ニコチャン星
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「Dr.スランプの登場人物」の記事における「ニコチャン星」の解説
ニコチャン大王(ニコチャンだいおう) 声 - 大竹宏(アニメ第1作、劇場版第1作 - 第4作・第11作、ドラゴンボール)、島田敏(アニメ第2作、劇場版第10作) 惑星の侵略を繰り返していた宇宙海賊で、ニコチャン星の王。顔に手足が生えたような体で、頭が尻、触角が鼻、足の裏が耳という奇妙な構造をしている。地肌は緑。宇宙人にもかかわらず名古屋弁をしゃべる。地球を「チタマ」、火星を「ヒボシ」と間違えて読んでしまう。99個の星を占領し、宇宙の王者を自称していた。しかしピースケにサインを書く際「大玉(オオタマ)」と書き間違え、それが定着。アニメ第1作で皿田きのこに笑われた際は「どっちでも偉いことには変わりない」と開き直っていた。地球人とは美的感覚が違うらしくて、千兵衛の部屋に飾ってあった山吹みどりのポスターを見て「恐ろしいブスですね」と言う家来に賛同して「まるでバケモノ」と言ったり、ニコチャン星人では美人だが地球人から見たらバケモノな容姿のポスターを千兵衛に見せたり、千兵衛のこともハンサムと褒めたりしている。初めて地球へ来て、アラレ、ガジラを地球人のサンプルとして捕獲した際、ガジラに宇宙船を食べられてしまい、地球に仕方なく住み着く。地球ではアルバイトをしつつ、宇宙船を買う資金を集めようとしていた。他にも「おたすけマン」など、悪役の助っ人として登場することもある。しばらくの滞在の後、最終的に2万円強を稼ぎ千兵衛の作り上げた宇宙船をタダで貰ってニコチャン星に帰った。その後、ジャンプ・コミックス16巻「お答えしましょうスペシャル」と最終回の2回しか登場しない。「お答えしましょう〜」ではターボ君に超能力で地球に呼び出されて、読者からの「どうやってウンチをするのか?」という問いに応えるため、公開で脱糞させられている。最終回には「わざわざやってきた」と言って登場している。 アニメ第1作では、ニコチャン星に帰った後も、原作でも登場した149話「お答えしますスペシャル」、最終回「さよならアラレちゃん バイチャ!またねー!!」以外でも複数登場し、177話「ごぶさたニコチャン」では、手下、子どもと一緒にペンギン村に来て1日過ごしている。逆に、208話「コマッタチャンの逆襲」では、ニコチャン大王の子どもがニコチャン星のお祭りに招待し、アラレ、オボッチャマン、ガッちゃん、ターボと一緒に来た際も登場した。 『ドラゴンボール』にペンギン村が登場した際にはスッパマン、栗頭先生と共に登場している。アニメ版では、警察にUFOをレッドリボン軍と間違われてチャーミー山田に撃ち落とされ、地球での生活に戻る。 ニコチャン大王と家来はスッパマンと同じく、元々は『Dr.スランプ』以前の没になったキャラクターだった。単行本9巻に載っている裏話の漫画では、明日が締め切りなのに遊んでしまって時間が無くなった鳥山は、ニコチャン大王が登場する『Dr.スランプ』の簡単な原稿を描いて飛行機便で送ったら、担当の鳥嶋から不気味なものを描くなと没にされ、明日までに直すよう言われたのに遊んでしまって、怒られるのを覚悟で直さずにそのまま送ったら、鳥嶋から「まあまあだな」と言われたと描かれていて、単行本16巻に載っている裏話では、ニコチャン大王の原稿を締め切りギリギリで東京まで持って行ったら、担当の鳥嶋から「なんだよこれ気持ち悪いキャラクターだな。時間さえあったら絶対に没なんだがしょうがない。二度とこんな不気味なやつ描くなよ」と言われたと書かれている。鳥山は後にこのことを、わりと気に入った話なのに没になって、しつこく逆らったのに駄目だったので頭にきて、直さずにもう一度同じものを2日後くらいに送ったら、ほら良くなったじゃないかと担当の鳥嶋から言われたと語っている。これについて鳥嶋は、「なぜ知らんぷりをしてOKしたかというと、それを没にすると煮詰まって次が描けなくなることが予想できたからで、本人には言っていない」と語っている。鳥山はニコチャン大王を、「最も僕の好きなくだらないキャラの代表格で、描いていて一番気楽で、どんどんくだらない話が浮かぶから個人的には最高のキャラかも」、「ニコチャン大王の話とスッパマンの話が気に入っていて、基本的にバカバカしい話が大好きなので、けっこう楽しんで描いた憶えがある」と語っている。 ニコチャン家来(ニコチャンけらい) 声 - 千葉繁(アニメ第1作、劇場版第2作 - 第4作・第11作、ドラゴンボール)、堀川りょう(アニメ第2作、劇場版第10作) 大王第一の家来。眼鏡をかけており、アニメでは地肌はオレンジ。大王と共に地球へやってきて、共に放浪生活をする。話す言葉は標準語で丁寧な言葉使いをする。命令されて宇宙船のビーム砲で火星を木っ端微塵に破壊したり、基本的には大王に忠実だが、たまにわがままに耐えられず反抗する。知的に見えるが、便器を宇宙船と間違えたり、初めて地球に降り立ったときには、大王と一緒になって野グソを珍しい石と勘違いし、記録のために背中に大きく「うんち」とメモ書きされてしまう。単純な算数の問題にも4分58秒かかる。涙もろい性格でもあり、母星に帰る希望が少しでも見えると、「大王さま…ついにわれわれは帰れるんですね…」と涙する。アニメでは宇宙船操縦の免許を取得しており、地球への2度目の再訪の際も操縦桿を握っていた。 原作での名称は「ニコチャン家来」もしくは「ニコチャンの家来」。アニメ第1作での名称は「手下」のため、名前が欲しいと言っている。 ニコチャンの妻 声 - 向井真理子(アニメ第1作・118話)、杉山佳寿子(アニメ第1作・208話)、伊倉一恵(アニメ第2作) 大王の妻で二児の母親。アニメでは地肌はピンク。赤い口紅を塗っている。 ニコチャンの子供 声 - 冬馬由美、佐藤智恵(アニメ第2作) アニメでは地肌は薄い紫色。父親を尊敬しており、地球人(アラレたち)は父親の捕虜だと信じ込んでいる。父親を馬鹿にされると激昂するが、基本的には子供らしい性格である。
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ニコチャン星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 05:50 UTC 版)
太陽系外惑星で、ニコチャン大王、ニコチャン手下の故郷の星。星の形はニコチャン大王の形である。直径約2,000メートル、人口83人と非常に小さい。ニコチャン星人は顔に手足が生えたような体で、消化器官は額の辺りにあり、頭が尻、触角が鼻、足の裏が耳という奇妙な構造をしている。ニコチャン星で乗除算は最新のコンピューターでも解けないらしく、ニコチャン大王とニコチャン家来は簡単な加減算を解くのに何分もかかっていた。また、ニコチャン星と地球では美的感覚がかなり違い、みどりのような地球人の美女はニコチャン星では不美人と認識されており、ニコチャン星における美人は口紅とハイヒールが特徴であるピンク色のニコチャン大王の姿をしている。コマッタチャンに苦められていたときは、ニコチャン大王の家族も編み笠を被って大根づくりに精を出していた。
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