛のミニチュアを飲み込んでしまったが、指定時間にどうやって生き延びたかは不明。 アニメ第2作ではミニチュアに起きた出来事は、装置の電源を切ればキャンセルできる(猫に食われかけたのもこれで助かった)。また、この時の騒動がみどりへのプロポーズのきっかけになった。 おサンポジェット アラレ用の、背中に背負う飛行ジェットエンジン。第105話でみどりとの新婚旅行を邪魔されないように気をそらす目的で作ったが、さらわれたみどりの追跡に活躍することになる。みどりを食べようとするジャングル少年との戦いで壊れた。 まいごバッジ 第105話で新婚旅行の際に迷子対策として作りみどりに持たせた、発信機入りバッジ。信号は宇宙船(3号機)のレーダーで探知でき、さらわれたみどりの追跡に活用した。 モリモリと元気に生長する薬 第126話「フライング・ニコチャン」にて、アラレがニコチャン大王から手乗り文鳥を貰ってきたが、飼い方を知らずにアイスキャンデーを食べさせて具合が悪くなったので回復のために調合。一匙飲ますと文鳥は元気になったが、則巻家より巨大に成長してしまった。 変身コンコンヘルメット 声 - 宇和川恵美(アニメ第2作) 第149話「変身コンコンヘルメット」で製作。キツネの頭を象ったヘルメット。葉っぱに変身したいものの名を書き、その葉っぱを頭に挟んでこれをかぶり宙返りをすると変身できる。みどりに悪戯をするつもりで別の女性を触ってしまい、痴漢で逮捕されることを恐れて慌てて作った。意思と発声能力も持っており自分の説明をする。この後アラレたちによって持って行かれ、このヘルメットによってペンギン村はパニックに陥る。 重力コントロール装置 第141話「ながれ星ねがい星」でルマルマ星人タマからもらった、壊れた偵察機のエンジン。第142話「さよなら摘さん一家!」では早速真似て作ったものを烈津號に取り付け摘一家は中国に帰ろうとしたが、部品などの見落としが多数あり出力が続かず墜落した。第143話「GO!GO!ニコチャン星」で作って組み込んだ宇宙船(4号機)では成功。だが、第195話「これは夢です!」であかねに作ったエアバイクは壊れやすい上に自転車より遅い代物で、ターボが改良してやっとまともに動いた。 ロボビタンA(エース) 読者投稿作品。空を飛ぶ哺乳瓶型ロボット。アラレがエネルギー切れになると探して飛んで行き、エネルギー源であるロボビタンA(エー)を補給する。第160話「急げ愛!の巻」で一回だけ使用された。 テレポートぼうし 読者投稿作品。どこへでも瞬間移動できる帽子。第164話「地球総支配者への道」で2回きりの使用で、「最近出番が無いため」という理由で脈絡も無くマシリトの所に出現したのみ。 タイムストップウォッチ 第212話で作った懐中時計型の時間停止装置。製作目的はみどりのパンツを15センチ間近で見ること。使用者の時間だけが止まらずに進んでいくため、乱用するとどんどん歳を取っていく。千兵衛の設計では作動せず、ターボがこっそり設計図を書き直して完成した。 怪物オートバイ 第2回ペンギングランプリで使用したスーパー二輪車。バイクというよりはローラー車に近い。どんなハード走行にも耐えられると豪語していたが、レース前半で落とし穴にはまりあえなく脱落。 最終回用メカ 第236話「最終回用メカ大発明!」で製作。最終回のために連載開始時から考えていたらしい、巨大なロケット。派手な打ち上げで盛り上げた割には、最後に戻って来た先端のカプセルから小さいロボットが出て短く挨拶するだけ。最後を飾るにはあまりに下らなかったため、千兵衛は集まった住民に袋叩きにされた。 鳥山は「最終回ロボは、絶対にくだらなく終わりたかったので、こんなのにした。満足している」と語っている。
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