スマートフォン・タブレットのかな入力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:21 UTC 版)
「かな入力」の記事における「スマートフォン・タブレットのかな入力」の解説
タッチパネルを応用したソフトウェアキーボードでの文字入力が主なスマートフォンやタブレット端末でも「かな入力」という名称の入力方式が存在するが、ハードウェアキーボードの「かな入力」とは方式などが大きく異なる場合が多い。 タブレット端末用のOSであるiPadOSに標準的に組み込まれた「かな入力」ではハードウェアキーボードで一般的なJISかな配列ではなく、仮名キーを五十音図の通りに並べた五十音順配列が採用されている。 スマートフォンのiOSやAndroidが備える「かな入力」では表示スペースの問題からテンキー型(日本語 12キーなどとも呼ばれる)のソフトウェアキーボードが使用され、デフォルトで表示されるキーは仮名五十音のうち各行の「あ」段の文字のみである。各行の「い」段以下の文字は、トグル入力またはフリック入力と呼ばれる方式で選択して入力する。特にフリック入力はスマートフォンの時代に登場したソフトウェアキーボードならではの入力方式であり、「フリック入力」がスマートフォンにおける「かな入力」の代名詞的な呼称にもなっている。 JISかな配列はQWERTY配列より多くのキーを使用しなければならないこともあり、画面が小さいスマートフォンでは標準的に採用された例はない。ただし、サードパーティ製のソフトウェアキーボードの中には極一部に「かな入力」にJISかな配列を採用したものも存在する。なお、スマートフォン・タブレットでもハードウェアキーボードを外部接続した場合は「かな入力」としてJISかな配列が利用可能な場合が多い。
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