特命捜査課・刑事とは? わかりやすく解説

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特命捜査課・刑事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:26 UTC 版)

特捜最前線」の記事における「特命捜査課・刑事」の解説

神代 恭介 演 - 二谷英明(第93話 - 第96話、第99話 - 第109話は未出演。) 刑事25年警視正城南警察署捜査二課警視庁捜査第一課丸の内警察署長、警視庁捜査第二課長、警察庁捜査課長、警察大学校教官などを歴任したのち、新設され特命捜査課課長に。自らの命令絶対で、背いた刑事には容赦なく雷を落とす。その妥協見せない捜査姿勢から「剃刀かみそり)の神代」の異名を持つが、部下からは「四角ダルマ」と陰口叩かれることもある。正義感強く相手が誰であろう犯罪許さない性格で上からの圧力政治家など)にも動じない気迫を持つ。自ら捜査現場に出ることも多くメンバーからの信頼も厚いが、その部下不祥事起こした際には査問会側に立つなど一定の距離を置く一面もある(立った上で他の刑事問題解決ヒント与え役回りである)。番組開始当初は娘がいたが、その娘夏子暴力団組長という裏の顔を持つ男に射殺されるという悲劇直面、妻も神代のかつての部下蒸発していた。家族について言及することはないものの、第87話の女流画家(演:小山明子)や第424話での会社社長(演:ハナ肇)との会話の中で、自身職務一辺倒姿勢夫人蒸発や娘の死へとつながった後悔の念を吐露している。その事件に関与した暴力団単独襲撃したり、メンバーの心配をよそに無謀な捜査行ったりと、気性激し一面持ち合わせている。煙草は赤ラーク(第51話)。基本的に劇中での一人称「私」だが、長坂秀佳塙五郎などの脚本回では「俺」石松愛弘脚本回では「僕」なども使っている。最終回警視庁新設され特命捜査部の部長就任する。なお二谷休養中番組三年目突入オープニング大幅にリニューアルされたが、神代紹介シーンのみ二年目オープニング映像流用加工したものとなっている。 一見冷徹職務優先指揮官装っているが、第78話では捜査上の過程接近したために夫を失ったレストラン経営者(演:野際陽子親子のために捜査打ち切り決断したり、津上、吉野の両刑事殉職には相当心を痛めていていたようで、反発を買いながら潜入捜査続行させた津上の最期間際には「お前の命が何よりも大事だ」と叫び片や吉野に関して父親に「私にとっても手の掛かる可愛い)息子でした」と評している。 また、最終盤のオープニングから江崎を除く、特命課全員これまでの刑事表記から「警部」など、個々階級字幕テロップ入ったものに変更されたのに対し神代のみ番組開始から、最終回まで「神代警視正」の表記だったが、番組スタート前の番組宣伝では、唯一神代刑事」と表記されている。 桜井 哲夫 演 - 藤岡弘第1話 - 第52話・第103話 - 第509話、うち未出演回多数。) 設定では城西署外事課警視庁スカイポリスなどを経て特命課配属とされている。初期位置づけ特命ヘリ用いた空中捜査担当警部だった。その当時単独捜査多く神代からしばしば激昂されることもあったが、次第特命課No.2としてのポジション確立していく。不言実行型で考えていることを今一周囲理解されないこともあるが、基本的にはやはり他のメンバー同じく人情派である。父・正規弁護士法曹界大御所長兄修一郎は判事次兄道夫弁護士というエリート一家生まれる。父親は非常に厳格な人物2人の兄が大変優秀であったため、末っ子哲夫に対してとりわけ厳しく教育する。そのため彼は幼少時から劣等感の塊であり、それが父親への反発心につながって警察官志すことになった捜査過程で父が介入してきた際には、反抗期少年のような不貞腐れ態度をとるなど、普段の姿からは想像出来ない一面垣間見せたこともある。第52話国外逃亡した外国人容疑者続行捜査という形でワシントン日本大使館派遣され、それから程なくして異動したニューヨーク市警(この時は国際警察に籍を置いていた)で親友刑事の家族射殺される事件遭遇。その復讐のために彼は手段を選ばない悪徳刑事変貌する。結果として国外追放処分となり事件と深い繋がりのあった容疑者追って帰国同事件を捜査中の特命課遭遇し確執の末、警部補降格という形で復帰それ以降特命課陣も手を焼くほどの犯人上げるためには手段を択ばない荒くれ刑事となる。船村ほどではないものの、事件関係者から罵声や憎言を叩かれることもままあるが、自らの行動発言一切言い訳をしない態度船村から一目置かれている(第114話「サラ金ジャック射殺桜井刑事!」)。 特命課復帰当初人情派の理論派の紅林とは捜査方針巡り衝突することもしばしばであったが、後に打ち解け荒くれぶりも形を潜めシリーズ中盤以降と共に神代支える。荒くれ者のようでも強い正義感健在銀行強盗女性辱めた際には激高して射殺している。被害者である女性庇い査問会で全ての罪を被ろうとしていた桜井だが(女性に対して威嚇するように真実証言遮っている)、皮肉にもその時桜井救ったのはによる真実捜査証拠であった。他にも赴任する前に神代の娘・夏子殺害された際に暴走し独断行動行っていた神代代わり特命課仕切っており、指揮能力も確かで優秀な刑事であることは間違いない空中捜査担当というポジションだが、復帰後のオープニングで漁船ボートなど、船上岸壁沿いのシーンが多い。 服装ノーネクタイ皮ジャンか派手めな柄の背広が多い。煙草時期によってハイライトモアキャビンなどを吸っていたが、番組終了直前には禁煙パイポ愛用している。これはスポンサー禁煙パイポメーカーがいたためである。最終回特命捜査管轄特命第二課課長就任した船村 一平 演 - 大滝秀治第1話 - 第128話・第170話 - 第430話、うち未出演回多数。第499話・第500話) 大正14年6月6日生まれ新潟県出生東京都出身刑事生活40年ベテラン警部補神代とも数十年の付き合いがあり、彼をはじめ、特命課メンバーからは「おやじさん」と呼ばれている。気性が荒い揃い特命課スタッフ中でも最もその傾向強く、「犯罪立証することも大切だが、残された者のためには時として目を瞑ろう」という思想持ち主である。そのために事件性関係していても「どうして、あの娘そっとしておいて上げないんだ」などと他の刑事くってかかることも多数一方で相手境遇知りつつもそれに付け込んだ捜査を行うことから、娘の香子は勿論事件の関係者犯人家族からは憎しみ悲しみ捌け口にされることも少なくなかった。ただ、同僚刑事たちからは絶大な尊厳得ており、紅林からは「おやじさん辞めるなら自分辞めます」、叶からは「僕はおやじさんみたい(な刑事)に成りたいんです」、滝からは「おやじさんファンなんです」とも称されている。 家族妻と子供二人いたが長男秀平6歳他界、妻の香代1979年に癌に侵され、その看病のために刑事辞職し、妻の郷里飛騨高山旅立つ。妻の他界後は東京戻り、娘の香子と共に妻の名を冠したビーフシチュー店を経営していたが、その従業員関わった事件神代再会し彼の説得特命課刑事復職することとなる。刑事戻ってからは娘の駆け落ち、その夫の死不幸な経験繰り返したのち、自身心臓病悪化刑事の職を続けかどうか苦悩した末、ドクターストップがかかり1985年刑事を再び退職する。 再退職後は倉庫作業員として働いていたが、自分事件証人として訪ねてきた桜井拒絶する一方で、全く面識のない西岡刑事尋問に対してはあっさり自白するという謎めいた行為見せている。 神代をはじめ、特命捜査課刑事たち部下後輩を呼ぶときは基本的に呼び捨てであったが、船村だけは基本的には「○○君」と君付け相手呼んでいた。階級上であるに対して船村の方が年齢上であるために「君」と呼んでいる。なお、船村メインとしたエピソード脚本塙五郎が特に多く手がけており、船村退職した第430話をもって、塙も番組降板している。 高杉 陽三 演 - 西田敏行第1話 - 第105話、うち未出演回多数。第351話) 東北出身巡査部長妻と娘との3人暮らし兄弟については「12兄弟の貧乏農家の倅(第7話)」、「末っ子第36話)」、「8人兄弟三男(第105話)」と一定していない。当初神代捜査方針によく陰口をたたくバイタリティー志向刑事だったが、キャラクター次第涙もろい人情刑事へとシフトしていった。所轄係長への栄転という形で特命課を去るが、その後、津上がやり残し事件の捜査協力そのとき保護観察官転身していた。悪気はないのだがいつも一言多い性格で、橘をつけたり真面目な津上などから反感を買ったこともある。特命課では数少ない妻子ある刑事だが、妻との間で仕事家庭巡って対立したりするなど、家庭持ちならではの悩みもある。基本的にブラウンスーツ着用しているが、他にベレー帽チェックコートの他、スーツにショートウエスタンブーツを合わせたりと、お洒落な一面もある。主な活躍では電車内いざこざで、暴行され死亡した父親敵討ちとを、その息子誓い犯人検挙しているが、腕っぷしの強い犯人柔道技で圧倒しており格闘能力も確かである。演ずる西田スケジュール都合上、第55以降欠場することが多く後姿シーンなどはスタッフ代役務めたこともある。最終的に他の出演者西田スケジュール合わせて収録することに対して申し訳ない感じた西田自身降板申し出たとなった吉野 竜次 演 - 誠直也第1話 - 第435話、うち未出演回多数。) 佐賀県出身で、浅草所轄から特命課配属され叩き上げ巡査長性格猪突猛進直情径行型。課内では桜井と並ぶ武闘派存在で、古巣浅草では吉野の名を知らない者はモグリと言われるほど。直情的ゆえに正義感も強いが犯罪者に対して容赦ない一面もある。それゆえ湿っぽい捜査活動への鬱憤から帰国直後桜井非情な捜査方針メンバー唯一共感したりしていたが、特命課としての年数重ねるうちに次第人情味あふれる刑事へと変化していった。叶と同じく父親愛人に産ませた子供で、その出生境遇から父親には複雑な心情抱いているが、その父親設定には矛盾があり、第18話では元水道局職員すでに他界していることを語る一方で、第96話、第220話では吉野が父を気にかける様子描かれている(後者ラスト吉野帰省)。さらに第334話では断絶態となっている。また学歴でも、高校所属した部活動ボクシング部64話)、水泳部(第120話)、ラグビー部(第185話)と話によって違い、第435話では無学発言もしている。煙草第34話ではチェリー吸っていたが、第133話ではモア吸っている描写がある。出世欲がなく、捜査かこつけて昇進試験すっぽかしたりすることもあったが、第405話で巡査部長昇進。第435話の拳銃事件殉職後は二階級特進となって警部に。享年30。なお、演ずる誠は吉野殉職後に第499話と第500話に「吉野にそっくりな暴力団員」の松田治役でゲスト出演している。 津上 明 演 - 荒木しげる第1話 - 第147話、第351話) 警察大学卒業したばかりの巡査長当初エリート意識を鼻にかけた新米刑事として描かれていたが、次第情熱的な若手刑事シフトしていった。事件大小に関係なく捜査情熱燃やし、特に子供には優しく小さな約束からも事件解決積極的に取り組んだ感情的になることも多く神代にも噛みつくことも多々あった。両親既に他界しており、幼いころから妹のトモ子(演:牧美智子立枝歩)と二人で懸命に生きてきた。大学時代ラグビー部所属特技ドラムを叩くことで、第90話、第146話などそれが生かされるエピソードもあった。煙草マイルドセブン第57話)。同僚警官女性の「下着泥棒事件冤罪かけられた際には、同僚罵倒するマスコミに対して「あんたたちは、一度でも女を抱きたい思ったことはないのか?僕は道行女性見て押し倒したい衝動に駆られる時がある」と弁護し男性本能リアルに語ったこともある。神代の娘・夏子に対して密かに想い寄せていたが、あえなく失恋夏子殺害されときには神代激しく糾弾した。第146話、第147話における細菌爆弾事件で、細菌入り風船脅威から市民を守るため、風船積んだ車で廃工場鉄柱突っ込み爆死享年28殉職から4年後、少年解決約束していた事件があることが判明し特命課やそのOB高杉と滝)がその解決尽力した。妹がおり、前述の話にも登場しており、事件巻き込まれたこともある。 紅林 甚一 演 - 横光克彦(第52話 - 第509話) 前所属警視庁外事課警部補特命課との合同捜査機に外事課時代先輩でもあった桜井転勤に伴い特命課転属。旧満州からの引揚者である実母常子とは幼少時生き別れ昭和57年交通事故死亡)、実父とは大学生時に死別している。また第507話では「父親の味を知らない」と語っている。エリート揃い特命課にあって最も特命課員らしい刑事で、性格は、演ずる横光曰く個性がないことが個性」、滝からは「クソ真面目」、桜井には「真面目って辞書で引くと『特命課紅林』と載ってる」などと揶揄されたほど。当初は酒が飲めないという設定であったが、こちらは番組が進むにつれてなくなったようである。メンバーの中で唯一の左利きであるため、第129話では彼のイメージとはほど遠い軽妙な男に化けて潜入させられたこともある。桜井同じくヘリ操縦ができ、空からの捜査場面多く見られた。中盤義理の妹存在明らかになる。第173話で血液型AB型であるとカミングアウトしている。他の刑事比較すると影は薄いが、主役となったエピソードは全刑事中でも最多である。最終回特命第一課転属する。桜井後任ポストだったこともあり、初期と、最終盤を除きオープニングにはヘリコプター乗降するシーン使われている。 正義感が強過ぎる吉野とは対照的で、警察としての権限冷静に語ったこともある。「市民として犯罪通報する義務がある」と言う吉野対し、「それは我々が警察手帳持っているから周り脅迫にも屈しないだけだ」と返している。また、東京孤独に生きる人間たちを視ても「やはり私はこの街好きだ」と語っている。 横光は第40話「初指令北北東急行せよ!」に、町工場倒産させて妻と子供2人一家心中図ろうとする父親役でゲスト出演をしてから、本作品のレギュラーとなった橘 剛 演 - 本郷功次郎(第53話 - 第509話、うち未出演回多数。) 昭和13年生まれ長崎県出身渋谷区在住高校時代野球部在籍していた。県警本部エリートだったころ無二の親友逮捕したことから五島派出所に自ら進んで転属。やがて野球選手であるその親友息子応援上京した際に、別事件で親友追っていた特命課遭遇苦悩の末、再び親友逮捕することになる。その自責の念から警官退職しようとしていた矢先に、神代計らい本庁警察官採用警部階級得て特命課着任射撃の腕前は警視庁内でもトップクラスであり、その百発百中ぶりは第277話や第339話などで見ることができる。ときには長距離からの狙撃任されることもある。その上柔道四段格闘能力も高い。また、変装して潜入捜査も得意で、第74話、第137話、第177話、第234話、第277話などで実力発揮したこうした有能さを持つことから、次第神代右腕存在となっていき、やがては特命課No.2ポジションに収まることとなる。神代不在時などには彼が課長代理として捜査指揮執ることも多い。普段は自らを「牛」と例えるほど温厚だが、感情的になると「待てぇ!」「行けよこの野郎」「おい、おっさん」「ここは日本だぞ。日本語使え馬鹿!」「外国人だ?ほざくな!」「証拠なんかあるかい!」などと怒声浴びせることが多い。家族は妻・美詠子と息二人だが、五島への転勤の際に起きたいざこざきっかけ長年別居状態が続き終盤にて離婚決意東京予備校に通うために上京した長男信一とは紆余曲折の末同居次男健二終盤上京した際に事件巻き込まれている。信一との同居までは1人暮らしであった部屋小綺麗清潔な一面持っている登場当初ボサボサの髪に無精髭風呂にもまともに入っていない不潔な身なりだったが、すぐに改めている)。初期高杉同様、スーツにショートウエスタンブーツを合わせるというファッション多かったピークドラペル(剣襟)のシングルスーツを着ることが多く拳銃を撃つ際のグローブ煙草を吸う際のシガレットホルダー、聞き込みの際には警察手帳ではなく名刺差し出すなど、細部小道具にまでこだわり詰まった刑事である。最終回特命捜査管轄特命第一課課長就任した滝 二郎 演 - 桜木健一(第108話 - 第169話、うち未出演回多数。第351話) 巡査所轄署の交番勤務だったころ、巡回中にビルから人の転落する現場目撃し捜査あたった特命課協力する出世と金のために特命課憧れ抱き、自ら配転希望したため、マスコミ対策兼ねて特別配属され事件解決後に正式に配属された。捜査においては失敗が多いが、饒舌韋駄天である。演じた桜木当時31歳だったが、年齢設定24歳とかなり差があり、エリートが多い特命課の中では階級が低いゆえ、同じ若手吉野、津上、叶よりも格下的な扱い受けていた。演じた桜木スケジュールの関係から欠場多く主演エピソード少ないが、捜査において他の刑事よりも早く手がかりを見つけるなど地味ながらも重大な役回り演じることも少なくなかった特命課で働くうちに人を信じるよりも疑うことが優先される刑事職務疑問抱き、それが原因不本意ながら刑事退職する羽目に。その際知り合った女性赤座美代子)とラーメン屋共同経営する幹子とはデート約束をするほどの仲だったようだが、進展することはなかった。その後、津上がやり残し事件の捜査加わり高杉同様、特命課応援した初登場の第108話はゲスト扱いのためオープニングではなくエンディングクレジットされ、翌週からオープニング加わっている。 叶 旬一 演 - 夏夕介(第148話 - 第509話) 昭和30年2月2日生まれ戸籍上の誕生日2月11日)。初登場時新宿中央捜査一係所属大物政治家愛人に産ませた子供であったが、母は出産直後に彼を捨てて自殺したため、孤児院ひまわり学園で育つ(実際には、実母実父政治家としての将来考え自殺父親自身孤児となった叶の存在を気にかけて心を痛めており、最期は彼を護るために凶弾倒れた)。苦学の末、若くして警部補になるが自信過剰性格法律スレスレスタンドプレー繰り返すことから所轄たらい回しにされる。そんな中自分狙った狙撃事件捜査中に同事件を追っていた特命課メンバー遭遇し衝突の末に神代強引な転属命令配属される当初施設育ちコンプレックスのせいか、誰にも心を開かない一匹狼だったが、次第メンバーとも心を通わせるようになり、最終的に庶民に最も近く親しみ持てる刑事となっていった。一見エリート見られがちだが、警官採用されるまでは職を転々としていた時期もあり、施設育ち幼いころから苦労重ねてきたために、物や食べ物粗末にする容疑者に対して激怒したこともある。また、自身孤児辛さ身をもって体験しているだけに、犯罪者若者に親の有り難みを説くことも多かった。なお、吉野との関係では、叶の方が吉野より階級上であるが、特命課では吉野の方が先輩であるため、彼に目上態度接している(逆に吉野は叶を呼び捨てにするなど、先輩としての態度を取る)。吉野とは同じ若手とあって仲が良く一緒に飲みに行くことも多い。刑事キャリアそれなりにあるが、後期エピソードでは船村から新米呼ばわりされたことも。終盤では恋人存在発覚、また犬養という後輩増え中堅として特命課支え存在となっていった。煙草マイルドセブン(第152話)。初登場の第148話はゲスト扱いのためオープニングではなくエンディングクレジットされ、翌週からオープニング加わっている。服装最初は黒系のスーツ茶色ベストノーネクタイだったが、程なく他の特命課刑事同様にスーツネクタイをするようになる。 夏は第3話禁じられた愛の詩」第31話「浅草・愛と逃亡の街」第82話「望郷殺人カルテット!第133話六法全書抱えた!」のゲスト出演先にしており、第133話悪徳非道な犯人にも扮し、これらを経て本作品のレギュラーとなった最終回特命第二課転属時田 伝吉 演 - 渡辺篤史(第436話 - 第509話) 眼鏡トレードマーク家族は妻と10歳の娘、6歳息子と4人。誘拐事件合同捜査過程大田北署から人員補充のため特命課転属した叩き上げ警部補大田北署では「秋の花火」と揶揄され浮いた存在だった。江戸っ子気質であり、配属当初エリート揃い特命課妙な偏見持っていたため自ら進んで馴染もうとはしなかった。その後特命課面々仲間意識の強い好漢揃い気付き逆に時田にとって特命課居心地良い職場となる。他の特命課刑事異なり家族の写真肌身離さず携帯し徹夜勤務のときは自宅電話をする様子や、捜査後の酒飲み誘いも「(妻子が)待っているから帰る」と家庭大切にする描写多くなされた。なお、一家仏教徒のため、クリスマスを祝うことはやらない方針比較ドライな言動が多いが、社会的弱者食い物にする犯罪に対して思わぬ熱さ見せることも多々あった。脚本上の都合から船村似通ったキャラクターになることが度々あった。最終回特命第一課転属犬養 清志郎 演 - 三ツ木清隆(第436話 - 第509話) 時田同じく誘拐事件合同捜査過程警視庁捜査一課から人員補充のため特命課配属した巡査部長殉職した吉野後任存在であるが設定年齢26歳とかなり若い。自己中心的子供じみた部分があり、饒舌一度決めたことは意地でも曲げない性格で、暴走して状況悪化させたり、自分意見が通らなかった時には相手構わずヒステリックに噛み付くことも多い。捜査方針対立し桜井殴ったり、叶を突き飛ばしたこともあるが、おっちょこちょいな一面もある。タイトなフレアスラックスが主流特命課には珍しくツータックスラックス愛用していたこともあった。イライラするとしきりにタバコを吸う癖がある。最終回特命第二課転属三ツ木前後篇である第160話「復讐I・悪魔がくれたバリコン爆弾!」第161話復讐II・五億円が舞い散るとき!」に犯人役でゲスト出演している。 敏夫 演 - 阿部祐二(第441話 - 第509話) 原宿住んでいる。西新宿署の刑事課にいた時、ヤクザ拳銃乱射事件の捜査中に特命課出会い協力捜査事件解決後に転属された巡査いかにも現代若者といった性格であるが、特命課員の中では長身外大した特徴もなく影が薄かった。だが第481話、第488話など終盤では彼が中心となって解決した事件もあり成長少なからず見られた。的外れかつ不謹慎な発言で、周囲から顰蹙を買うこともある。レギュラー刑事陣で唯一劇中ナレーションをしていない最終回特命第二課転属

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