厳格な英語教師とは? わかりやすく解説

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厳格な英語教師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:25 UTC 版)

津田梅子」の記事における「厳格な英語教師」の解説

英語教師として女子英学塾教壇に立つ際は、極めて厳格であったことを示す逸話が多い。 開校当時女子英学塾では、あまりの厳しさから脱落者が相次いだ。塾が開校した6年後の明治39年1906年)に刊行され女学生向けのガイドブックには「女子英学塾教育極めて厳しく並大抵勉強ではついて行けない」旨が記されている。厳しさ背景には、高等女学校英語教育レベル一般的に低い状況において、塾における3年間の教育で、英語教員免許状取得できるレベルまで学生鍛え上げねばならないという事情もあった。 塾の学生たちに対しては「自学自習基本であり、授業疑問解決する場」という方針示し学生たちは完璧な予習求められた。英語の発音指導は特に厳しく、”No, no! Once more! Once more!” と、正し発音をできるまで何十回でも繰り返させた。 塾の第1回卒業生一人は、下記のように述べている。 私はあのやうに身にしみた授業受けた事は曽てなく、……、先生何事も何事もいい加減な事はお嫌ひでありました。……自分辞書隅から隅まで探し適訳を見つけさせました…… — 出典には氏名記載あり、 女子英学塾塾長第2代)・津田塾大学学長初代)務めた星野あい明治39年1906年女子英学塾卒業)は、下記のように述べている。 先生から直接指導受けたのは一年半に過ぎなかったが、その授業徹底、少しのごまかし許さぬ厳しさは身に沁みて今に至るも忘れることは出来ない。 — 昭和30年1955年)、星野あい、 塾の教え子一人は、下記のように述べている。 先生日本婦人稀にみる熱と力の人で、その熱と力を集中して訓練は、峻厳をきわめ、怠け者力不足の者は学校居たたまれぬほどであったその代わり学生態度が真剣で熱心であると、人一倍喜ばれた。はなはだし愚問でないかぎり、生徒がいくらくどく質問しても、決していやな顔をされず、得心のいくまで教えられた。時には生徒先生言い負かすようなことがあっても、怒られぬのみかかえってその意気喜ばれた。 — 教え子氏名などは出典記載なし、 女子英学塾第10回卒業生である山川菊栄回想(『山川菊栄集 8 このひとびと』〈岩波書店1982〉)によると、良家令嬢集う華族女学校女子高等師範学校教授務めていた時の梅子は、アメリカ習慣通りに鞭を持って教室現れ令嬢たち驚愕させた、という。

※この「厳格な英語教師」の解説は、「津田梅子」の解説の一部です。
「厳格な英語教師」を含む「津田梅子」の記事については、「津田梅子」の概要を参照ください。

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