さよならモロッコとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > さよならモロッコの意味・解説 

さよならモロッコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 13:14 UTC 版)

さよならモロッコ
監督 愛川欽也
脚本 愛川欽也
製作 愛川欽也
出演者 愛川欽也
クロディーヌ・バード
穂積隆信
音楽 愛川欽也
撮影 阿久津悦夫
編集 熱海鋼一
配給 東宝
公開 1974年11月2日
上映時間 85分
製作国 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

さよならモロッコ』は、1974年公開の日本の映画。主演、製作、脚本、監督、音楽を愛川欽也が務めた。

ストーリー

モロッコマラケシュに到着したCMディレクターの岡田正夫は、ロケハンのため砂漠をジープで走っていて、一人の女性と出会う。彼女マリーテレーズはパリの女優の卵で、恋愛と仕事に挫折し、この地へやってきたのであった。二人は互いに惹かれあっていくのだが……。

概要

1974年公開。有楽町にある東宝系の映画館「シネマ2」を「貸し小屋」として上映された[1]

当時マルチタレントとして活動し、深夜放送のラジオ番組『パックインミュージック』のDJでも人気の高かった愛川欽也が、私財を投げ打ったうえ借金もし、仕事を休んで一か月をかけ、モロッコでのロケを敢行して撮影された映画である。元々は愛川のプライベート・フィルムであるにもかかわらず、友人・知人の援助を得て、ロードショー劇場での公開にこぎつけた。劇場用パンフレットも用意され、それには白石冬美野沢那智永六輔小室等天地真理落合恵子和田誠黒田征太郎らのコメントが寄せられている。また、サウンドトラックのEPレコードも発売された。

当初は不入りだったが、『パックイン~』で話題にしたところ、リスナーの長距離トラック運転手が大勢詰め寄せたという[2]。この情に篤い様を見、トラッカーにシンパシーを感じた愛川は、1975年に『トラック野郎・御意見無用』の企画を東映に持ち込むことになる[3]

2008年4月、ファミリー劇場で愛川欽也が司会の『キンキンのコーヒーブレイク』が開始されることに伴い、記念として放送された。2014年現在、DVDソフト化されていない。

キャスト

スタッフ

  • 製作・脚本・音楽・監督:愛川欽也
  • 撮影:阿久津悦夫
  • 編集:熱海鋼一
  • 照明:富田邦次
  • 録音:木村勝秀
  • 製作マネージャー:檜山秀樹

サウンドトラック

CBSソニーレコードより発売。作詞作曲:愛川欽也/歌・トビー

  • A面:『愛のエトランゼ』
  • B面:『さよならモロッコ』

東宝レコードより発売。作曲、セリフ:愛川欽也。

  • A面:『さよならモロッコ』
  • B面:『愛のエトランゼ』

出典

  1. ^ 杉作J太郎、植地毅 『トラック野郎 浪漫アルバム』 徳間書店2014年ISBN 978-4198637927。 199頁。
  2. ^ 鈴木則文 『トラック野郎風雲録』 国書刊行会、2010年。ISBN 978-4-336-05234-6。54頁。
  3. ^ 鈴木則文、宮崎靖男、小川晋 『映画「トラック野郎」大全集:日本最後のアナーキー・プログラム・ピクチャーの伝説』 洋泉社〈別冊映画秘宝 洋泉社MOOK〉、2010年。ISBN 978-4-86248-468-0。 38頁。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「さよならモロッコ」の関連用語

さよならモロッコのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



さよならモロッコのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのさよならモロッコ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS