トグル‐にゅうりょく〔‐ニフリヨク〕【トグル入力】
トグル入力
別名:トグル打ち,携帯打ち,ケータイ打ち
トグル入力とは、文字入力方式のうち、ひとつのキーに複数の文字が割り当てられており、キーを連打することで入力対象となる文字を切り替える方式である。携帯電話(フィーチャーフォン)における文字入力方式として一般的に知られている。
日本語かな入力の場合、トグル入力では各ボタンに五十音の各列が割り当てられ、連打するごとに「あいうえお」と切り替えていくことができる。英数字の場合は各ボタンに3~4文字ずつ割り振られる。
トグル入力は、連打が必要であり手数が多くなりやすい反面、規則性がシンプルでわかりやすいという利点がある。フィーチャーフォンでは物理キー(テンキー)だけを利用して文字入力を全うできる方式としてトグル入力が広く採用された。スマートフォンにおいても、シンプルでキー数が少ない(個々のキーを大きく表示でき、打ち誤りが減らせる)、かつガラケー時代からの慣れた方式として、多く利用されている。
テンキーを利用した入力方式には、トグル入力の他に2タッチ入力と呼ばれる方式がある。2タッチ入力では五十音の列と行をそれぞれ数字で指定するもので、トグル入力における連打を連打回数の入力で代替する方式といえる。やや複雑な方式ではあるが、するほぼ全ての文字を2打で入力できるため、法則性を把握して使いこなせるようになると、より素早く入力することができる。ポケベル(ポケットベル)では主に2タッチ入力が採用されていた。
トグル入力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 17:43 UTC 版)
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トグル入力(トグルにゅうりょく)とは、スマートフォン・携帯電話など、フルキーボードを持たない端末において、テンキーにて文字入力を行う方法の一種である。「トグル打ち」、「マルチタップ」、「5タッチ」、「かなめくり」、「猿打ち」などと呼ばれることもある。
トグルスイッチの動作からこのように呼ばれているが、本来の動作としてはトグルではなくロータリスイッチの動作なので厳密には不正確となる。
携帯電話のマニュアルでは2タッチ入力(ポケベル打ち)に対して「かな入力」「かな方式」と記されることもある。
概要
1つのキーに五十音の1行やアルファベット3-4文字など複数の文字が対応し、ボタンを押すごとに次の文字が現れる(トグル機構を持つ)文字の打ち方である。例えば「1」のキーを押すごとに「あ→い→う→え→お→…」という順で文字が現れるようになっている。文字の出現順を逆順にする「逆トグル」と呼ばれる機能や「大文字小文字変換」を備えたものもあり、2011年現在、携帯電話の文字入力システムとして一般的なATOK・iWnn・POBox Proは、いずれも逆トグルや大文字小文字変換に対応している。
入力方法が、2タッチ入力やシングルタップ方式と比較して単純で覚えやすい一方で、キーのストローク数は多くなりやすい[1]。
脚注
- ^ “連文節から予測変換へ - 携帯入力の次は?”. ITmedia +mobile (2003年4月28日). 2011年5月26日閲覧。
関連項目
- トグル入力のページへのリンク