厳格な人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 07:33 UTC 版)
厳しい人物であったとされており、以下のような逸話がある。 日野から伊勢松ヶ島に転封になる時、武勇に優れ、氏郷に可愛がられていた福満治郎兵衛という武士の馬の沓が外れた。福満は隊列を離れ、馬沓を直した。氏郷は勝手に隊列を離れた行為は軍紀違反として福満を斬るよう命令し、斬らせた。 小田原へ出陣する時、部下に自身の鯰尾兜を持たせ、見回りに行った。氏郷は部下が指図の位置から離れていたので所定の位置にいるよう注意した。帰りに見るとまた別の場所に位置を変えていたので、その部下を手討ちにしたという。 1万石の約束で召し抱えた橋本惣兵衛という家臣が酒宴の時、「自分は子を多くもっておる。10万石をくれるとあらば、1人くらい川に捨てても構わん」と豪語した。この発言を耳にした氏郷は激怒し、彼を呼び出し、「そんなことを言う人間は人間の道から外れている。お前の給与は1000石に減らす」と言い、彼の取り分を1000石に減らしたという。
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