片平なぎさ 片平なぎさの概要

片平なぎさ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 06:19 UTC 版)

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かたひら なぎさ
片平 なぎさ
本名 片平 なぎさ
生年月日 (1959-07-12) 1959年7月12日(61歳)
出生地 日本東京都品川区[1]
身長 167 cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル テレビドラマ映画舞台
配偶者 独身(未婚)
主な作品
テレビドラマ
スチュワーデス物語[1]
小京都ミステリー』シリーズ
赤い霊柩車シリーズ
Ns'あおい
凪のお暇
映画
トリック劇場版2
バラエティ
新婚さんいらっしゃい!
坂上どうぶつ王国
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略歴

東京都品川区に生まれ、不動産会社経営の両親、姉の4人家族の中で育つ。高畑小学校1年のとき転居し中延小学校へ転校。のち区立荏原第二中学校に進学。堀越高等学校卒業。

1974年日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』に出演し合格[1][2]1975年東芝から「純愛」で、当初はアイドル歌手としてデビュー[3]。同年に「美しい契り」で第17回日本レコード大賞新人賞、新宿音楽祭銀賞などを受賞した。同じ所属事務所(ホリプロ)所属で、2期下の1977年デビューである榊原郁恵とは同学年であり、同じ堀越高校時代の同級生であり親友。互いに名前で呼び合う仲。

歌手デビューの1975年、映画『青い山脈』で女優デビューし、3年後には歌手としての限界が見えたのか歌手活動を休止し本格的に女優業へ転向[3][1]。ホリプロからは山口百恵二世として期待された[4]。1983年から1984年にかけてのヒットドラマ『スチュワーデス物語』では、当時ホリプロの後輩で主人公役だった堀ちえみをいじめる悪女役を演じて一躍評判となった[1]が、若者世代を中心に視聴率が高かった為に、良くも悪くもその社会的影響度は大きかった。

1990年代から、清楚感溢れる聡明な女性や、正義感の強い気丈な女性の探偵役を演じることが増え、日本テレビ『火曜サスペンス劇場』の『小京都ミステリー』シリーズ、フジテレビの『山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ』、テレビ朝日土曜ワイド劇場』の『子づくり旅行』シリーズなどの2時間ドラマの主演シリーズを多数持つようになり、以降「2時間ドラマの女王」等の異名で知られるようになる[1][2][3][5]

1989年に『わたしは女優・貞奴恋の漫遊記』で舞台デビュー。以後、2000年まで年に一度のペースで1ヶ月の座長公演をこなしつつ、女優としてはテレビドラマを中心に活動し、映画からは遠ざかっていた。しかし、2006年に『TRICK-劇場版2-』で、1977年の『瞳の中の訪問者』以来、29年ぶりの映画出演を果たした[5]

長寿番組新婚さんいらっしゃい!』(朝日放送〈現:朝日放送テレビ〉制作・テレビ朝日系)では、1981年11月15日から1992年5月17日までの10年半にわたって、桂三枝(現・六代桂文枝)の4代目アシスタントを務めた[1]。番組アシスタントとしては、2008年1月6日放送分で事務所の後輩の山瀬まみが更新するまでの最長出演であった。

人物

  • 近所で事件が発生した際、刑事に「同一犯の犯行ですか?」と尋ねたら、「さすが片平さんですね」と言われ爆笑された。「同一犯」という表現は、ドラマでは耳にする機会が多いが、現実には警察や報道関係者以外の一般人が使うことは稀であり、それを自然と発するあたり、サスペンスドラマへの出演実績が多い片平らしい逸話である。
  • 2時間ドラマの女王として君臨し、同じ事務所の船越英一郎とも多数の2時間ドラマで共演していたが、船越が2001年に松居一代と結婚してからは、2時間ドラマでの共演が減少(皆無)している。
  • 数多くの2時間サスペンス/ミステリードラマで主役を張った片平が、唯一出演実績がなかったのがテレビ東京系列の水曜21時枠であった。しかし、2007年2月28日水曜ミステリー9『黒い骨』で主演した事で、5大基幹局全ての2時間ミステリードラマ枠での主演を達成(ライバルの船越は先に達成)。なお、テレビ東京系列で特別番組として不定期に制作されていた長編ドラマ作品への出演はこれよりも約15年早く、1992年11月16日放送分の『プレイガール'92・黒真珠殺人事件』では主演を務めている為、この作品が事実上片平がテレビ東京系列で初めて主演した2時間サスペンスドラマと言う事になる。
  • デビューのきっかけになった『スター誕生!』は、ハガキを出した同級生がいざとなると怖気づき、「勝手に欠席したら怒られる」とみんなで真剣に悩んだ結果、たまたま学芸会でミュージカルの主役をやったことがある片平が代役としてふさわしい、という流れで出場した。最終的に優勝し、父親が芸能界入りに大反対で一度は断るが、森昌子山口百恵など過去の優勝者が既に芸能界で活躍している手前、やむを得ず「3年やってみて」という説得をのんで、歌手デビューをした。
  • 歌は本人曰く「嫌い」。お客さんから「歌が下手」「衣装がおかしい」と思われているんじゃないかと思い込み、とことんネガティブになった。いつも仕事場には行きたくなかったという[3]
  • 映画『青い山脈』で映画デビューした時、作品を作り上げる過程の楽しさ、自分とは違う人間になれることに気づいたという。約束の3年が終わって、女優の道に進もうと決心したが、当時ホリプロには俳優専門の人はいないことから退社も覚悟していた。しかしこの時の片平をきっかけに社内にドラマ専門のセクションができて、晴れて女優に転身する。
  • いごこち満点』で共演した山岡久乃に、「あなたはセリフを言う時、肩を上げるクセがある。芝居は上手にならなくていいから、そのクセだけは直しなさい」と言われた。30年経った今も、肩に力が入りそうな時はこの言葉を思い出している。
  • 人当たりの良さで知られ[3]、学生時代の彼女を知る人は「真面目で勉強もよくできた人」と口をそろえる。大成した現在でもファンやスタッフ、投宿先の従業員にまで挨拶や気遣いを欠かさないという。
  • スチュワーデス物語』に出演した際には、役の非情さだけでなく、劇中の名シーンのひとつである『歯で手袋を脱ぎ、負傷した手を見せつける』場面などの生々しく恐ろしい雰囲気のため、街を歩いている時や撮影中に、「魔女」、「バケモノ」呼ばわりされる等、罵声や罵詈雑言を浴びせられたり、更に悪質な者からは石を投げられたり暴行を受けたりと苦悩した[3]。しかし、共演する若手から「(『スチュワーデス物語』を)観てました!」と声をかけられることが増え、会話の突破口になることも多い。今では自身も「出演して良かったと実感している」と肯定的に捉えている。
  • 体を動かすのが大の苦手で、オフの時は家にいるか、行き先を決めずに車でキャンプに出かけて自然の中にいるのが好き[3]
  • 本人曰く「信じられないくらい」の方向音痴であり、楽屋からトイレに行って戻れなくなってしまうほどである[6]。方向音痴に関してはその他「引越しをして7ヶ月目(2011年1月当時)だが、まだカーナビ無しで家に帰れない」[6]、「待ち合わせ場所で違うロケバスに乗ってしまう」といったエピソードを語っている。
  • 映画初主演作となる『瞳の中の訪問者』の撮影中、シャワーシーンを控えた片平が共演者の志穂美悦子とともに大林宣彦監督から別室に呼び出され、「次のシーンは(片平演じる)千晶が瞳で恋をする人と初めて会う大事なシーンだ。とても綺麗に撮りたい。美しい映像にしたい。(少し沈黙の後)脱いでくれないかな?」と云われ、その後、数時間大林からの柔らかい物腰で説得されるも悩み続ける両者であったが、最初に志穂美が口を開き「なぎさちゃんが脱ぐんだったら私も脱ぐ」と発言し、片平の返答待ちとなる。片平も大林の映像や監督に対し敬意を評し、作品の撮影意図も理解していたが当時高校生であった片平には荷が重く、また芸能界に入る時の条件として「絶対に脱がない!」と父親との固い約束があったので結局その場では判断できず一晩悩んで考えた結果、断る事となった。それ以降、現在に至るまで片平が撮影で脱ぐ事はなかった[7]



  1. ^ a b c d e f g h 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.100.
  2. ^ a b 片平なぎさ プロフィール詳細”. タレントデータバンク. 2016年5月27日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 【片平なぎさ】“2時間ドラマの女王”実はワイルド派!”. zakzak. 夕刊フジ (2012年9月28日). 2016年5月27日閲覧。
  4. ^ 週刊アサヒ芸能 2012年6月28日特大号 俺たちが愛した美少女選抜BEST30 第1弾・70年代編
  5. ^ a b “天才奇術師・山田奈緒子が中に浮く!『トリック 劇場版2』完成報告会見”. CINEMA TOPICS ONLINE. (2006年5月10日). http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=1961 2016年5月27日閲覧。 
  6. ^ a b 【ホンマでっか!?人生相談】 相談者:片平なぎさ - 芸能人の愛用品!お取り寄せ”. 2016年9月23日閲覧。
  7. ^ 瞳の中の訪問者』片平なぎさのインタビューより。
  8. ^ “片平なぎさ:新ドラマで広瀬アリスの命を狙う“ラスボス”に”. MANTANWEB. (2018年6月25日). https://mantan-web.jp/article/20180625dog00m200022000c.html 2018年6月25日閲覧。 
  9. ^ “超豪華脚本家&キャスト集結!オムニバスドラマ『まとわりつくオンナ』3・5放送”. TVLIFE (Gakken). (2020年3月4日). https://www.tvlife.jp/entame/264332 2020年5月11日閲覧。 


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