特命旅団インコグニート
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「イクシオン サーガ DT」の記事における「特命旅団インコグニート」の解説
エレクパイル・デュカキス 声 - 神谷浩史 ウルガ教団の影の武力組織・インコグニートの隊長。通称「エレク」「ED」(フルネームを紺が略したもので、基本的に紺以外は呼ばない)。部下達からは「エレク様」と呼ばれている。ウルガ教団からの指令で政略結婚を阻止するためヒメを狙う。騎士道を重んじる生真面目な人物であり、それゆえに作中では何かと紺に遅れを取る。 紺を最大奥義で倒そうとするが、構えて力を高めている隙に股を蹴られ敗北、片玉全摘という屈辱を味わう。復帰してすぐ紺との再戦に臨むも、片玉全摘の影響で身体のバランスが悪くなっていたために敗北し、またもや股間に打撃を受けたため両玉全摘となってしまう(その影響で、言葉に「た・ま」という2文字を聞くと、玉を失ったトラウマに響いてしまう)。そのため戦線を離れ療養に出る。療養先で婚約者のエミリアと出会うが、自分の「負傷」のことをエミリアにどう話せばよいのか悩み、結局話し損ねている。リンパスの野望を打ち砕いた後、バリアシオンと共に静養しに来た「タマツクレ温泉」で偶然紺と出会って勝負を挑むが、不意打ちにより3度目の敗北を喫する。その後アルマフローラと再会し新たなるアルマギア・聖剣カリボールを受け取り、DTの討伐命令を下し彼とヒメの殺害に成功したかと思いきや、紺の策略に出し抜かれて無傷で帝都到着を許してしまい、上から待機命令が下って正規行動ができなくなったため、密かに婚礼の儀を邪魔しようとするも悉く失敗する。その際、ドミノ買占めの最中に偶然マリアンデールの股間に触り彼女(?)にタマがあることを知る。婚礼の儀が終わり任務失敗で落ち込んでいた所を部下に見られ、照れ隠しに紺達を追っていた兵士に斬りかかったため暗殺の共犯者に間違われることになる。逃亡中にアルマフローラによって遺跡に仲間達と共に転送され、そこで紺達と対面、全ての元凶は教団にあると聞かされる。部下たちがあっさりハイペリオンとなり、しかも自分がハイペリオンに選ばれた理由も申し訳程度だったことにショックを受けるものの、自分の正義に従って部下と共に教団に反旗を翻し、紺と共同戦線を張る。戦争終結後、紺と決着を付けようとしたがマリアンからタマをもらうことになり、紺を恨む原因が解消されたことで中断された。 初戦の際に紺が大声で叫んだDTという言葉だけが頭に残っており、以後紺のことを名前ではなく「DT」と呼んでいる。そのため、部下たちの間でも「DT」の呼称が定着していた。 バリアシオン 声 - 梶裕貴 インコグニートの副師団長。幹部クラス中でも最年少であり、子供扱いされることを嫌う。ブルー色の髪。実は拷問好きのドS。性格のせいか、ヒメにもタメ口。 第1話では兵を率いてヒメ達を追撃し、あと一歩のところまで追いつめたが、突如頭上から現れた紺に潰され敗北。無様な負け方をしてかなり恥じている様子。 エレクの静養先に付いていき、その先で婚約者であるエミリアと出会う。彼女から怪我の原因を聞かれたが、「自分も聞かされていない身だが、いずれ再起してくれることを信じている」と答える。エレクがリンパスに玉蹴りされても平気であった場面を見て、鋼の錬金玉師(別名:ハガキン)と言って益々エレクを慕うようになる。 インコグニートでは一番の常識人ではあるが、上記の通りのドSであり、敵をじわじわと苦しめながら倒すのを快楽としていたり、幼い頃はアリの巣に水を流し込んで巣の中のアリを皆殺しにしたりすることを趣味にしていたりという危ない一面もある。ただし本編中ではほとんど描写されることはなく、ヒメ暗殺のために飛行船に忍び込んだ際は自らドSと名乗るが、ヒメの言動に思う所があったのか見逃している。その後、単独で教団本部に潜入し真意を知ったことで消されそうになったところ、アルマフローラの転移により一時的に助かり、ハイペリオンとなってアルマギアの残り物のいくつかを持った状態で教団本部に戻された。再度の逃亡途中でウルベリオンと交戦し、瀕死の重傷を負うものの、ギュスターヴによってあっさり回復した。 DT討伐時はエレクから譲り受けた剣状のディーディオスを使用。セングレンの剣術を圧倒する。 名前の由来は2011年青葉賞と2014年日経賞の勝ち馬・ウインバリアシオン。 ギュスターヴ 声 - 鈴村健一 インコグニート幹部。リーダーシップが強く周囲のまとめ役的な存在にしてムードメーカー。赤髪。 女遊びが趣味でことあればキャバクラ遊びもしており、修行(?)の末、必殺技・キャバクラッシュを会得する。しかしそのせいか、妻に逃げられバツイチ。泣き上戸で、この状態でバツイチを突っ込まれると激しく絡まれる。女好きが高じるあまりエロ本にも目がなく、紺が仕掛けたエロ本トラップに易々引っかかる、尾行作戦の際には、セングレンの目を欺くためなかば無意識に手に取った書籍がエロ本だったりと、女関連が弱点といってよい。また、思ったことをモノローグ風であろうとその場で口に出す癖があり、KTに突っ込まれている。本人によるとキャバクラが好きなわけではなく本当に好きなことはキャバ嬢とのアフターや同伴。一見おちゃらけているが、レオンによると戦闘力はバリアシオンやKTよりも上であるらしい。 DT討伐時はエレクから譲り受けたライフル型のディーディオスを使用。 紺の討伐後、本当に死んだかどうか疑問を抱きKTとともにセングレンとマリアンの行動を調査するが、結局一行の芝居に騙されて取り逃がしてしまう。第21話で遺跡に転送させられた際には、紺達が巨大ガチャポンから出したアルマギアの残り物をいくつか持ち出し、負傷したバリアシオンを治療した。 よく任務中に単独行動し、キャバクラに寄っていたと言い訳をしていたが、実はキャバクラに通い過ぎたせいで別れた子持ちの妻・キャロラインの養育費が滞り、弁護士に直談判して猶予をもらおうとしていた。その際にはペットと同じ通信機を使用していた。 名前の由来は2012年阪神大賞典の勝ち馬・ギュスターヴクライ。 レオン 声 - 杉田智和、津田健次郎(トレンチ変装時) インコグニート幹部。クールな外見で冷静沈着、自己鍛錬に余念がないストイックな男。黒髪の長髪。紺の強さを認めており、手合わせしたいと思っている。本人は否定しているが、真性ドM。バリアシオンに拷問された敵兵のことを聞き「羨ましい」と呟いたり、ヒメの足蹴に興奮したりとかなりの変態的思考の持ち主である。幼い頃は裸になって全身をアリに這わせていたらしく、その頃からMに目覚めていた。 エレク不在中は休暇を取り自らの身体を苛める修行を行っていたが、ギュスターヴ達からはMと評された。修行の末に必殺技「スーパーゴールデンハイスピード以下略」を会得した。 生来のドM気質から仕掛けられた拘束具(紺によるトラップ)を発見すると、周囲の制止もきかず恍惚の表情を浮かべながら自縄自縛してしまい、紺の思惑通りの結果となった。 第21話ではエレク・KTと共に逃亡中に転送させられ、他のメンバー同様ハイペリオンとなった。 名前の由来は2013年北九州記念の勝ち馬・ツルマルレオン。 KT(ケーティー) 声 - 斎賀みつき インコグニート幹部。中性的な美しさを持つ金髪の青年のようだが「男装の麗人」で実は女性。インコグニートの面々からは男性として接されており、本人もバレてないと思っていたが、実はエレク以外は全員知っていた。酔うとオネェ言葉(メンバー曰く乙女化。下ネタや卑猥妄想など性的に軽い感じも表に出る)になる。エレクの静養に付き合ったバリアシオンに嫉妬の感情を抱く。 度を越えた酒好きのため紺の仕掛けた酒トラップになかば正気を失い引っかかる寸前までいくも、ギュスターヴの機転をきかせた行動によりことなきを得る(本人はいたく不服だった模様)。 紺の討伐後、ギュスターヴとともにセングレンとマリアンの行動を監視するが、結局芝居であることに気づくことはなかった。 第21話ではエレク・レオンと共に逃亡中に転送させられ、他のメンバー同様ハイペリオンとなった。 名前の由来は2021年皐月賞などを制したエフフォーリアの母馬・ケイティーズハート。
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