宝飾品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/26 22:47 UTC 版)
「マリア・パヴロヴナ (ロシア大公妃)」の記事における「宝飾品」の解説
マリヤ・パヴロヴナは宝石の収集に情熱を注ぎ、そのコレクションは世界的に有名だった。収集品の中には、エカチェリーナ2世の所有していた100カラットのエメラルド、フランス皇后ジョゼフィーヌの所有していた5カラットのルビーなどが含まれた。 ロシア革命後、大公妃の一家と親しかったイギリス人美術商アルバート・ストップフォード(英語版)が妃の貴重な宝石類を宮殿から運び出し、密かにロシア国外へ持ち出して救出した。マリヤ・パヴロヴナの没後、その宝石類は彼女の家族の亡命皇族としての生活を維持するための資金源となり、売り払われた。 購入者のうち、ロマノフ家の宝飾品を買い漁ったことで有名なイギリス王妃メアリーはウラジーミル・ティアラを入手した。これは真珠が付いたダイヤモンドの環の連なりで構成された豪奢なティアラで、現在はメアリーの孫娘エリザベス2世の頭上を飾っている。ティアラのフレームは大公妃所有時は金製だったが、現在のフレームはガラードのプラチナ製のものに換えられている。 義理の姪の1人ルーマニア王妃マリアは、カルティエ製のココシュニック(英語版)型のサファイアのティアラを買い取った。長女エレナの義理の姉妹にあたるギリシャのアナスタシア王女は、ルビーのパリュール(一揃いの装身具セット)を購入した。大公妃のコレクションの一部を買い取った者のリストには、女相続人のバーバラ・ハットンや女優のエリザベス・テイラーも含まれた。 ウラジーミル・ティアラを着けたイギリス王妃メアリー、1934年 ウラジーミル・ティアラを着けたイギリス女王エリザベス2世、1959年 .
※この「宝飾品」の解説は、「マリア・パヴロヴナ (ロシア大公妃)」の解説の一部です。
「宝飾品」を含む「マリア・パヴロヴナ (ロシア大公妃)」の記事については、「マリア・パヴロヴナ (ロシア大公妃)」の概要を参照ください。
「宝飾品」の例文・使い方・用例・文例
「宝飾品」に関係したコラム
-
世界のプラチナ(白金)の年間採掘量は200トン前後です。金の年間採掘産量が4000トンなので、プラチナは金の約20分の1の量しか採掘されていません。下の図は、プラチナの生産量をグラフに表したものです。
- 宝飾品のページへのリンク