原作とTVアニメ版の相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 09:27 UTC 版)
「アンドレ・グランディエ」の記事における「原作とTVアニメ版の相違点」の解説
原作では黒髪黒眼だが、アニメでは黒髪と深緑の瞳である。 アントワネットの落馬事件の原因は、原作と異なりアントワネットがはしゃいだことに変更された。 黒い騎士事件発生時、原作では偽物を演じる事と髪を切るのを嫌がって、オスカルと祖母に叱られたが、アニメ版では自ら髪を切り偽物を演じた。 原作では興味を示さなかったが、アニメでは新しい時代に強い関心を示しており、遠乗りと偽って僧院での勉強会に参加したりベルナールの演説を聞きに行ったりした。 原作ではアランらにオスカルが拉致された時に気も狂わんばかりだったが、アニメでは自身が勉強会に出かけてオスカルのお供をするのに間に合わなかったという事情があり、彼女が怪我をした事に対しても平然と言い訳をした。 左眼を傷つけた手段が原作とは異なっており、ベルナールにより鞭ではなく剣で切られた。 オスカルを守ろうとレニエの特別入隊命令書で衛兵隊に入ったが、アニメでは失明の恐怖と苦悩で通うようになった酒場で知り合ったアランのつてで衛兵隊に入隊した。 アランの設定が原作とは異なり、同年代の友人という関係であった。 オスカルの縁談で精神的に不安定だったのを刺激したアランの言葉に激怒して空に向けて銃を撃ったが、アニメではそういうシーンは無かった。 無理心中を図らず、ジャルジェの頼みで女性として舞踏会で婿選びをするよう父に命じられたオスカルの伴をしようとした。 左眼を失ったことで負担がかかった右眼をも失明したことをオスカルはジャルジェ家の主治医ラソンヌから聞かされ知っていたが、逆にアンドレは彼女が結核に蝕まれて喀血していることを知らずに死んだ。 衛兵隊の仲間と共に民衆から敵の目を逸らすための時間稼ぎに奔走した陽動の帰路、オスカルを狙うも彼女に返り討ちに遭った王室側の兵士の撃った弾に心臓を撃ち抜かれて夕刻絶命した。
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原作とTVアニメ版の相違点
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「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」の記事における「原作とTVアニメ版の相違点」の解説
気に入らないことがあったり軽蔑する相手などのことを話す時(ジャンヌに初めて会った時に本当のヴァロア家の血を引くか知れたものではないと呟いた時など)唾を吐き捨てる癖があったが、アニメ版では一切カットされた。 原作と小説では犬猿の仲だったジャルジェ将軍とフランス衛兵隊移動後の上司にあたるブイエ将軍だったが、TVアニメでは古くからの友人であり(第1話から登場)、オスカルお見合いへ向けての舞踏会も主催する。 アンドレに「お前も堕落した貴族と同類か? ばあやの孫でなければ殴ったところだ!」と激怒するシーンが原作・アニメの双方にあるが、原作ではアントワネットのサロンの誘いを断った時だが、アニメでは同盟の危機を自身の意地で招いたことを悔いてアントワネットがデュ・バリー夫人に声をかけることになったことでアンドレが残念だなと言った際にセリフを言う箇所が変更された。 アントワネットとデュ・バリー伯夫人のどちらかの侍女にと母親が巻き込まれた際、原作では国王の命令だというジャルジェ将軍の言葉で嫌々アントワネットにと承諾したが、アニメではなおも頑なに国王の命令であっても断ってくれと突っぱね、アンドレの必死の説得でなんとか正統なるフランスの女王たるアントワネットにと折れた。 追放されるデュ・バリー夫人や投獄されたジャンヌに対してなど、「相手を惨めにさせず、生きる希望を持たせるための嘘」をつくことがある。 デュ・バリー夫人から身の上話を聞かされたり、アラスへ出かけた際に平民の暮らしぶりを目の当たりにする等、バスティーユでの寝返りへ向けた伏線が多く登場する。 宮廷中にフェルゼンとの噂が広まりつつあったアントワネットに「フランス女王としてのお立場をお忘れですか?」と訴えた直後、彼女からの反論に遭い女心を理解できなかったことに打ちのめされるが、アニメでは河の岸辺でフェルゼンに対する片恋に涙しつつ独白する姿に変更された。 シャルロット・ド・ポリニャックが塔の上から投身自殺を遂げるが、原作ではポリニャック伯夫人の刺客に負わされた怪我で助けられなかったのを「天罰だ」と言い訳したが、アニメではアンドレやロザリーと共に他の貴族たちと同様に呆然とシャルロットが自殺を遂げるのを見つめるだけに変更された。 アンドレの左眼を傷つけたことに激昂してアンドレに制止されるというシーンは削除され、怒りに震えながらも冷静に黒い騎士(ベルナール)を捕縛した。 アンドレに強姦未遂での告白された後、自身と同じ苦しみを味わうアンドレから遠ざかり距離を置こうとした。 原作では黒い騎士(ベルナール)にアンドレの右眼を潰された時と暴徒に襲われて咄嗟に口走ったのと2回「私のアンドレ」と言っているが、TVアニメでは暴徒に襲われた時の1回に変更された。 アンドレの着替えを見て初めて彼を異性として意識して動揺するあまり怒鳴ったが、アニメではカットされた。 健康を損なって受診したオスカルがジャルジェ家の主治医ラソンヌから聞いてアンドレが失明寸前だと知り、アンドレは逆にオスカルが結核に蝕まれていることを知らぬまま絶命した。 原作ではヴァイオリンを弾くが、アニメではクラヴサンを弾いている。 原作ではバスティーユに白旗がたなびくのを目にして絶命するが、アニメではアラン達に砲撃の命令を出しながらバスティーユ陥落の1時間前に落命。運ばれた路地裏にはロザリーの他、毛布を運んで手当をする近隣の住人、死を看取る医師などの姿が描かれている。 後のフランス皇帝ナポレオンと会うことがなかった。 臨終の言葉が「フランスばんざい」だった原作とは異なり、さよならの意味の「アデュー」だった。
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