たすきとは? わかりやすく解説

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たすき【×襷/手×繦】

読み方:たすき

和服の袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも。背中斜め十文字交差させ両肩まわして結ぶ。

一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも。「次走者に—を渡す」

ひもや線などを斜めに交差させること。また、そのような形や模様

漢字で、「戈」などの「ノ」の部分

古代神事奉仕するための物忌みのしるしとして肩にかけるひも。

「白たへの—を掛けまそ鏡手に取り持ちて」〈・九〇四〉

[補説] 「襷」は国字


たすき


たすき 【襷】

仕事をする時、着物の袖やたもとをたくしあげておくひも。日本神話天の岩屋戸の前で天女命が日蔭でたすきをしたとあり、埴輪にもたすき姿がある。神官神事木綿だすきをし、古く実用よりも儀礼的なのだったようだ。

たすき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 14:27 UTC 版)

たすき手繦)は、本来は主に和服において、が邪魔にならないようにたくし上げるための布地で、通常はからにかけて通し、斜め十字に交差させて使用するが、輪状にして片方の肩から腰にかけて斜めに垂らして用いる方法もある。また、目印や宣伝などの用途として体にかける紐・布地のことも指す。


  1. ^ 東京国立博物館 『埴輪「腰かける巫女」』2012年7月22日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h 『世界大百科事典 第2版』「たすき」2006年 平凡社
  3. ^ 住吉大社「御田植神事」 2012年7月26日 閲覧
  4. ^ 読売新聞 『伊勢市楠部町の神宮神田で「神田御田植初」行われる (2012年5月13日)』 Archived 2012年6月28日, at the Wayback Machine. 2012年7月26日 閲覧
  5. ^ 『世界大百科事典 第2版』「木綿襷」2006年 平凡社
  6. ^ a b 『世界大百科事典 第2版』「仁王襷」2006年 平凡社
  7. ^ 神社本庁『神社有職故実』1951年7月15日発行全129頁中72頁
  8. ^ 【世にも“奇妙な”公選法】時折現れる「本人」の正体は?”. NHK. 2023年1月3日閲覧。
  9. ^ ミスユニバース日本代表-小川眞理絵様-(HOSAKA)
  10. ^ ミス日本ミス・ユニバース、観光キャンペーンの「ミス○○」や「○○観光大使」「○○親善大使」などが該当し、大抵は公のイベント(次回受賞者へのたすき引継ぎ、キャンペーン活動他)があるときに主催者から貸与される。ミス日本など一部受賞者にそのまま記念として贈呈される場合もある。近年は観光大使にその地元ゆかりのある著名人が就任し、そのPRのためにたすきを贈呈される場合(熊本県「宣伝部長」・スザンヌなど)もある
  11. ^ 易林『易林本節用集』国立国語研究所、1597年。 


「たすき」の続きの解説一覧

たすき

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 09:01 UTC 版)

名詞

たすき手繦

  1. 和服の袖や袂が邪魔にならないようからげる紐や布。
  2. 一方の肩から他方の腰まで斜めにかける輪状の紐や布。
  3. 紐や線、細長い物を斜めに交差すること。その形や模様
  4. 神事物忌みしるしで肩にかける紐。
  5. 建築において斜めに十字状交差して取り付ける建材
  6. 漢字の画の「ノ」の部分

発音(?)

た↗すき
た↗すき↘

派生語


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