スケット団と関わりの深い生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 23:59 UTC 版)
「SKET DANCEの登場人物」の記事における「スケット団と関わりの深い生徒」の解説
モモカ / 吉備津 百香(きびつ ももか) 声 - 井上麻里奈 / 同左 日本一工業高校の女番長。7月3日生まれ。身長160cm、体重43kg、O型。好きなもの:お芝居。嫌いなもの:諦めること。 昭和時代のスケ番のようなロングスカート、「アタイ」「ずらかるよ」と言った古めかしい口調が特徴。伝説の不良として名を馳せた「鬼姫」の名を騙り、暴虐の限りを尽くしていた。乾(いぬい)(声 - 斉藤佑圭)、去川(さるかわ)(声 - 金田アキ)、木島(きじま)(声 - 水原薫)(それぞれ『桃太郎』の犬、猿、雉をモチーフにした名前、容姿である)という舎弟がおり、彼女らがヒメコに伸されたことに腹を立て、ヒメコを拉致し暴行しようとしていたところを、救出に来たボッスンらに阻止される。直後に解放されたヒメコが真の鬼姫であることを知り、その威圧を前にして敗走するも、その後はスケット団の元を訪れ、元々憧れの対象であった「鬼姫」ことヒメコを「姉さん」と呼び、慕うようになった。不良になってしまったのは素直になれない性格のため友人ができず孤立していたためであるが、スケット団との交流の中で友情を深め、本当の仲間の存在と意味を知ることとなる。 容姿端麗でスタイルも良く、周りからそのことを指摘されると照れて黙ってしまったり、思わず手が出てしまったりと可愛い性格をしている。また、声の良さに関しては人並みはずれたものを持っており、ますらお幼稚園での人形劇のアテレコがきっかけで、声優オーディションを受け、見事アニメ『魔法のヤンキー リバティ☆真剣(マジ)』のヒロイン役としてデビューすることになる。声優として人気を博した後は、女優、歌手と次々と活躍の場を広げ、順調に芸能活動を続けている。萌えキャラを演じる機会が多く、その影響から「モモタン語」という独自の言葉を編み出し、アイドル活動やファンとの交流などの際に駆使している。自身のイベントに欠かさず訪れるなど誰よりも自分を応援してくれるスイッチに対して好意を抱いており、バレンタインには彼に本命チョコを手渡した。しかしスイッチが過去の一件から「二度と恋をしない」と自身を戒めていることから断られてしまう。イベントではフラれても落ち込む素振りを見せずに仕事を全うしている。エピローグでは自身の想いが届いた様子が伺える。 キャプテン / 高橋 千秋(たかはし ちあき) 声 - 咲乃藍里 / 佐藤聡美 ソフトボール部キャプテン。1-B→2-B→3-C所属。9月23日生まれ。身長160cm、体重48kg、A型。好きなもの:熱い人、スポーツ全般。嫌いなもの:煮玉子。 ソフトボール部ではキャプテン、クラスでも学級委員を務めるなど、皆の先頭に立ち、周囲を引っ張っていく活発でハツラツとした美少女。ソフトボール部員以外の友人からも「キャプテン」と呼ばれ、その頼りがいのあるキャラで親しまれており、新聞部主催の2-Bミス&ミスターNo.1コンテストでは、「ミスプリティ」と「ミススポーツウーマン」の2冠に輝いている。城ヶ崎をはじめとして彼女に想いを寄せる男子も多く、また変人ばかりが揃う作中で唯一常識的で普通な少女であることから、読者からも単行本の欄外コーナーにて求婚される始末である。後述のようにクラスで孤立していたヒメコやサーヤのことを気に掛け力になるなど、困っている人を放っておけない優しい性格もしている。母親は早くに他界しており、幼い弟(声 - 寺谷美香)の面倒をよく見ている。 小柄な体とは裏腹に驚異的な早食いかつ大食いであり、麺8玉重量7kgの特盛りラーメンを10分間で完食するほど。食べ物を口に運び食する時の動きは、他の者の目には留まらず、ボッスンらから「消えるキャプ食い」と称された。さらに、小規模なソニックブームが発生するほどの超音速で食べ物を吸いこむ「ネオキャプ食い」を身に付けた(名付けたのはスイッチ)。しかしながら煮玉子だけは食べることができず、無理に食べれば嘔吐してしまう。 ジェネシスワールドグランプリでは、日本代表のスケット団チームの一員としてルールも分からないまま参加するが持ち前の運動神経と熱い性格が功を奏し、大会を通じて名ジェネシストに成長する。必殺技「スターダストキャプチャー」を習得、チームの優勝に貢献し大会MVPを獲得した。 1年時はヒメコとクラスメイトであり、入学後誰とも交わろうとせず孤立していた彼女に声をかけ、彼女が再び心を開くきっかけとなった人物。その後不良に襲われていたところをヒメコとボッスンに助けられる。これを機に現在のスケット団が結成されたと言っても過言ではなく、彼らとは創立以来の仲である(特にヒメコとは親友)。スケット団の面々を「どんなことでも熱く燃える人たちで好きだ」と宣言したり、ボッスンと彼を慕うヒメコ、スイッチの関係をよく心得ていたりと、彼らの一番の理解者の一人である。 武光 振蔵(たけみつ しんぞう) 声 - 小西克幸 / 三宅健太 剣道部主将。2-A→3-C所属。10月28日生まれ(アニメでは1月21日生まれ(アニメ第54話より))。身長183cm、体重72kg、O型。好きなもの:携帯ゲーム。嫌いなもの:ネカマ。 侍に憧れており、着流しに髷、帯刀という身なり、芝居がかった古風な喋り方をして侍になりきっている長身の男子生徒。一人称は「拙者」で、語尾には「ござる」と付けるなどその徹底振りはかなりのものであるが、これは時代劇役者の父・奮蔵(ふんぞう)(声 - 森功至)の影響であるらしい。奮蔵は剣道道場の師範でもあり、振蔵自身も父の手ほどきを受け、その腕前は一流である。先祖は一寸法師の家臣らしい。 以前は試合で無敗を誇っていたものの、剣道部主将に就任し「大将」の座を任されるようになってからは一転してスランプに陥り、スケット団に助けを求める。調査の結果、原因は試合前に気力を高めるために口にしていた清涼剤「FRISKE(フリスケ)」の効果が、大将となり待ち時間が長くなったことで切れてしまっていたことだと判明した。その後は頻繁にスケット団のもとを訪れるようになり、ガチンコ・ビバゲー・バトルにおいては「スケットマシーン1号」としてスケット団チームの一員として活躍した。なお、その時の椿との格闘技対決では、FRISKE無しでも気力を充実させ、本来の剣術の実力を発揮できるようになった。 上記のような風体にもかかわらず、携帯電話でのメル友とのメール交換や携帯のソーシャルゲームに嵌っている、服装を注意され素直に制服で登校するなど、侍らしからぬ行動が多々見受けられ、スケット団の面々からは「信念がユルユルだ」と評され邪険に扱われることも多い。原作では普通の携帯を使用しているが、アニメ版ではスマートフォンを愛用している。弟の震平が女子からモテることに関しては若干コンプレックスを持っている模様。バレンタインでもチョコは2つしか貰っていない(母親からと店のレジに置いてあった物で、正確には「貰った」とは言えない物)。 ロマン / 早乙女 浪漫(さおとめ ろまん) 声 - 清水愛 / 茅野愛衣 女子漫画研究部部長。2年→3-C所属。4月30日生まれ。身長155cm、体重42kg、O型。好きなもの:オレンジペコ。嫌いなもの:ブラックコーヒー。 漫画家志望であるが、非常に絵が下手。ベレー帽をかぶっている。作品のストーリーも荒唐無稽で常人には理解できない独特の世界観を有している。好きなジャンルは「ひと昔前の少女漫画」であり、いちいち仕草が古臭かったり、姿が少女漫画タッチになったり、日常生活の中で漫画的なベタな場面に出会うと少女漫画的視点で物事を見てしまったり(「乙女フィルター」と呼ばれる)と、ボッスン曰く「かわいいけどうざい」性格をしている。また、漫画のような表現を現実世界に持ち込むという特技を持つ(例として、リアルな背景を出現させるなど。これは読者だけでなく、劇中の登場人物にも認識されていることであり、単なる漫画の演出とは違う)。漫画のキャラであることを利用して、漫画のセオリーを無視したやりたい放題の行動で暴走することから、作中だけでなく作者や読者からも舞台荒らしとして認識され、「ロマンティックボマー(爆弾娘)」と称されている。 雨の日に落として汚れたタオルに悪態をついていたボッスンを、乙女フィルターを通して捨てられた子犬を慰める美少年と捉えてしまい、以後ボッスンのことを「王子」と呼び、慕っている。その後は振蔵同様、スケット団と関わりを深めるようになり、ガチンコ・ビバゲー・バトルにおいては「スケットマシーン2号」としてスケット団チームの一員として活躍した。また、デージー同様、「Marronnier Mania」のぬいぐるみがお気に入りで、目が可愛いと評価している。 漫画家デビューに向けて地道な努力を重ねた結果、遂に投稿作『やにわにテンプテーション』が少女漫画誌『マーガリン』に掲載され、念願のデビューを果たし、涙を流して喜ぶ純真な姿を見せた。以後は漫画に携わる姿勢が一段と厳しくなり、大御所漫画家のたたずまいを見せて後輩を厳しく指導する一方、セカンドデビューを目指して精進を続けている。 アニメ版では作中に浪漫の漫画が登場する際、全ての登場人物の声を藤田咲、白石稔の2人で演じている。 結城 澪呼(ゆうき れいこ) 声 - 小林ゆう / 折笠富美子 オカルト研究部部長。1-E→2-A→3-C所属。12月27日生まれ。身長160cm、体重41kg、O型。好きなもの:オカルト全般。嫌いなもの:科学。 腰まで届く長い黒髪と不健康そうに青白く透き通った肌が特徴の痩身の女生徒。霊的なモノや超能力、呪術などに深い造詣があり、本人も不気味で禍々しいオーラを放っている。スケット団の元を訪れる際には、部屋の窓からまるで「貞子」のように四つん這いになって這い出して来るようにして登場する。その非科学的現象への根強い信望から、科学的事象のみしか信じないスイッチとは犬猿の仲であり、顔を合わせれば常に喧嘩に発展するが、傍から見れば仲が良いようにしか見えない。 一時期インチキ占い師「水神氷見子」を崇拝し、彼女の元で悪徳商品の販売に手を貸していたが、スケット団の活躍により目を覚ます。 本人は恋愛や外見には興味を払っていないが、スイッチ曰く色白で鼻筋が通っていることから化粧化けするタイプで、偶然過去に想いを寄せていた男子と街中で再会した際には、スイッチが手掛けたプロデュース(「極上!!めちゃモテ委員長」のノリで行われた)によってオシャレなメイクと洋服を身に纏った可憐な美女となって登場し、彼の鼻を開かすことに成功した。 ヤバ沢さん / 矢場沢 萌(やばさわ もえ) 声 - 生天目仁美 / 豊口めぐみ チアリーディング部所属。2-C→3-C所属。1月10日生まれ。身長158cm、体重65kg、AB型。好きなもの:和菓子、チアリーディング。嫌いなもの:コンタクトレンズ。 3つ編みに丸メガネ、3の字型の口に恰幅のいい身なりが特徴の女子生徒。ボッスンらのクラスメイトである。感動した時や怪訝に思った時、返事をする時など、どんな時でも必ず「ヤバイ!」「ヤバス!」と発言するため、周囲からは「ヤバ沢さん」と呼ばれ、親しまれている。 スケット団には、ペットのシロテナガザルイエティ(声 - 矢部雅史)のお守りや、ますらお幼稚園での演劇上演などのほか、SNSサイト「ビバゲーシティ」のアバターに使用できる「3の字口」パーツの景品目当てにガチンコ・ビバゲー・バトルへの出場を依頼している。なお、ビバゲー・バトル終了後に安形からお目当ての「3の口」パーツを譲り受けて以来、彼に惚れているようである。 歌が上手く、2-Cミス&ミスターNo.1コンテストでは「ミスナイスボーカルNo.1」の座を手にしている。カイメイ・ロックフェスの折には、ヒメコを誘って自らボーカルとして「ヤバサワブックス」というバンドを結成し、参加するつもりであった。 八木 薫(やぎ かおる) 声 - 名塚佳織 / 同左 放送部所属。クラちゃんの親友で、真面目な性格の女子生徒。2-E→3年。4月19日生まれ。身長162cm、体重46kg、AB型。好きなもの:勉強。嫌いなもの:お笑い番組。 黒いストレートの髪に眼鏡が特徴。クラちゃんの依頼でスケット団が放送部室を訪れた折、今度の試験問題が盗撮されたDVDを落としていってしまいスケット団やクラちゃん、放送部顧問の吉村からカンニングの疑いを掛けられる。本人はカンニングなどしておらず偶然DVDを発見してしまっただけであったが、高校1年の時自分にカンニング嫌疑をかけられた経験から、打ち明ければ自分が疑われてしまうと思い誰にも相談できず一人で抱え込んでしまっていた 。その後スケット団の「お前を信じる」という言葉に感化され、真実を打ち明けたことで晴れて潔白が証明された。そのためかスケット団に対して恩を感じており、ドキュメンタリーの作成など様々な依頼を持ち込んでいる。ドラマCD でボッスンのデリカシーの無い発言でヒメコがブチ切れた拍子に時間が決まっている部活終了の放送を誤って流した上に機材を破壊してしまった際には(機材が破損したために訂正放送も出来なかった)、口添えをして「暫くの間放送室出入り禁止」程度で済ませてくれている。 その後は、放送コンクールに出品するドキュメンタリーを制作するためスケット団に「ガラス男事件」の調査を依頼したり、カイメイ・ロックフェスティバルの司会やお昼のランチタイム放送のリポーターを務めたりするなど、放送部員として広く活躍している。ボッスンらのボケや放送中の突然のアクシデントなど、どんな事態に遭遇しても表情ひとつ動かさず冷静に対処する。ただしあくまで感情を顔に出さないだけであり、校内生放送第1回で生徒会が放送を無茶苦茶にした際には物騒な次回予告で締めくくっている(観ていたスケット団からは「やっぱり怒ってる」と評されている)。容姿の良さから彼女のファンは結構多い。 ポケット団のリーダーであるタクトの実姉であり、彼のことを「タッくん」と呼ぶが、怒る時は「タクト」と呼び捨てにしている。タクトによると「怒ると無茶苦茶怖い」らしい。 ダンテ / 伊達 聖士(だて きよし) 声 - 近藤隆 / GACKT ヴィジュアル系バンド「JardiN(ジャルダン)」のボーカル。2-E→3-C所属。5月30日生まれ。身長173cm、体重54kg、O型。好きなもの:dream of Lie、NARUTO -ナルト-。嫌いなもの:デスメタル。 ヴィジュアル系の世界観に陶酔している男子生徒。会話もそれを模した難解で端的な言葉(「堕ちた(落とし物をした)」「ストレイシープ(見捨てないで)」「巨躯なる天使(体の大きな美少女)」など)でしかしようとせず、コミュニケーションを取るのが非常に面倒臭い。一方で好物はテリヤキバーガー、好きなアニメは『NARUTO -ナルト-』など、子供らしい嗜好も目立つ。妙に惚れっぽく、作中では恋の相談だけでも3度スケット団を訪れている(そのうち1回はコマちゃんへの一目惚れ、1回はチェリーを女性と勘違いしたことによるもの)。 音楽を睡眠学習で覚えてその世界に入り込んでしまう体質の持ち主で、大晦日に半分眠りながら演歌を聴いた結果、冬休み明けには普段のヴィジュアル系スタイルから演歌スタイルに変貌していた。 バンドボーカルとしての実力は確かなものがあり、カイメイ・ロック・フェスティバルでは優勝を果たしている。 フミちゃん / 瀬川 ふみ(せがわ ふみ) 声 - 浅倉杏美 女子漫画研究部所属。1-D→2年。7月13日生まれ。身長150cm、体重40kg、O型。好きなもの:漫画。嫌いなもの:辛いもの。 ロマンの後輩で、ロマンを先輩として慕っている。もともと絵が上手かったが、自分の為に作ってくれたロマンの漫画指導書『ヘタッピ漫画研究所R(ロマンティック)』に感激して読み耽った結果、ロマンと同じような下手な絵しか描けなくなり、スケット団に助けを求めてくる。その後、絵は回復するが、本人はネームの制作を苦手に思っており、再びロマンの指導を仰ぐ。その結果、ロマンテイストの破天荒なストーリーの初投稿作『ふしぎ少女伝説 しゃかりきカスタードBOY参る!』を完成させ、見事入賞する。 美術部の森野は中学時代からの同級生で、同じ美術部に所属していた。高校入学後引きこもりとなった彼を心配し、彼を救おうとスケット団に共に奮闘し、彼に立ち直るきっかけを与えた。 コマちゃん / 森下 小麻(もりした こま) 声 - 能登麻美子 フミちゃんの親友。1年→2年。5月18日生まれ。身長181cm(1年時)→184cm(2年時)、体重不明、O型。好きなもの:戦国武将、優しくてカッコいい人。嫌いなもの:エッチな人。 体格が良く、バストやヒップなど全体的にムチムチした体型をしている。その体格とは裏腹に非常に気が小さい恥ずかしがり屋で、声も極端に小さい(アニメ版では初登場の際に、スイッチ作の集音マイクで会話をしていた)が、後に普通の声量での会話ができるようになっている。スケット団には、恋愛のことで依頼に訪れることが多い。 もともと、細かい作業が苦手で、しまいにはカップの取っ手を指で砕いたり、携帯電話を指で壊したりと女性離れした怪力を有しており、本人はこれをコンプレックスに思っている。日頃は力をコントロールして普通に生活できているが、緊張したり照れたりした時には制御できなくなり、人を片手で数メートル吹き飛ばし壁に叩き付けてしまうなどして(通称「コマ砲」)、主にボッスンが甚大な被害を被っている。 特技は戦国武将の物真似であり、趣味が高じて「女子高生プリンの戦国時代ファンサイト『武将髭』」を運営している。 祖父、両親、姉の5人家族で、父は建築関係の仕事をしている。家族は全員、長身かつ怪力であり、照れ屋で食欲旺盛。 エニグマン / 大門 明智(だいもん あきとし) 声 - 日野聡 クイズ研究会部長。自称「クイズ戦士エニグマン」。2年→3-C所属。2月26日生まれ。身長176cm、体重64kg、B型。好きなもの:謎(エニグマ)。嫌いなもの:仮面をとった自分。 仮面を着けてシルクハットに身を包み、大仰な口調で語りかけるクイズ番組の司会者のようなウザイノリが特徴の長身の男子生徒。この世には「[s]サディズム」、「[m]マゾヒズム」、そして「N(ナゾ:なぞなぞの答えを考え込んでいる相手の表情を見ると興奮してしまう性癖)」がいると説き、自身は「ドN」であると称する。クイズ研究会の部長として、助手のクエッチョンと共に他の部活にクイズで戦いを挑む活動を続けており、これまでに数多くの勝利を収めてきたが、対スケット団戦ではボッスンの閃きを前に、また、対生徒会戦では安形のIQ160の知能を前にあっけなく敗北する。 その素顔は容姿端麗の美男子で、榛葉に次ぐ学園で2番手のイケメン。しかし、仮面を付けていないと「エニグマン」時のキャラから一転して、シャイで心配性な小心者になってしまう。助手として自分を頼ってくれるクエッチョンに気があり、勇気を出して素顔のまま告白するが、同じく仮面を外すと性格豹変する体質だった彼女にこっぴどく振られる。その後も度々、クエッチョンとの色恋沙汰についてスケット団に相談に訪れ、助言を受けて彼女にアプローチをかけようとするが、不運が重なるなどなかなか上手くいかない。2月12日(バレンタインの2日前)、クエッチョンから日頃のお礼としてチョコを貰った。 サーヤ / 安形 紗綾(あがた さあや) 声 - 花澤香菜 安形の妹。2-B→3-E所属。3月26日生まれ。身長156cm、体重47kg、O型。好きなもの:純文学、動物。嫌いなもの:スポーツ。 素直に自分の気持ちを表すことのできない典型的なツンデレ少女。ツンデレ属性のほか、ツインテール、ニーソ、巨乳、天然、妹属性など、いわゆるギャルゲーの属性をほぼすべて兼ね備えており、スイッチには「全部盛り」と称された。自身のツンデレ体質を治すためにキャプテンの紹介でスケット団の元を訪れ、彼らの協力のおかげで以前より素直に振舞えるようになり、クラスにも溶け込むことが出来るようになり仲が余り良くなかったホリィとも友だちになった。 その中で特に親身になって自分を励ましてくれたボッスンに好意を抱くようになり、修学旅行の際には彼に対してそれとなく好意を仄めかした。その後しばらくの間、気まずさから距離を置いていたが、後日再び彼の元を訪れ正式に告白を果たす。返事こそ得られなかったものの気持ちの整理がついた模様で、今後は彼に対して積極的にアピールしていくことを宣誓した。椿に気があると勘違いした安形のアドバイスで冬休みの新年明けにお茶に誘うが、なぜか椿と安形まで付いて来てしまい、安形の勘違いを助長させる結果になってしまう。安形曰く「男嫌い」であるが本当に気を許した異性に対しては服の袖を無意識に掴むらしく、後期試験当日に自宅前にやって来たボッスンの服の袖を掴む姿を見せたことで一連の誤解を解かせた。 極度の運動音痴。修学旅行前の大縄跳び大会では回し手に立候補して跳ぶことを避けようとするほど。通信簿には最低評価の「1」以下の「もっとがんばりましょう」という特別な評価を貰ったらしい。動物が大好きであり、アニメ版だと休日は猫カフェに通っていると述べている。怪我をしていたフクロウ(後のホウスケ)を拾ってスケット団にやって来たこともある。 アニメでは2年目から登場。レギュラー的な扱いで原作で登場しない話でも登場したり、顔見せ程度に登場することもある。その中でボッスンに徐々に好意を寄せていく様子が描写されている。 チェリー / 佐倉 実(さくら みのる) 男子生徒。1-C→2年。9月11日生まれ。身長156cm、体重48kg、B型。好きなもの:ゲスニック料理。嫌いなもの:男。 見た目はふわふわの髪に可愛らしい中性的な顔立ちだが、実はとんでもなく下ネタが好きだというゲスな男子。幼少時代、偶然見つけたエロ本を見てから、自らの嗜好を「ゲス道」と称し、女性の体に直接危害を加えることなくあくまで下劣な言葉による戯れを極める通称「ゲスラー」としてのポリシーを貫き通している。しかし、ヒメコに危うく触れそうになったり、コマちゃんやデージーの手痛い攻撃を喜んで受け入れるなど、そのキャラはボッスンたちの理解の範疇を超えており、作者には「ある意味でこの作品の世界観をぶち壊すキャラ」と評されるほど。「です」を「げす」に置き換えて喋る。笑い声は「ゲスゲスゲス」。ロマンとはとても気が合う様子。 彼と同じくゲス道を貫く仲間(高校受験のため通っていた予備校で出会った)と共に、エロ本を読みゲス談義に花を咲かせるだけの「ゲスリング部」(部長・与田太郎/ヨタロー、副部長・下田稔治/シモーネ、部員・神山天照/ゲビテル)なる部活動をしていたが、活動状況を知った椿により廃部に追い込まれた。しかしその後も放課後の教室で仲間たちとゲス談義に花を咲かせていることから、ボッスンに「部室なくなっても同じじゃねーか」とツッコまれている。その後性懲りもなくスケット団・生徒会執行部の世代交代の際にゲスリング部を復活させようと企み、キリが新生徒会長になった生徒会執行部にタクトたちが新スケット団になる申請をしている最中、どさくさに紛れて部を認可させようとするがことごとく見破られ失敗に終わった。 上記の通りゲスな性格からコマちゃんには毛嫌いされており、作中ではボッスン以外で「コマ砲」を受けて吹き飛ばされていたが、2年時に同じクラスになってから毎日「コマ砲」を受け続けた結果、紙一重でよけられるようになった。
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