第6宇宙の出身者(破壊神シャンパ編)
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「ドラゴンボール超の登場人物」の記事における「第6宇宙の出身者(破壊神シャンパ編)」の解説
ボタモ 声 - 高戸靖広 第6宇宙破壊神選抜チームの一番手で、太った黄色いクマのような宇宙人。全身は無毛。並外れた弾力の体を持ち、衝撃を吸収してダメージを軽減することができる。また、アニメ版では口から、漫画版では耳からビームを放って攻撃する。 通常の悟空の打撃やかめはめ波による攻撃を受け付けないが、弾力のある体への過信や、戦闘力自体はそれほど大したことがないことが仇となり、最終的には悟空の機転により場外に落とされて敗北する。敗戦後はうなだれながら観戦を続けるが、後にベジータに「ぽんこつ」と言われて落ち込むマゲッタを慰める。また、第6宇宙と第7宇宙との野球の親善試合にも参加し、マゲッタとのコンビネーションを披露する。 力の大会ではベジータや悟飯と交戦し、ここでも弾力のある体でピッコロたちの総攻撃にも耐え、悟飯や超サイヤ人のベジータの打撃攻撃は効かずに優位に立つが、相変わらず自身の力に過信したためにベジータの機転により場外に落とされそうになったところをマゲッタに助けられ、その際に悪口に弱いマゲッタのフォローとして、マゲッタの肩に乗ることで耳を塞ぐ役割を担う。その後、ケールが無差別に気弾を乱射した際はマゲッタと共にその場から避難した。その後は悟飯と対戦し、パンチを撃ち込まれ続けて宙に浮かされ、悟飯に攻撃を当てることやジャンプして脱出することもできずにかめはめ波で場外に吹き飛ばされ、せめて道連れにしようと悟飯にビームを放ったが、結局は弾かれて失敗に終わり、そのまま場外に落ちて脱落した。 漫画版では17号の攻撃をことごとく受け流していたが、体型が激しく変形するほどの攻撃を受け、元に戻る反動で場外まで吹き飛ばされて脱落した。 フロスト 声 - 中尾隆聖 第6宇宙破壊神選抜チームの二番手で、第6宇宙の帝王。一人称は「わたし」。第7宇宙の帝王フリーザと瓜二つの外見と同じ声をしており、当初は紳士のように振る舞う。また、表向きは第6宇宙にはびこる戦争の悲劇を根絶するために平和維持軍を率いて紛争地へと飛び込み、戦後復興支援や子供たちへの援助にも力を注いでおり、宇宙平和賞を3回受賞した英雄として称えられ、試合に勝てばシャンパが活動を支援するとヴァドスがスカウトしてきたのでそれを受けたが、実際は裏の組織である宇宙海賊に星を襲撃させて紛争を自作自演で解決し、荒れた星を安く買い叩いて復興と再開発の利権で儲けるというビジネスを展開している。両腕の手首付近の小さな穴に即効性の毒針を忍ばせており、刺された相手は一時的に意識が朦朧とした状態に陥るが、刺されても痛みはほとんどないことやフロスト自身のこれを扱う技術が巧妙なことも相まって刺された相手も何が起きたかすら分からない。また、第1形態時点でも通常状態の悟空と互角程度に戦い、突撃形態になれば悟空を圧倒することができ、最終形態では超サイヤ人になった悟空には遠く及ばないものの、ピッコロでは魔貫光殺砲による一撃での勝利を狙わなければならない実力を持つ。 悟空と次に対戦するピッコロに対して前述の毒針を用いて勝利するが、そのことが三番手として対戦するベジータの怒りを買い、毒針を使う隙も見せられないままベジータの一撃の前に敗れる。敗北後はシャンパの用意した報酬を持ち逃げしようとしたが、同じく報酬を狙っていたヒットによって粛清される。その後、負ったダメージによりうなだれた状態で観戦席へと強制的に戻され、格闘試合が終わった後はマゲッタに担がれた。大会後はキャベの証言によって裏稼業が露見したために指名手配犯として逃亡していたが、生に対する執念は使えると判断したシャンパの要請でヒットに断れば殺すと脅しをかけられた上で「力の大会」の第6宇宙代表の選抜戦士の一人としてスカウトされ、シャンパから今までの罪の帳消しを断られた代わりに自分のビジネスと前回の第7宇宙との大会で恥をかかされたベジータへの復讐のために参戦した。また、「力の大会」開始直前にはフリーザと初対面を果たし、互いに素性を語り合った後はフリーザから手を組まないかと誘われたことですぐに了承した。 「力の大会」では第4宇宙のマジョラを倒したことから、浮かれあがりで油断していたクリリンを尻尾の一撃で場外に落として脱落させた。その後は弱っていた亀仙人を狙い、執拗に痛めつけて場外へ落とそうとするなどの卑劣な闘いを見せ、その際に亀仙人の魔封波で瓶の中に閉じ込められそうになるが、間一髪で亀仙人が外したことで事なきを得る。その後、ベジータもビームで狙い撃ちすることでベジータの視線を自分に向けさせ、耳栓をしたマゲッタとの連携プレイでベジータと亀仙人を追い詰め、亀仙人が放った3度目の魔封波を魔封波がえしで跳ね返すことで一度はベジータを瓶の中に閉じ込めたが、亀仙人が放っていた小さな気弾で瓶の口を破壊されてベジータの解放を許し、さらにはベジータの悪口でマゲッタが戦意を喪失したために勝機を失ってその場を後にした。さらにその後は、悟飯と対面していたフリーザに接触するが、当初はフリーザを「先輩」と呼んで敬意を払っているようにし、本当に自分と手を組んでいるかをこの目で確かめるために悟飯を攻撃することを要求する。その後、フリーザが悟飯を叩きのめした様子を見て信用し、ゴールデンフリーザになったフリーザから修行すれば自分もゴールデンになれることやパワーアップの仕方およびそのパワーアップ形態の弱点を教えられるが、最後は「誰も信用しないこと」をアドバイスされると共にあっさり気弾で場外へ落とされて脱落した。脱落後は、騙されたことに立腹し、さらにはフリーザから小物扱いされたことに逆上して観客席からビームでフリーザを狙おうとしたが、全王により消滅させられた。その後17号の願いにより復活した。 漫画版では第6宇宙最強の拳闘士と呼ばれており、戦争関連の話には特に言及されることはない。アニメ版と同様に紳士的に振る舞うが、その裏に卑劣な本性を隠しており「賞金も出ない戦いなど早く終わらせたい」という理由で同様の反則を行う。アニメ版では終始丁寧語だが、漫画版では本性を現したときは粗暴な口調で話す。宇宙サバイバル編では最序盤からフリーザの申し出を聞き入れ、助言通りに遥か格下のクリリンと天津飯を瞬殺、続いて亀仙人を狙うが悟空が現れたために標的を変更する。悟飯とピッコロを苦戦させる第9宇宙の戦士たちをフルパワーで一網打尽にするが、消耗しきった隙を突かれて裏切ったフリーザに場外へと落とされた。 劇中披露するのは、フリーザでいうところの第1形態、第3形態、最終形態だが、漫画版の単行本第1巻では幕間ページにてクリリンがフロストの第2形態を想像した姿が掲載されている。第1形態 フリーザの第1形態にあたる姿。フリーザの体色が紫を基調としているのに対し、フロストは青を基調としており、下半身は黒い。その他、体格はフリーザより一回りほど大きく、胸部や背中の外殻がないといった点が異なる。破壊神選抜格闘試合において、悟空に促されて突撃形態に移行する。 突撃形態 フリーザの第3形態に当たる姿。当初はこの形態が自身の最終形態であると称する。破壊神選抜格闘試合の第2試合中に変身し、フリーザとは違って体躯はそれほど大型化せず、身長は悟空と同じ程度である。紛争地に飛び込む際には主にこの形態を使う。漫画版では、この形態を見たピッコロはフリーザ第3形態との闘いを思い出す。フリーザと同じく指先からの衝撃波を使用するが悟空にはまるで通じず、超サイヤ人へと変身したのを見て慌てて最終形態へと移行する。 最終形態 フリーザの最終形態にあたる姿。破壊神選抜格闘試合で悟空から「本気を見せてくれ」と言われて変身し、本人は「温存していたわけではないが、パワーの制御が難しく、そのため一度だけ殺す必要のない悪党を手に掛けたために最終形態は封印していた」と言うが、悟空なら大丈夫と思い変身したといった旨の発言をする。宇宙サバイバル編では最初からこの姿で登場している。 最終形態フルパワー フリーザの最終形態フルパワーにあたる姿。宇宙サバイバル編でフリーザからアドバイスを受けた際、変身している。 オッタ・マゲッタ 声 - 龍田直樹 第6宇宙破壊神選抜チームの三番手。巨大なロボットのような姿をしているが、66950系銀河に住む金属生命体「メタルマン」と呼ばれる種族の宇宙人。頭部は開閉式になっており、そこから溶岩を飲み、それをエネルギー源としているが、体内機関では溶岩状の体液が燃焼しており、頭頂部から煙や排気ガス(いわゆる屁)を排出する。また、口からは溶岩の唾を吐き出すことができ、超サイヤ人のベジータのギャリック砲に押し勝つほどの威力を持つ。空中戦が苦手だが、頑丈な体を持ち、超サイヤ人のベジータの攻撃にも耐えられるほどに強固である。体内機関の溶岩状の体液を燃焼させて体温を高温化させることで全体的に戦闘能力をパワーアップでき、この高温化能力は周囲環境にも影響を与えるほどで、一帯の温度を極度に上昇させて閉鎖空間では酸素を薄くするために対戦相手は消耗戦を強いられるが、他にも体を回転させたり、溶岩の唾液を固めて棍棒状の武器にしたりと多彩な技を持つ。また、ベジータが先を見据えて力を温存しながら闘っていたとはいえ場外負け寸前まで追い込むほどに戦闘力は高く、一方ではメタルマン特有の性質として、悪口を言われただけで戦意を失うほどに繊細で精神面が弱いという弱点もある。漫画版ではシャンパの介入でリング上の優位を得ず、熱を用いた戦法は行わずに1000トンの重量から繰り出される打撃と唾を補助的に用いる戦いを見せる。 シャンパによる追加ルールと上記の能力による環境の変化もあってベジータを苦戦させるが、ベジータのファイナルフラッシュで舞台端まで押され、さらには追撃に殴りかかられた際にベジータから「ポンコツ」(漫画版では「鉄屑野郎」)と言われたことで戦意喪失し、そのまま場外に落とされて敗北する。敗戦後は酷く落ち込むが、直後にボタモに慰められる。また、第6宇宙と第7宇宙との野球の親善試合にも参加し、ボタモとのコンビネーションを披露する。 力の大会では、ベジータに敗れそうになったボタモを助け出し、ボタモを耳を塞ぐ耳栓代わりとした状態でベジータと再戦する。その後、頑丈な体とパワーを活かしてあらゆる戦士と対峙するが、ケールが無差別に気弾を乱射した際はボタモと共にその場から避難した。その後は、ラバンラと交戦した。さらにその後、溶岩の耳栓をした状態でフロストとの連携プレイでベジータと亀仙人を追い詰めるが、超サイヤ人ブルーのベジータの威圧の前に挙動不審になり、耳栓を気弾で外されて「屑鉄糞野郎」と言われたことで戦意を喪失し、落ち込んでいるところをベジータから「豆腐メンタル鍛えなおしてきやがれ」と吐き捨てられ、そのまま場外へ落とされて脱落する。 漫画版では暴走したケールを取り押さえようとしたが、体を持ち上げられてそのまま場外へと投げ落とされた。 キャベ 声 - 岸尾だいすけ 第6宇宙破壊神選抜チームの四番手で、惑星サダラを拠点とする第6宇宙のサイヤ人。一人称は「ボク」。真面目かつ礼儀正しい性格で、惑星サダラにいる家族のために雇われて悪人たちを倒すことを主な仕事としている。チームの中で最も若く、サイヤ人精鋭部隊「サダラ防衛隊」のエースを務めている。戦闘服の形状はフリーザ軍に取り込まれる前のサイヤ人のスタイルに似ているが、第7宇宙のサイヤ人のように尻尾はなく、超サイヤ人の存在を知らなかった。また、以前フロストとともに惑星マヨネーで宇宙海賊と戦ったこともあったが、その本性までは知らなかったために、信頼していたフロストの本性を知った際にはショックを受けている。戦闘時の構えやギャリック砲と同じ所作の必殺技など、ベジータと酷似した戦闘法を用い、通常のベジータと互角の戦いを見せるほどの実力を持っている。 超サイヤ人のベジータに歯が立たず、さらには超サイヤ人に覚醒する方法を知らなかったために最初は降参をしようとするが、その気弱な態度に激怒したベジータから自身の潜在能力を引き出すためとして徹底的に痛めつけられ、降参するなら惑星サダラを破壊すると脅迫される。その後、ベジータの言葉に激怒して超サイヤ人へと覚醒し、互角以上の強さを発揮するが、最終的には超サイヤ人ブルーに変身したベジータの一撃を受けて敗れる。試合後は自身を奮起させようと悪を演じたベジータの真意を知り、自分を師範したことを涙ながらに感謝し、あらためてさらなる強さを追い求めることや惑星サダラへ迎えることを約束する。また、格闘試合終了時にはベジータを「師匠」と呼ぶようになり、後に第6宇宙と第7宇宙との野球の親善試合にも参加する。 力の大会では、ニグリッシやムリサームを場外へ落として脱落させ、今度はベジータと再戦するが、ケールが暴走状態となってからは戦闘を中断する。その後は、トッポと交戦し、「ジャスティスパンチ」に吹き飛ばされる。その後、ジレンとヒットが戦っていた際には加勢しようとしたカリフラを制止し、彼女に対してヒットに策があることを伝えたが、ヒットが脱落した後は彼の分まで奮闘する決意を固める。その後はカリフラとケールを襲った第4宇宙のモンナと対戦し、敵わずにあわや脱落というところでベジータに助けられ、どちらかの宇宙が生き残ったら超ドラゴンボールで復活させる約束をしたが、その直後にモンナから敬愛するベジータを貶されたことで怒りから超サイヤ人2に覚醒し、圧倒して追い詰めた後は渾身の気功波でモンナを場外へ吹き飛ばして脱落させた。その後、サイヤ人を憎むフリーザに戦いを挑まれ、超サイヤ人2のギャリック砲で応戦するが、ゴールデンフリーザの力の前に成す術も無く圧倒され、最終的にはエネルギー弾の一撃によって場外に落とされて脱落した。脱落後はカリフラたちの応援をしたが、第6宇宙が全滅した後はベジータたちの勝利を祈りながら消滅した。17号の願いで復活した後、ベジータたちが優勝し、約束を果たしてくれたと喜んだ。その後、カリフラに超サイヤ人3になる特訓に付き合うよう促された。 漫画版ではカリフラたちと共にゴールデンフリーザに立ち向かうも全く敵わず、暴走して暴れ回った後に脱落の危機に陥ったケールの身代わりとなって脱落した。 ヒット 声 - 山路和弘 第6宇宙破壊神選抜チームの五番手で、第6宇宙の伝説の殺し屋。ロングコートを纏った風貌をしており年齢は1000歳以上。一人称は「オレ」。寡黙な性格で、他の者の試合では目を瞑ったまま静かに過ごすが、ベジータの気迫で飛び散ったバリアの欠片を目を瞑りながらも軽々と受け止めたり、報酬である神の乗り物「キューブ」を奪おうとしたフロストを一瞬で倒すほどの実力を持っており、それ故にシャンパからは「第6宇宙の生ける伝説」と非常に高く買われて試合に出るように推されるばかりか、第7宇宙のビルスやウイスにも「第6宇宙で最高の腕を誇る殺し屋」や「百発百中のヒット」という噂は耳に入っており、悟空とベジータも試合前から第6宇宙選抜の中でも格が違う存在であることを察する。殺しを生業にしてはいるが、分別のない殺人は嫌っているために殺しかねない状況を避けており、それ故に悟空らに対して降参を勧めている。また、生まれついての才能のみで戦っており、トレーニングなどはしたことは一切なく、その必要も感じていなかったが、その成長のスピードは悟空らサイヤ人に勝るとも劣らなく、強敵を得ることで戦いの中で成長して自分のポテンシャルを最大限まで引き出すために構えも進化する。時間を跳躍した特殊能力「時とばし」を使うことができ、自身以外の時間を約0.1秒間ほど止めることが可能となり、さらには跳躍した時間を貯めることでその貯めた時間を使って別空間(パラレルワールド)を作ることで自由に移動することもできる。別空間にいる間は敵は視認できたとしても触れることが叶わず、また別空間にいる間はヒット自身も相手に触れられない。戦闘では、それに合わせてヒット自身が超サイヤ人ブルー時のベジータすら翻弄するほどの超高速による攻撃を行える実力者であることも相まって、攻撃の瞬間に時を飛ばし、空手でいうところの「一本拳」の型に握った拳で人中や鳩尾などの相手の人体急所を的確に撃ち抜くといった戦闘術を使用するが、他にも狙ったターゲット以外の物体はすり抜けて敵に当たると蓄積された時間の分のダメージも時間差で伝達して相手の体に拳圧がゆっくりと深くめり込むことができる気を込めた拳圧を飛ばしての攻撃も使う。また、約一年間の闘いや修行でさらに力をつけた悟空の背後を取るほどの実力を見せており、一撃で超サイヤ人ブルーの悟空を心停止にまで追い込むほどの攻撃を放つこともできる。 ベジータを完封して勝利し、次の悟空との対戦でも彼を追い詰めるが、それでも時飛ばしに対応する悟空の実力に興味を抱き、本気で挑む。その後は悟空の影響で時とばしを0.1秒から0.2秒、0.5秒と効果時間を拡大進化させたり、ベジータ戦のような急所を冷静に撃ち抜く戦闘法から打撃の乱打戦に応じるような戦い方へと変化させたり、大声で吼えて気合を入れたり、自分の成長を饒舌に語ったりとそれ以前とは違った戦闘を楽しむようになり、さらには悟空に殺さないように本気を出していないことを見抜かれ、ルール無用を提案されるが、そのことで揉めるビルスとシャンパの口喧嘩を見て、これ以上の戦闘は無理と判断した悟空がわざと場外に降りたことで試合には勝利し、再戦を約束する。その後、モナカ戦では悟空に借りを返すためにモナカが弱いことに気づきながらもわざと場外に落ち、第7宇宙チームに勝利を譲る。 第6宇宙と第7宇宙との野球親善試合にはシャンパが連絡をつけるのは面倒という理由で参加しなかった。本気の戦いを見たいという悟空によってウイスとヴァドスを経由して悟空自身の暗殺を依頼され、再び悟空の前に姿を現すが、依頼主が悟空自身であることを知り、ギャラリーが多すぎて仕事にならないと言い捨て、依頼に期限がないことを悟空に聞くと「のんびり殺す」と告げて勝負を保留にした。 力の大会では、序盤でナリラーマを脱落させ、さらにはケールが暴走状態となって吹き飛ばされたカリフラを時とばしで援護した。その後、ケールを倒したジレンと睨み合うが、悟空が乱入したことで「今の内だ」とカリフラやケールと共にその場から去った。その後はディスポと対戦し、最初はディスポの速度強化能力に苦戦するが、その間にスピードに慣れることで武舞台の端に追い詰められたと見せかけて次元を移動して攻撃を回避し、ディスポを場外へ落とすことに成功したところをクンシーに救助されたことで失敗に終わる。その後、ディスポとクンシーのタッグに苦戦を強いられ、直後に超サイヤ人ゴッドの孫悟空の乱入により状況が一変したことでクンシーと単身で対戦し、周りに地雷原を仕掛けられて近づけないようにされたが、衝撃波(人体にだけ影響のある透明な気弾)を放ってクンシーを吹き飛ばす。さらにその後は、悟空と交代してディスポと再戦し、時とばしすると見せかけて筋肉の動きだけで相手を欺く戦法でディスポを追い詰め、再びディスポを場外へ落とそうとしたが、同じようにクンシーに救助されたことで再び失敗する。その後、襲い掛かってきたクンシーを時とばしで交わし、一撃で場外へ落として脱落させた。さらにその後は、悟空に止めを刺そうとしたジレンの前に現れて彼と対峙し、時とばしや別空間に潜んでの攻撃を破られながらも反撃のきっかけを狙って攻撃を続け、ジレンが反応するタイミングを体で覚えた後はジレンに渾身の一撃を当てることで時とばしを連続してかける奥の手で彼の動きを封じ、その間に捨て身の技を放とうとしたが、時をも超越したジレンの圧倒的な力の前に技を破られ、一方的に叩きのめされた後はジレンが放った止めの気功弾で場外に吹き飛ばされて脱落する。その後キャベたちと共に消滅するも17号の願いで復活した。 漫画版では悟空との戦闘内容が大きく異なっており、悟空が時とばしを動きを予測して攻略する点や、ヒットが殺人術の使用を控えて全力をまだ見せていなかった点は同じだが、時とばしはヒットより戦闘力の高い相手には止められる時間が短縮・無効化するなどの正常に作用しなくなるという能力の制約が設けられ、ベジータに圧勝できたのも、キャベとの戦いでベジータがすでに消耗しており超サイヤ人ブルー本来の力ではなかったなど、アニメ版よりも実力が弱く描かれている。また、時とばしの発動には、手の動作を必要とする。漫画版では、ヒットがポケットに手を入れ丈の長いコートを着ている理由は、相手に時とばし直前の動きを悟らせないためであると、悟空が推察する。宇宙サバイバル編では己を鍛え直し、超サイヤ人ブルーを完成させた悟空を驚嘆させるほどのパワーを獲得。さらに新技「時ずらし」を引っ提げ、ジレンの時間を遅くさせて戦いを有利に運ぶが、リング端で時ずらしの干渉を無視するほどのパワーとスピードで迎撃され一撃で脱落した。大会ルールにより、今回も殺しの技は披露していない。
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第6宇宙の出身者(宇宙サバイバル編)
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「ドラゴンボール超の登場人物」の記事における「第6宇宙の出身者(宇宙サバイバル編)」の解説
レンソウ 声 - 高塚正也 第6宇宙のサイヤ人で元サダラ防衛隊隊長。かつて、キャベを指導した師匠でもありキャベからは信頼されている。現在は、足を患っており防衛隊長を引退している。このことから、宇宙の存亡をかけた「力の大会」の出場をキャベから志願されても「今の自分にそんな大層なものを背負うことはできない」と拒否し、代わりに妹のカリフラを連れて行くことを提案する。 漫画版には登場しない。 カリフラ 声 - 小松由佳 第6宇宙の戦士。サイヤ人でレンソウの妹。一人称は「あたし」。チンピラたちのボスを務める不良少女で、気が荒く男勝りな性格でキャベが苦手としている人物。レンソウいわく「潜在能力は遥かに俺を上回っている」として「力の大会」のメンバーに推薦された。見様見真似で超サイヤ人、超サイヤ人2への変身を完全に身に付けるなど、戦闘センスは非常に高い。格闘技術はいわゆる喧嘩殺法で特定の武術を学んだわけではなく、そうした相手との経験も不足していたため、同じ超サイヤ人2でも最初は悟空にはあしらわれていたが、それもすぐに追いついて見せた。悟空からは「この大会中に超サイヤ人3どころかその先までも行けちまうかもな」と評されたが、結局力の大会中に超サイヤ人2より上の変身はできなかった。 当初は宇宙の存亡が懸っていることを「知ったことか」と大会の出場を拒否していたが、超サイヤ人化したキャベから「さらに上を目指せるはずのあなたがこんな所で燻ってていいのですか」と諭され「さらに上」と「超サイヤ人」に興味を持ち始める。そして、キャベから超サイヤ人への覚醒の方法を教えてもらい、超サイヤ人へと覚醒し「力の大会」の出場を承諾する。さらに妹分のケールを出場させることを提案する。 力の大会開始直前には、初対面の悟空に握手を求められるが「全宇宙最強を決めに来たんだ。馴れ合ってられるかよ」と拒否した。 ケールを痛めつけていたナパパ、メチオープと交戦しナパパを場外へ落とした。その後、悟空と対戦しトランクスがセルと対峙した時のようなパワーアップのためだけの変身をし、パワーを気にしすぎたためにスピードが落ちていることと、その変身は長く戦うのに向いていないことを悟空に指摘され、超サイヤ人2の変身の仕方を教えられ段々と親しくなっていく。だが、その成り行きがケールを暴走状態の超サイヤ人に覚醒させるきっかけとなる。その時のケールの突進で吹き飛ばされるがヒットの「時とばし」により難を逃れた。その後、ジレンに倒されたケールを救助した。続いて、プライド・トルーパーズのケットルと交戦し苦戦する。さらに、その場に駆け付けたカーセラル、ココット、ゾイレーとの4対1という圧倒的不利な状況に陥る。その際、異空間に閉じ込められたケールに気張りながら守ろうとする姿勢がケールを自意識を保った超サイヤ人に覚醒させるきっかけとなり、異空間から脱出したケールと力を合わせプライド・トルーパーズ3人を撃破した。その後は、疲弊したケールを抱いてその場から去った。当初は心配ないと静観していたヒットとディスポの戦いでは、ディスポがクンシーと手を組んだことで追い詰められていくヒットを見兼ねて加勢しようとしたが、悟空の乱入で加勢せずに終わる。さらにその後、第4宇宙のモンナに襲われて交戦しようとしたが、乱入したキャベに止められて彼にその場を任せ、渋々撤退した。悟空が第3宇宙のボラレータやコイツカイ、パンチアに追い詰めた際には乱入して一気に一蹴し、そのまま悟空に戦いを挑む。脱落したヒットやキャベの分も生き残るために強くなろうと考え、悟空から超サイヤ人3への覚醒の仕方を聞き出すために交戦。最初は、超サイヤ人になっていない悟空をパンチやキックの連続攻撃で押しているように見えたが、一発も当てることができず逆に押される。シャンパから「逃げろ」と命令されるが聞き入れず、徐々に悟空の動きに慣れてきて反撃に転じる。今度は、残像拳や瞬間移動攻撃に翻弄されるが、次第に悟空の攻撃を見切り、ほぼ互角の戦闘を演じる。この対応の仕方を亀仙人は「凄まじい順応性」と評した。ウイスは、「元々カリフラさんの中にそれだけの能力が眠っていた」「悟空さんと戦うことでその能力がどんどん解放されていっている」と言う。悟空を追い詰めていくと、超サイヤ人になるように促し、悟空が超サイヤ人2になると気功波系の必殺技「クラッシュ・キャノン」を繰り出す。第2ラウンドを繰り広げさらに戦いは高速化していき、今度はケールも戦いに参戦させ、息の合ったコンビネーションで悟空を追い詰めるが、ウイスの「カリフラさんとケールさんの攻撃に悟空さんの感覚がどんどん鋭くなっている」という説明通りに悟空は攻撃を見切っていく。しかし、暴走状態の超サイヤ人を使いこなしたケールと組んでも超サイヤ人ゴッドの悟空に追い詰められ、シャンパから事前に渡されていたポタラによってケールと合体し、ケフラとなる。ケフラとなった後は悟空を圧倒したものの、「身勝手の極意」を発動した悟空のかめはめ波によって場外へ吹き飛ばされ、ケール共々脱落した。また、その際に衝撃でポタラが壊れたために合体が解除され、脱落後はケールと分離して元に戻り、悟空に向かって「いつかぶっとばしてやるからな」とリベンジを約束した。第6宇宙が全滅したことで消滅するも17号の願いで復活し、ケールと喜び合い、超サイヤ人3になるための特訓を始めることを決める。 漫画版では惑星サダラの治安の悪い一帯を仕切っており、通りがかった者から物資を奪い仲間と分け合う盗賊業を営んでいる。ノーマル状態のキャベを一方的に叩きのめしたが、超サイヤ人のキャベには完敗した。自分に勝利して超サイヤ人への変身も教授すると約束したキャベに敬称を付けて持て成すなど、粗野だったアニメ版と比べると恩や上下関係を尊重する性格となっており、ケールが力を隠していたことに関しては快く受け入れていた。第6宇宙のサイヤ人を執拗に狙うフリーザに超サイヤ人となって善戦するが、ゴールデンフリーザ相手には手も足も出ずに痛めつけられた。後に同宇宙の界王神フワからポタラを盗んでいたことが判明し、合体する形でケールの暴走と危機を救うこととなった。 鳥山の最初の原案には存在しなかったが、アニメスタッフにより考えられたケールを見た鳥山が面白がってカリフラをデザインし、カリフラとケールの2人をペアにすることが決められた。 ケール 声 - ゆかな 第6宇宙の戦士。サイヤ人でカリフラの妹分。暗い雰囲気を持つ女性で性格は内気。一人称は「わたし」。姉貴分であるカリフラを「姐さん」と呼び慕っており、カリフラが他の者と仲良くしているのは気に入らないなど嫉妬深い一面もある。カリフラから「力の大会」の出場を提案され、自身も超サイヤ人に覚醒するための練習をしたが中々覚醒できなかった。しかし、カリフラとキャベが目の前で仲良くしていると勘違いしその嫉妬心から暴走状態の超サイヤ人に覚醒し、キャベを殺そうとしたがカリフラの必死の呼びかけで怒りが解け元に戻った。暴走状態の超サイヤ人時に気を放つ際、周りの空間が緑色のエフェクトに包まれ、それが吸収されるかのように球状になって集まる。 力の大会では、ナパパとメチオープに執拗に痛めつけられカリフラに助けられる。その後、カリフラが悟空と親しくしているような様子を見て再び嫉妬心から暴走状態に覚醒し悟空を苦戦させ、敵味方区別なく気弾を乱射してメチオープを場外に落とし止めに入ったブーオンを脱落させた。声だけで武舞台を破壊するほどに暴れまわったが、止めに入ったジレンには手も足も出ないまま倒され、暴走状態が解けカリフラに救助された。その後は、ココットに異空間へ閉じ込められ、カリフラが執拗に痛めつけられているのを見るに耐えかねて「迷惑ばかりかけているダメな自分が大嫌い」という怒りで、自意識を保った超サイヤ人に覚醒し異空間から脱出する。カリフラと力を合わせて合体光線を放ち、プライド・トルーパーズの「ユナイテッドジャスティスストリーム」とほぼ互角の押し合いだったがカリフラの励ましの言葉に感化され、さらにパワーアップしプライド・トルーパーズ3人を場外に吹き飛ばし勝利した。その後は、再び変身が解けカリフラに背負われその場から退散する。カリフラが悟空と再戦した際は、最初は傍観しカリフラが戦っている姿を「楽しそう」と喜んでいたが、悟空に呼ばれカリフラに「一緒に超サイヤ人になろうぜ」と参戦を勧められ承諾し参戦。カリフラと一緒に戦えることを喜び、優れたコンビネーションで悟空を攻めるが、次第に悟空に攻撃を見切られる。その後、もっと強くなってカリフラと一緒に戦うために、再び暴走状態の超サイヤ人に覚醒するが、カリフラの呼びかけで完全に力を使いこなし、さらにはポタラによってカリフラと合体してケフラとなる。ケフラとなった後は悟空を圧倒したものの、「身勝手の極意」を発動した悟空のかめはめ波によって場外へ吹き飛ばされ、カリフラと共に脱落した。また、その際にポタラが壊れたために合体が解除され、脱落後はカリフラと分離して元に戻り、シャンパたちに対して負けたことを謝罪した。第6宇宙全滅で消滅するも17号の願いで復活し、カリフラと共に喜び合った。 漫画版ではカリフラを本人の与り知らぬ所で援護しており、サダラ軍兵士の銃や超サイヤ人状態のキャベから宝飾品を奪うなど高い実力を伺わせている。フリーザへの怒りで独自の進化形態の超サイヤ人に変貌し、完成した超サイヤ人ブルーの悟空とゴールデンフリーザ、トッポやベジータを圧倒する。その後も多くの戦士たちを脱落させるが自分のパワーに意識を呑まれて同士討ちに走り始め、動きの単調さと時間経過によってパワーが著しく低下する弱点を露呈し、抜群のチームワークを発揮したプライド・トルーパーズに実質的に敗北。脱落する寸前で身を挺したキャベに救われ、この際にポタラを付けられたことでケフラに変化した。 アニメスタッフのシナリオ会議でブロリーのようなキャラクターを出すことに決まり、そのままでは面白くないということで女性としてデザインされた。ケフラ ケールとカリフラがポタラによって合体して生まれた戦士。一人称は「あたし」。ケールと同様の緑がかった金髪の超サイヤ人に変身が可能。超サイヤ人にならずとも超サイヤ人ゴッドの悟空を上回る戦闘力を発揮し、前述の超サイヤ人になれば界王拳を使用した超サイヤ人ブルーの悟空とも互角以上に戦えるほどになる。悟空を圧倒して追い詰めるが、再び「身勝手の極意」へと進化した悟空に攻撃を回避され、彼の気迫に焦りを見せる。攻撃を避けられたり、自らも攻撃を受けながらも気を高め続け、ついには全力の大技を放つが、悟空に回避された上に彼が放った至近距離でのかめはめ波によって場外へ吹き飛ばされ脱落し、合体が解除された。 漫画版では暴走ケールを倒した第11宇宙の戦士たちを圧倒し、一気に6人を脱落させる。その後は悟飯と戦い、相打ちとなる形で脱落した。 Dr.ロタ 声 - 菊池正美 第6宇宙の戦士。赤い猪のような容姿をしている。ドクターならではの能力を持っている。何かと目立ちたがり屋で、対峙した悟飯とピッコロに対しなぜ自分が「ドクター」と呼ばれているのかを説明しようとするが、ハーミラのレーザーで撃たれ倒れる。その後、復活しプランを抑えつけ再び自分の能力を明かそうとしたが、イライラしていたベジータの気功波でプラン共々場外へ吹き飛ばされ脱落した。結局、どのような能力を持っていたのか披露されることなく終わった。 漫画版では魔術の使い手であることが明らかとなったが、使う暇もなく脱落している。 サオネル 声 - 神奈延年 第6宇宙の戦士でナメック星人。力の大会開始直前、それぞれの宇宙の代表選手紹介の初登場時は、ピリナと共に影に身を顰めた姿がはっきりしない登場をした。ナメック星人特有の能力を持ち、ピッコロと同様に腕を伸ばしたり、千切れてもそこから再生させることができる。また、第6宇宙の代表としてピリナと共に多くのナメック星人の有志と同化しており、戦闘力や気が格段に上がっている。力の大会では力を得た体が安定するまで派手な戦闘は避け、大会後半の戦力補強として控えていた。ジレンとヒットの戦いを観戦していた悟空をピリナと共に不意打ちを仕掛けたが、悟飯とピッコロに阻まれて二人と対峙する。しばらくは戦いを続けていたが、悟空とケフラの気による衝撃波に巻き込まれそうになり、一旦は中断した。ケフラの脱落後はシャンパから必ず勝つように言われ、ピリナと共に勝利を約束し、再び悟空とピッコロと対戦する。戦いの末に悟飯のかめはめ波を受け、それでも根性で耐え抜いたまま悟飯に襲い掛かるが、直後にピッコロの魔貫光殺砲によりピリナと共に腹部を撃ち抜かれ、そのままかめはめ波によってピリナ共々場外へ吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では大会序盤でピリナと共に第10宇宙のナパパと戦う様子が描かれ、後に暴走したケールの説得を試みるも場外に落とされた。 ピリナ 声 - 江川央生 第6宇宙の戦士でナメック星人。力の大会開始直前、それぞれの宇宙の代表選手紹介の初登場時は、サオネルと共に影に身を顰めた姿がはっきりしない登場をした。大柄で厳つい姿をしている。サオネルと同じくナメック星人特有の能力を持ち、多くのナメック星人の有志と同化している。力の大会ではサオネルと共に悟飯、ピッコロと対戦する。戦いの末に悟飯のかめはめ波と自身の気功波による押し合いとなり、最初は少しずつ押していたが、ピッコロの魔貫光殺砲によりサオネル共々腹部を撃ち抜かれた上にかめはめ波に押し負け、そのままサオネルと共に場外へ吹き飛ばされて脱落した。 漫画版では大会序盤でサオネルと共に第10宇宙のナパパと戦う様子が描かれ、後に暴走したケールの説得を試みるも場外に落とされた。
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