令嬢たち
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「身代わり伯爵シリーズ」の記事における「令嬢たち」の解説
ミレーユが交流会で出逢った令嬢たち。大后殿下・マージョリー付きの女官によって厳しく試験され、合格者であり、ミレーユが望んだ彼女達が未来の上級女官として城に上がることに。 レルシンスカ・コーディリッド メースフォード侯爵令嬢。元リヒャルトの花嫁候補の1人で、本命と目されていた女性。そのため、ミレーユよりはやや年長。愛称シーカ。本来栗色の髪だが、ミレーユに憧れて一時金色に染めていた。馬術や笛で馬を操る謎の術に長け、さらには鞭を使いこなし、大公妃よりも騎士を目指す。リヒャルトの幼馴染でもあり、幼い頃はリヒャルトの騎士になりたかったが、交流会でミレーユと接したことで、現在はミレーユの専属騎士になりたいらしい。 騎士にしてもらうべく直談判するため、交流会に参加している令嬢たちが生活している離宮にお忍びで泊まっていたリヒャルトの部屋に侵入する(その後、リヒャルトの命で部屋に閉じ込められたため、他の令嬢たちのように人質にはされずに済んだ)、ジークとリディエンヌの結婚式の際はシアランに残っていたが、ある理由から単独で使節団に合流するなど、名家の令嬢には不似合いなやや非常識な行動力を持つ。そのため、リヒャルトは彼女を苦手としている。 第2師団に所属する弟によると、彼女は「逆面食い」で、現在は侍従長であるルドヴィック(アンジェリカとロジオンの兄)に片思いし、熱烈アタック中。 ドルーシラ アーネスト男爵令嬢。20歳以上の様子。父親は貿易業で名を上げた実業家。あっけらかんとした性格で、時には正論を吐く。オズワルドの人質として小広間に集められた際は、気丈な態度で積極的にミレーユに協力した。好きな言葉は「義理」、「人情」、「宝石」(あるいは「お金」「流行の服」)。その言葉に違わず、宝石類に詳しい。 クリスティン ミラー子爵令嬢。唯一ミレーユと同年代。存在感が薄く、皆が彼女に気づかずに噂話を繰り広げたため影の情報通。ミレーユたちがオズワルド脱獄を狙う一派によって人質にされた際、「自分なら影が薄いから見張りに気づかれずに部屋を出られる」と自ら名乗りを上げて、イザベラと共に小広間を出、1人で警備を担当する第5師団に知らせに行った。 父親が大使として西部へ急遽赴くことになったため、同行し、見聞を広めてきてもらうことに。本人は「影の薄さを活かしきれていないので、修行してきます」と言ったらしい。 オルテンシア サンドルセン伯爵令嬢。分厚い眼鏡をかけており、外すと何も見えないが、素顔は美人。オズワルド脱獄を狙う一派によって令嬢たちが人質にされた際は、1人で読書に熱中していたため事態を知らず、無事だった。 医者を志して独学で勉強しているが、父親に反対されていた。それを受けたミレーユたちは、彼女に女医になってもらうべく、東方へ留学してもらうことに。 イザベラ クレーガー伯爵令嬢。元リヒャルトの花嫁候補の1人。刺繍が得意。リヒャルト帰還前にローラン男爵と結婚し、現在身ごもっているが、後宮入りを狙う父親によって強引に引き離された。夫と再会すべく、実家に出入りしていた宮廷貴族を頼るが、脅されてオズワルド脱獄を狙う一味にされる。しかし罪悪感から、人質にされた令嬢たちが集められた小広間の鍵を持ち出し、ミレーユたちと合流。一味についての情報を伝える。 事件終息後、ミレーユとリヒャルトが伯爵に会いに行き、女官として彼女を預かり、結婚祝いと懐妊祝いを贈る、と釘を刺した。
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