観光大使とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 労働 > 役職 > 大使 > 観光大使の意味・解説 

観光大使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 00:01 UTC 版)

観光大使(かんこうたいし、Sightseeing ambassador)とは、観光地振興のために観光地の象徴的存在として広報活動に携わるボランティアのうち特に公共性の高い団体からの委嘱を受けた民間人や民間団体の地位称号である。

類似する職名に広報大使(PR大使)、ふるさと大使観光カリスマなどがある。

概要

観光業や地域振興を目的として、対外的に自らの地域を広報する者(ボランティア)のうち、特に公共性の高い団体である地方自治体(都道府県市区町村)や民間団体(観光協会や商工会議所その他団体)が運営主体になり、地位・称号を定めて委嘱している[1][2][3]。希望する者が応募し(志願)、選考された者が委嘱される。応募には地域選出で任期中の政治家国会議員都道府県議会議員市区町村議会議員)や地方自治体職員、観光業界団体より推薦が必要な場合もある[4]

観光大使の活動は、観光大使制度の設置主体により様々であるが、概ね、東京他観光客の見込める大都市圏(大消費地)を巡業し、当地の広報活動を展開する他、シンポジウムその他観光振興に関連する行事の出席が予定されているという活動が常である。

問題点

選出方法や委嘱を受けた者が不祥事等を起こすなどで大使に相応しいか等の賛否両論になる場合があり、運営主体が対応に苦慮することもある。例えばとかち観光大使(北海道十勝総合振興局と十勝観光連盟)に地元選出現役国会議員を任命したが、与党政党所属者のみの任命で、選考が平等ではない(政治的に偏りがある)ことが問題として報じられた[5]

脚注

  1. ^ “兵庫)観光大使「サファイア」 宝塚市が9代目を募集”. 朝日新聞. (2019年4月10日). https://www.asahi.com/articles/ASM3Q3WN9M3QPIHB00M.html 2019年4月10日閲覧。 
  2. ^ “観光大使に水森かおりさん 伊那市が委嘱”. 長野日報. (2019年4月4日). http://www.nagano-np.co.jp/articles/46387 2019年4月9日閲覧。  {{cite news}}: |accessdate=|date=の日付が不正です。 (説明)
  3. ^ “伊賀市観光大使 歌手・山本さんに委嘱 「私らしい情報提供」 /三重”. 毎日新聞. (2019年4月6日). https://mainichi.jp/articles/20190406/ddl/k24/040/297000c 2019年4月9日閲覧。  {{cite news}}: |accessdate=|date=の日付が不正です。 (説明)
  4. ^ "はこだて観光大使について" 函館市 2022年2月15日更新 2024年3月17日閲覧
  5. ^ "とかち観光大使になぜ与党政治家? 振興局などが委嘱 専門家「特定政党のみは異例」" 北海道新聞 2023年11月15日20:17更新 2024年3月16日閲覧

関連項目

外部リンク


観光大使

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 02:38 UTC 版)

常滑市」の記事における「観光大使」の解説

2010年平成22年2月11日にはお笑いコンビナインティナイン矢部浩之が「常滑親善大使」に就任した。「ナインティナインのオールナイトニッポン」でもコーナー化されている。

※この「観光大使」の解説は、「常滑市」の解説の一部です。
「観光大使」を含む「常滑市」の記事については、「常滑市」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「観光大使」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「観光大使」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



観光大使と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「観光大使」の関連用語

観光大使のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



観光大使のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの観光大使 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの常滑市 (改訂履歴)、九十九里町 (改訂履歴)、けものフレンズ (改訂履歴)、タケカワユキヒデ (改訂履歴)、小金井市 (改訂履歴)、扶桑町 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS