ニコタッチ方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 09:37 UTC 版)
「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」の記事における「ニコタッチ方式」の解説
文字入力方式として、独自の2タッチ入力方式である「ニコタッチ方式」があり、現在はスマートフォン、NTTドコモ向け端末の一部(オペレータパック搭載端末)au向け端末およびソフトバンクモバイル端末の一部(Infineonプラットフォームを用いた機種)以外のほとんどの機種に搭載されている。P251iSで初採用された。
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ニコタッチ方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/05 14:30 UTC 版)
ニコタッチ方式(ニコタッチほうしき)とは、パナソニック モバイルコミュニケーションズ(旧:松下通信工業)製の携帯電話端末に搭載されている文字入力方法の1種である。略称は「ニコタッチ」。 2タッチ入力を基礎としているが、文字の割り当てなどが異なっている。携帯電話での使用を前提とし、かな・アルファベット・数字・記号類の採択および配置に工夫が施されていることにより、習得や入力操作が容易になっている。また、頻出する捨て仮名や句読点、さらにメールアドレスの表記等で一般的な記号類を基本の変換表に含めることで、入力モードを切り替えることなく、異なる文字種の入り混じった文章の入力が可能である。 2003年1月に発売された、NTTドコモ2002年冬モデルのデジタル・ムーバ P251iS において初採用された。これ以降、P902iより前に発売されたFOMA端末やオペレータパック搭載端末、au端末およびInfineonプラットフォームのソフトバンクモバイル端末やスマートフォンを除くパナソニック製の端末の多くに搭載されている。 パナソニックの携帯電話端末では、トグル入力方式・2タッチ入力方式・ニコタッチ方式の3種の文字入力方式が搭載されていることが多い。この場合、それぞれをモード1・モード2・モード3と呼ぶ場合がある。 最初に子音(あかさたなはまやらわ)に対応する数字キーを押し、次に母音(あいうえおの段)に対応する「12345」のキーを押して入力するのは2タッチ入力と同様だが、捨て仮名の「ゃゅょ」(拗音)や「っ」(促音)を含む場合も2回のキー操作で行う。例えば「ちゃくしん」と入力する場合、「42(ち)、84(ゃ)、23(く)、32(し)、03(ん)」と押す。これにより、2タッチ入力よりもさらにキー操作回数が減少する。 捨て仮名および濁音・半濁音は、清音入力後に続けて特定のキーを押すことで入力する。機種によって、大小の変換キーと清濁の変換キーが異なる場合と、同一の場合がある。 大小と清濁が異なるキーに割り当てられている場合、捨て仮名は、清音入力後に続けて「発信」キーを押すことで入力する。「発信」キーを1回押すごとに「清音→捨て仮名→清音...」の順に変換される。濁音・半濁音は、清音入力後に続けて「*」を押すことで入力する。「*」を1回押すごとに「清音→濁音→半濁音→清音...」の順に変換される。 大小と清濁が同一のキーに割り当てられている場合、捨て仮名・濁音・半濁音は、清音入力後に続けて「*」を押すことで入力する。「*」を1回押すごとに「清音→捨て仮名→濁音→半濁音→清音...」の順に変換される。 アルファベットや数字を入力する場合は、最初にトグル入力の割り当てと同じキーを押し、次にアルファベットは「6789」のいずれかを、数字は「0」を押して入力する。アルファベットは、1個のキーに3文字が割り当てられている場合は「789」に、4文字が割り当てられている場合は「6789」に、トグル入力と同じ順に割り当てられている。 2タッチ入力では、アルファベットは1桁目「123456」・2桁目「67890」、数字は1桁目「90」・2桁目「67890」の範囲内に押し込まれているため、その配置が記憶しづらく、初心者からは敬遠されがちである。ニコタッチ方式では、1桁目をトグル入力と同一キーに割り当てることで、キーに表示されている文字を見ながら打て、初心者にとっても習得しやすくなっている。 漢字ひらがな入力(全角大文字)モードの場合、2タッチ入力では大文字の「ABCD…」が入力されるが、ニコタッチ方式では小文字の「abcd…」が入力される。なお、文字入力後の大文字と小文字との変換は、ひらがな入力の大小の変換キーと同一である。 この入力方式の問題点としては以下のようなものがある。 パナソニック独自の入力方式であるため、いったんこの方式で慣れてしまうと、他社製の携帯電話への機種変更がしづらい。また、パナソニックのすべての携帯電話端末に搭載されているわけではないため、この入力方式を重視するのであれば、事前の確認も必要となる。 すでに2タッチ入力で慣れているユーザにとっては、ヤ行やアルファベットなどの配置が異なっているため、かえって混乱してしまう恐れがある。 全角と半角との切り替えは、ソフトキーによる入力モードの切り替えではできず、機能メニューから選択するしかない。しかし、キー操作としては2回の打鍵で可能なので、慣れてしまえばそれほどの障害ではなくなる。
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