南野小学校6年1組
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「まじかる☆タルるートくん」の記事における「南野小学校6年1組」の解説
5年生時から同じクラスメイトである。 大綾真理(おおあや まり) 声 - 鶴ひろみ 5年生の時から本丸のクラスを担任する教師。連載開始時点で23歳(本丸たちの卒業時点で24歳)独身。料理が得意等、大人の女らしい内面も持っているのだが、強気で男勝りであり、恋人はいない。しかし、浪速と早稲田からは好意を持たれている。柔道4段に空手と剣道3段の達人。違法改造オートバイで通勤し、白バイ警官に補導されてしまうこともしばしば。女子バレーボール部では顧問を務めている。 情熱的でエネルギッシュで生徒に対して厳しい態度で臨み、教育方針は過激で熱血的(生徒からは怖がられている描写がある)である。「“力の限界に挑戦する”、これが私の目指す真の教育」と自らの教育理念を語っており、本丸が原子と揉め事を起こすたびにスポーツによる勝負で決着をつけさせようとする。相撲やボクシングの歴史を詳しく知っているなどスポーツに関心が強い。また、スキーやサーフィンを軽々こなすなど、武道以外のスポーツも得意。体は引き締まっており、自宅ではダンベルを使ってトレーニングしている描写が存在する。合宿の風呂場ではスタイル抜群の裸体を披露し、女子生徒から羨ましがられていた。既に述べたように生徒に対して厳しく、日常生活においても、遅刻、宿題忘れ、掃除サボり、無断欠席等の問題行為に対しては、厳しい体罰(脇に抱えての強烈な「お尻ペンペンの刑」)を与える。素手でなくラケットでこの体罰を行ったことがある。この必殺技を食らった生徒は尻が倍に腫れあがる。本丸やライバー、邪馬がよく尻を叩かれていた(修行後の本丸はあまり尻叩きで痛がらなくなっていた。そのため以後、彼を罰する際には素手では叩かなくなる)。描写は少ないが伊知川と原子も叩かれたことがある。伊知川はかなり痛がっており、原子はあまり痛がってはいなかったが、恥ずかしさで怒った。その他にも本丸と原子は休み時間が終わっても教室に戻らなかったことがあり、その際には強烈な拳骨を二人に浴びせている。いきなり1日の授業を潰して野球大会をやることをにしたり、体育の時間に砂場でビーチバレーを始めるなど、気まぐれな一面もある。 本丸とタルが自宅に来た時はテスト勉強を教えて食事まで出して心配させないように保護者に連絡入れる一面もある。 作中で原子にとっては数少ない頭の上がらない人物である。一般的なマンションに一人暮らしをしていたが、前述のように呪文で呼び出した縁で、ライバーと同居することになった。 タルるートの母にどことなく似ているからか何度か甘えられており、母性をくすぐられる処があるのか本人もタルの事は気に入っている。また魔法アイテム・いんがリングGの作用とはいえ、本丸とも一緒に入浴したことがある。 立派な胸の事を本丸に褒められた際は「女性の胸は母の象徴」と返しているだけはありタルに母親を思い出して胸を吸われた回数は3回と作中最多。他に河合、伊知川が選べる状況でもタルは全く迷うことなく大綾に向かっている。ただタルが人形サイズやお湯の状態であったため何が起きたかよく解らなかったり、吸われている間タルをだっこしたままぐっすり寝てしまったりで実は何回も胸を吸われている事に作中終始気付かなかった。また職員室での出来事で大綾側に余裕がない1回目、タル側に時間的に余裕がない2回目とことなり、自宅の風呂という事でかなり長い間そのままだったのが会話から見て取れる。アニメで描写された際は3回目の湯船で抱っこしている回のみ状況に気付いているが黙認しており、脱衣所の異変に気付き立ち上がったためほぼ一瞬の出来事になっている。 河合伊代菜(かわい いよな) 声 - 冬馬由美 本丸が惚れている本作の中心的なヒロイン。名前の由来は「可愛いよな」である(単行本の人物紹介より)。11月23日生まれのいて座。アニメ版のみの設定で血液型はB型。やや、たれ目がちだが、女らしく、美人。大金持ちのお嬢様で豪邸に住んでいる。服装は、ほぼ例外なくスカート。パンツスタイルの時は稀。顔付きや胸の大きさは大人びているが、背丈は周りの小学生と同じ程度。クラスの中でとても賢くて、学業成績は優秀で運動も得意。バレーボール部に所属し、スパイカーを担当。バレーボールの試合でタルの魔法を使ったインチキをしたことがあるが、その際に躊躇している様子もなく、魔法で自分の体がバネのようになったことを喜んでいる。細身に似合わず怪力の持ち主でもあり、パニック状態に陥ったり、怖がったり喜びの余り興奮すると、本丸達を気絶させてしまうほど、締め上げてしまう事も。「普段は大人しいのに、スポーツになると熱くなる」と伊知川は述べている。心優しい性格で普段の振る舞いは親切ではあるが、相手や状況を問わずに親切にする、俗に言う八方美人的な側面があり、無気力にその親切心を利用されることもある。また、本丸の度の過ぎたセクハラまがいなスケベな言動や悪戯に怒り出す時も度々ある。争い事などが起きると、状況を問わずに制止に入る。本丸は小学校卒業後も伊代菜の「喧嘩をしないで」という言いつけを守ったがために、進学先の蛮野中学で番長グループに目を付けられて喧嘩になった際に、一切の暴力を使わず、結果的にタコ殴りにされるはめに遭う。消しゴムに名前をつける等、時折、変わったお茶目な行動も見られる。累とは親友で、よく一緒に行動している。密かに本丸に好意を寄せていると思われる描写が多く、卒業時に本丸にキスをしている。小型犬を飼っており、時折、散歩している姿が見受けられる。 母親の言い付け(女は見られて綺麗になるもの、という持論を持つ)で、際どいヒモ水着やセクシーなスケート衣装など、露出度が高く過激な服装が多い。卒業後は私立中学に進学した。卒業後の進路を直前まで明かしておらず、同じ中学に通う空想をしていた本丸はこのことでショックを受けている。 基本的に名前で呼ばれており、名字で呼ぶのは早稲田と座剣邪寧蔵くらいである。 伊知川累(いじがわ るい) 声 - 杉山佳寿子 名前の由来は「意地が悪い」である(単行本の人物紹介より)。原作では2巻からレギュラー入りするが、アニメ版では一話目から登場している。いつも頭に大きなリボンを付けている。河合に比べると活動的な服装が多い。その名の通り意地が悪い少女である。学業成績は河合には劣るが原子には勝るとも劣らない優等生。本丸に対していじめ同然の度を超した悪戯や嫌がらせを頻繁に行っている。意地悪発生は、河合と本丸が仲良くしている時や、本丸が河合へ一方的に想いを寄せている場面などであることも多い(イジメの動機は幼少の頃、本丸に想いを突き放された腹いせで意地が悪くなったため)。本丸を徹底的にいじめて、その報復でわらわらくんで体をもて遊ばれたことがある。ホルモンガ―を使われて男にされたこともあるが、その際は男の強権を行使するなど、全く落ち込んでいる様子はなかった。 悪知恵が働き、遅刻した際に仮病を使って演技をし、大綾を騙して尻を叩かれることを免れた。遅刻の本当の理由は「漫画を読みながら登校したから」である。この日は本丸も遅刻していたが、大綾に尻を叩かれた様子。かなり口達者で、本丸の10点の答案を盗み「拾い主には1割の御礼をすると法律で決まっている」と述べ、答案の上から1割にあたる範囲を切り取るという洒落の効いた嫌がらせをしている。悪知恵が働き、口達者な上に気も強いので、口喧嘩は、かなり強い。しかし、本丸に助けられた時は、頬を染めたり、涙ぐんだりする等、素直で女らしい一面を持っている。時折、男口調になったりと口が悪く、勝気な性格のため、本丸いじめという共通の利害がある男子(原子や邪馬、寧蔵等)に対しては悪態をつくこともある反面、女子に対しては素直で親切な一面を持つ。本丸が予防接種の時に泣いている写真や水恐怖症で水泳の時間に泣いている写真を肌身離さずに持っており、この理由は「だって、あたし、本丸君のこと好きだもん」とのこと。話が進むにつれ、特訓で数多くの競技を極めた本丸の姿を見て次第に認めるようになる。前述のように呪文で呼び出した縁でミモラを居候させている。作中の大多数の人物がミモラの大泣きを恐れているが、伊知川だけはそのような事態を全く恐れておらず、非常に気が強い。口達者であることを生かして、ミモラを騙して魔法を使わせたり「家から追い出す」と脅して魔法アイテムを使わせて、本丸に大掛かりな嫌がらせをしたことがある。比較的、立派な一軒家に住んでいる。本丸・じゃば夫と同じ公立の蛮野中学校に進学(3人は幼稚園・小学校・中学校と同じ学校に通う幼馴染の間柄)。河合同様、バレーボール部に所属しセッターを担当。河合とは性格は正反対だが仲が良く、二人で行動していることが多い。二人の会話の内容はほとんど描かれなかったが、「好きな男子のタイプは?」というお題で詳しく描かれたことがある。その際に伊代菜は伊知川の発言にひたすら同調するか、定型文のような内容を繰り返すだけの無個性な応答をしており、途中でそのことを伊知川に突っ込まれた。 本丸を庇ったり同調することもある。本丸が「原子の顔がムカつくから鉛筆投げつけた」発言に対して「原子の顔は授業中でもムカつくのは分かります」と同調して原子に殴られている。 父は海、母は唯(ゆい)。小2の弟・武伊(ぶい)(声:佐藤智恵)がいる。弟は活発で貸したウォークマン(ヘッドフォンステレオ)を壊されたり、お気に入りの服を汚されたりと、手を焼いている様子。 基本的に名前で呼ばれる事の方が多い河合とは対照的に名字で呼ばれる事が多く、名前で呼ぶのはタルと河合くらいである。 原子力(はらこ つとむ) 声 - 堀川亮 5年生の時に転入してきた。アニメ版では転校して来た際に大規模なパレードを行った。名前の由来は「原子力」である(単行本人物紹介より)。日本中の電気を管理する原子電力会社の社長の息子(アニメ版では原子財閥総帥の息子という設定で“原子財閥の御曹司”と触れ回ることが多い)。原子力(げんしりょく)推進委員会・児童向広報企画室長。河合以上に早熟で、大人びた長身と老けた顔をしている。作中で老け顔を指摘されることも多く、実は本人も気にしている。その顔と親の権力を利用して、自動車を無免許で運転している。無免許運転については「老顔の特権で、バレても父親に頼んで揉み消し」とのこと。描写は数回しかないものの、河合家以上の大豪邸に住んでいる。長身、筋肉質、大富豪、成績優秀な上にずば抜けた運動能力の持ち主で、その上あらゆる文化系競技の達人でもある。河合に惚れているため、同じく本丸にとって最大のライバルにして驚異となる存在。エリートの中のエリートだが人格面にはかなり問題もある(後述)。 相当な自信家であり、プライドが極めて高く、かなり傲慢で横暴、横柄で基本的には河合と大綾以外は見下したような態度を取ることが多い。また、様々な大会の少年部門でチャンピオンに輝いており、それらの実績を毎回のように自慢している。大会の詳細は一度も明かされたことはないが、実際に本丸たちの前で異次元といっても過言でない能力を発揮しているので、超人的な小学生であることは確かである。転校初日には大綾を「美しいお姉様」と呼んで叱られたので、それ以降は「ビューティフル・ティーチャー」で通している。なお、この呼び方をしているのは原子だけである。本丸、邪馬、両口屋、伊知川、河合の6人で行動する機会がそれなりにあるが、本丸や河合との会話ばかりで、邪馬、両口屋、伊知川との会話はあまり存在せず、殆ど眼中に無いに等しい。前述のように、振る舞いや態度にかなり問題があるため、原子の存在を不快に思っている同級生も多い(その事実を顕著に示す例として、本丸に「原子の顔はムカつく」発言に伊知川も同調している他、サッカー対決の時には、はっきりとそう発言されている)が、バレンタインでチョコを数多く貰うなど女子からは人気がある。学業成績は河合次ぐ好成績 で伊知川とほぼ互角の優等生。ナルシストな面も持ちあわせており、表向きにはキザで嫌味。その反面ぬいぐるみが無いと眠れないという子供らしい一面もある。また、常に相手が触れる事無く勝利を収めたという完璧過ぎる実績から、「打たれ弱くなってしまっている」という弱点を持つことになったが、ボクシングで本丸に負けてからは自らの肉体を痛めつける特訓を繰り返す事で、この弱点を克服した。 一度、本丸に敗れてからは一方的にライバル視するようになり、作中では幾度となく本丸と揉めて「○○で勝負だ!」が定番の流れとなっており、ボクシングや相撲等で度々対決するが、修行をした本丸に悉く敗れている。そのため、卒業を控えたある日、特訓後の本丸に勝ったことがないことに気付いて実はそれが劣等感になっており、打倒本丸のために特訓をして最後の勝負を挑んだ。本丸とのタイマン勝負で勝ったのは卒業を前にした「学校一決定戦」のみ(ただし、団体戦においては雪合戦で本丸側のチームを窮地に追い込み、本丸は降伏し、敗北を認めて原子を中心としたチームが勝っている。また、ビーチバレーでライバーと組んだ時は、本丸とタルのペアに反則なしで勝っている)。極度の負けず嫌いで、負けることを何よりも嫌うが、アニメ版の設定では実は最も嫌いな物はビンゴであり、「負けることはビンゴの次に嫌いなんだ!!」と語っている。だが、本心ではそんな本丸を最大の友として認めていて、終盤には転校してきてからの2年間は楽しかったと発言している。座剣邪寧蔵との団体戦では本丸と共闘しているが、本丸いじめという共通の利害がある、邪馬・両口屋・伊知川とは共闘したことはない。 本丸との勝負を控えた時には、実家の財力と科学力を駆使して徹底的に己を追い込み鍛え直し、本戦では正面から堂々と立ち向かうが、旗色が悪くなると卑怯な手段を使ってくる。また、ボクシングの対決を控えた時は世界ヘビー級王者のマック・タインソを専属コーチにつけ本格的な特訓を行った。相撲の対決を控えた時も千代の富士を専属コーチをつけ、同様に厳しい特訓を行い、小錦以上と評される。本丸とのタイマン勝負以外では卑怯な手段をとることも多々ある。マラソンでは勝つためには手段を選ばない卑劣な行動をとった(数々の卑劣な策を弄して本丸に勝とうとしたも、最下位に終わった)。また、野球勝負も本丸とタルの給食に下剤を入れるという卑怯な手段をとった。本丸とサッカーで揉めた時にも、わざと本丸の体に蹴りを入れ、それを偶然の事故だと言い張るという卑怯な行動に出た。世界ジュニア雪合戦最優秀参謀に選ばれており、アニメ版では同賞のバッジを服の裏側につけている。野球の本場アメリカのニューヨーク・ヤンキースの練習に3年間参加し、チーム内紅白戦で先発完投型投手として活躍、打撃面では打率7割を記録した。相撲とビーチバレーはインチキしなかったほか料理対決では潔く負けを認める。 女性に対しても暴力を振るう。本丸に同調した伊知川を殴っている。 サッカー対決で負けた際、勝者の言う事を1つ聞くでは、河合に「みんなと仲良くして」と言われたので多少なりとも協調するようになった。 タルの魔法を知った際、本丸が自分との対決で、タルの魔法を使った反則で勝利していたと思い込み、彼を見損なうが、邪馬の叱責や、決して座剣邪に屈しない本丸の姿を見た事で、思い直した。様々なスポーツを極めているが、相撲については未経験で、本人曰く「肥満児の頂点などこの俺様が極めるに値しない、俺の美学に反する」とのことだったが、特訓し、本丸と共に太ってしまう。 大金持ちのため財力を振りかざすことも多い。タルの魔法で出した料理人と勝負する際には、世界中から一流の素材を惜しみなく集めた。選挙大会の際には、自分に投票させるために、自社の特製計算機を無料でクラスメートに配布している。前述したリアの魔法で作ったゲームのことで客から返金を求められた際には、全額立て替えている。 「学校一決定戦」までは、全て自分の力でこれまで何でもこなしていたと思い込んでいたが、本丸との対決を通じて自然の力を借りていることに過ぎなかったことに気づき、調和できるようになった。 「小6と言えば12歳、12歳はもう大人」という理由で豪華な一戸建てで一人暮らしを始めようとしたが、引っ越しの手伝いに来たタルが、滑って転んだ際に6億円の坪を割ってしまう。さらにミモラの魔法で作った、ロボットに家を破壊され、一人暮らしの計画は水の泡と消えた。 卒業後は私立中学に進学したため中学生編は当初は登場しなかったが、最終回には再登場し、他のメンバーと同様にタルのことを覚えていた。 河合や江本丸恵に惚れているが、ホルモンガーを飲んだ自分に惚れた事もある。 邪馬じゃば夫(じゃば じゃばお) 声 - 塩屋翼 乱暴者で問題児でガキ大将。名前の由来、及び人物のモデルとなっているのは『スター・ウォーズ』に登場するジャバ・ザ・ハットである(単行本・質問コーナーの回答より)。学業成績はクラスの最下層でアニメ版では本丸と共に「0点ブラザーズ」と呼ばれている。早食いのスピードは超絶である。大柄で肥満体型の持ち主であるが腕力はあり、ソフトボール投げ(アニメ版では砲丸投げ)、相撲など重量やパワーを要する競技が得意で、実は器用で家庭科も得意。しかし、それらの得意な競技でも、魔法特訓以前の本丸には勝っているが、原子には遥かに劣っている。原子の転校初日に体育の時間に行われたソフトボール投げでは、自信満々で勝負に挑んだものの、惨敗。原子は転校初日からじゃば夫を見下しており、じゃば夫も、それ以降は原子を意識することはなくなり、その後は両者が直接敵対するようなことは相撲や絵で対決した時など一部を除いてはなくなった。 「番長」と認識されているが、原子や寧蔵の存在によって番長としての存在感は薄くなった様子。また、自分より遥かに強い者(原子や寧蔵や修行後の本丸など)に対しては恐れをなす描写も多くあるなど根は臆病で小心者であり、アニメ版ではそのことが顕著である。バリバリのいじめっ子気質ではあるが、さり気無く友達思いの面もある。当初は本丸をイジメていたというイメージがあるが、実際は基本的には本丸とは仲が良く、一緒に楽しく遊んでいた時もあり、「本丸はああ見えて根性はすごいんだぜ」と認めている節も時折見せる。また、タルの魔法を使った猛特訓(ボクシングの特訓)に身をもって体験した際にも、そのあまりの過酷さに直ぐに根をあげるなど本丸のような根性はなく、成し遂げた本丸に驚愕している。自宅は標準的な一軒家だが、風呂がないのか、銭湯通いである。年の離れた幼児と思われる弟がおり、学校ではガキ大将だが、弟に対しては優しいと思われる描写がある。 中学生編では、幼友達として、良き女房役として、本丸と同じ学校に登下校を共にし(途中でいつも累が合流)、基本的にいつも一緒に行動している。幼稚園から中学一年までずっと本丸と同じクラスに在籍。中学生篇では本丸のとばっちりを受け、本丸と共に凄まじいイジメにあうようになった。その際にタルを呼び戻そうと提案しており、しっかりと覚えていた(他のメンバーも最終回で忘れていなかったことが判明)。 読み切り版での特技は「埼玉拳」(相手の体を標的に埼玉の市町村の位置に合わせて拳を打ち込む。本人曰く「正義の鉄拳」)。この技はアニメ版でも再現された。本丸の回想では、「神奈川拳」も使っていた。また蹴り技に合わせて「あいうえおかキッ〜ク!」と叫ぶ。 祖父と母と弟の4人暮らし。母(声:青木和代)には、じゃば夫は頭が上がらない。一方、祖父はじゃば夫にとっては優しい。番外編『まじかる☆りあねーちゃん』には彼の先祖が登場する。 両口屋是清(りょうぐちや これきよ) 声 - 浦和めぐみ じゃば夫と一緒にいることが多く、腰巾着のような位置関係。選挙大会の時の触れ込みによると「ケンカが弱く、金もない、女にモテない」とのこと。誰に対しても常に敬語で話し、一見、礼儀正しい性格のように思えるが、「国語が得意で、中でもことわざに自信がある」と明言しており、さまざまなことわざ・慣用句を利用した嫌味を吐く毒舌家で日常会話でも、ことわざ・慣用句を多用し、本丸を言葉の暴力でいじめて、精神的に陥れたことがある。しかし、後日、実話っかを首につけられ、ことわざ・慣用句を多用し、酷い目に遭わされ、返り討ちにされている。いつも、じゃば夫のそばにおり、彼に同調してばかりなので、存在感は薄いが性格は歪んでおり、大事な思い出の品を本丸に壊された時には豹変して仕返しとして奴隷のように扱った上に自分の足を舐めさせようとした。また、揉め事が起こると有利な側にあっさり寝返ったことがある(本丸が強くなってからは、本丸に寝返ったことがある)など、卑怯者であったりする。アニメ版では本丸が原子と勝負事を行ったり、何らかの大会が開かれるたびにアナウンサーを務める。口が上手いため、アナウンスの腕も立つ。実は卒業前に行われた学校一決定戦の覇者である(本来対決するはずだった原子が本丸に勝利したことを祝うパレードに出席したため不戦勝扱いとなった為)。 卒業後は本丸たちとは違う中学校に進学したため中学生篇では当初は登場しなかったが、最終回では再登場し、蛮野中の荒れようを聞いて同じ学校に行かなくて良かったと安堵していた。また、身長も伸びていた。 名前は『両口屋是清』より。 座剣邪寧代(ざけんじゃ ねえよ) 声 - 堀江美都子 6年生になってから転入してきた通産省高級官僚の娘。小学生にもかかわらずたばこを吸い、机の中には凶器や爆薬などを仕込み、黒の過激な下着を身に付けていたこともある。伊知川よりも相当、口が悪く、かなり硬派な男口調で話す。「ざけんじゃねえよ!」が口癖。特技はけん玉で目に見えないほど凄い速度で操ることができる。けん玉の中に刃物を仕込んでおり、喧嘩の際に刃物入りのけん玉を武器として使用する。不良を気取っているが、6歳の時に母親を亡くし寂しい思いをしたことがグレた要因の1つとして作中で取り上げられている。時折、性根は優しく、女らしいと思われる描写も見られる。転校してきた当初は、排他的な態度をとっていたが、本丸とタルに関わっているうちに、素直さを見せるようになってきている。本丸が寧蔵との勝負に勝った後に亡くなった時には号泣していた。住まいは、双子の兄と高級マンションに二人で暮らしている。 年下の子が不良高校生にカツアゲされているのを見兼ねて助けようとして返り討ちにあったが、本丸との特訓で不良男子高生を全員倒している。 アニメ版では、原作に登場しない話にも登場する等、原作よりも出番が増えている。 無気力(むき つとむ) 20番。無気力な少年。アニメ版には未登場。クラスメートでさえ気づかないほど存在感が薄く、極めて無口で暗く、ほとんど言葉を発さない。原子からは名前が同じことを嫌がられており、「ムッキー」と呼ばれている。タルの魔法の存在によって悪い影響を与えてしまった一人でもある。 母親に甘やかされて育ったため、その名の通り何をやっても無気力になっており、歩く事はおろか、トイレを流す事すら、自力でやろうとしない。相手にしなければ基本的には無害であるが、その本性は極めて陰湿かつ悪質な上に卑屈で執念深いと、非常に危険な思考の持ち主で、弱い立場である事を盾にしては、他人を平気で利用する。 本丸やタルと関わり魔法の存在を知って以降は、タルが無邪気なのをいいことに、彼をよく利用するようになる。タルが味方につくと急に強気になって傲慢な態度をとり、次々に魔法を催促する。タルの魔法で力をつけると人が変わったように威張り出して調子に乗るが、魔法がきれると、また狡猾に弱者を演じる。このあまりにも卑怯な性格の為、本丸達からは非常に嫌われているが、他人に甘過ぎる河合だけは彼に好意的。本丸同様、河合に密かに恋愛感情を持っているが、本丸が積極的に河合と交流するのに対して、ムッキーは一度もアクションを起こしたことがない。体育の時間に河合のブルマの股間の部分を凝視するなど、本丸の淫らな妄想より下品だとも言える。 本人曰く、趣味は「ペットを可愛がること」らしく、自宅の部屋には様々な種類の動物が檻に入れられて飼われている。これらの世話をしているのは母親であり、無気がねだって、母が動物を買ってきたようである。世話を一切していないだけに留まらず、普段の鬱憤を晴らすかのごとく虐待を繰り返しており、ペットからは非常に嫌われているが、自覚は皆無である。作中における最新のペットはタヌキ であり、凄まじい虐待を行っている。その内容は、ぬいぐるみと見立てて服を着せてリボンをつけ、毛をズタズタに切りまくる。熱湯の入った洗面器に無理矢理入れる。散歩と称して縄をつけて、車で引きずりまわすなどであり、残虐極まりない。「得意技南野小で一番は誰だ決定戦」では、ペットの蛇を武器にしていたが、この蛇からも同様に嫌われており、反抗されて締め上げられてしまった。しかし、前述のタヌキについては、故郷の山へ帰された後「存在感が薄い」という彼の特性を活かした処置で種族ごと保護された。
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