中井 貴惠

芸名 | 中井 貴惠 |
芸名フリガナ | なかい きえ |
性別 | 女性 |
生年月日 | 1957/11/27 |
干支 | 酉年 |
血液型 | O |
出身地 | 東京都 |
URL | https://nakaikie.com/ |
ブログURL | http://nakaikie.com/blog/ |
デビュー年 | 1978 |
プロフィール | 父は俳優の佐田啓二、弟は中井貴一という俳優一家に育つ。早稲田大学文学部在学中の1978年に市川崑監督の映画『女王蜂』のヒロインに抜擢されデビュー、数々の新人賞を受賞。1982年、『制覇』で日本アカデミー賞助演女優賞を受賞。以後、『人生劇場』『悲しい気分でジョーク』などに出演、今までの“お嬢さん女優”というイメージからの脱皮に成功し演技の幅が広がる。NHK『連想ゲーム』で見せた嫌味のない利発さが話題を呼び、幅広い人気を博す。以後もテレビドラマ、CMに多数出演。1987年に結婚。数々のエッセイを出版、執筆活動も精力的に行う。又、新聞などでエッセイやコラムを担当。1998年「大人と子供のための読みきかせの会」を結成。しかけたっぷりの大型絵本と生の音楽をつけた独特の読みきかせは大人気を博し、幼稚園、小学校や小児病棟などで行われる公演は年間100回にもおよぶ。 |
デビュー作 | 映画『女王蜂』 |
代表作品1年 | 1978 |
代表作品1 | 映画『女王蜂』 |
代表作品2年 | 1982 |
代表作品2 | 映画『制覇』 |
代表作品3 | NHK『連想ゲーム』(1984~1987) |
職種 | 俳優・女優・タレント/話す仕事/文化人 |
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中井貴惠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 09:41 UTC 版)
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なかい きえ 中井 貴惠 |
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生年月日 | 1957年11月27日(67歳) | ||||||||||
出生地 | ![]() |
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身長 | 167 cm | ||||||||||
血液型 | O型 | ||||||||||
職業 | 俳優・語り手 | ||||||||||
ジャンル | 映画・テレビドラマ・舞台 | ||||||||||
活動期間 | 1977年 - | ||||||||||
配偶者 | 既婚 | ||||||||||
著名な家族 | 佐田啓二(父) 中井貴一(弟) |
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公式サイト | http://nakaikie.com/ | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
映画 『女王蜂』/『制覇』 『あゝ野麦峠 新緑篇』 『人生劇場』/『哀しい気分でジョーク』 |
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中井 貴惠(なかい きえ、1957年〈昭和32年〉11月27日 - )は、日本の女優、エッセイスト。東京都出身[1]。田園調布雙葉中学校・高等学校、早稲田大学第一文学部 → 日本文学科卒業[要出典]。芸名「貴恵」の名付け親は木下惠介。
来歴・人物

戦後のスターで 〝松竹三羽烏〟と言われた俳優・佐田啓二の長女として生まれた。しかし1964年、小学生になって初めての夏休みに父である佐田が交通事故で他界し、その事故直前に蓼科高原の別荘に家族で過ごしたのが父との最後の思い出となった[2]。当時まだ6歳だったこともあり生前父の仕事についてあまり良く知らなかったが父の死後、生前出演した映画を何本も見ることで俳優としての父を知った[2]。
早稲田大学第一文学部在学中に女優デビューすることになり、一部から二部へ転部し日本文学科卒業。弟に俳優の中井貴一がいる。貴一は、仕事では姉の喜惠と共演したくないという姿勢であり、同じドラマに出演した際には一度も共演するシーンがなかった。
1977年、市川崑監督の映画『女王蜂』(東宝)でデビューする[1]。トップクレジットでこそないもののタイトルが指し示すヒロイン役であり、本人によると「この映画は死んだ父に今の私ができるたった一つのプレゼント」との思いで撮影に臨んでいたという[2]。多数の大スターに囲まれながら一押しの大型新人として宣伝の中心に据えられる破格の待遇を受け、数々の新人賞を受賞した。
1983年には『あゝ野麦峠 新緑篇』(東宝)、『制覇』(東映)で第6回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。以後、映画やテレビドラマ・CMに出演し、同年公開の映画『人生劇場』(東映)にてヌードを披露した。
1987年の結婚を機に女優業を休業。夫は土木建設コンサルタント技術者(当時パシフィックコンサルタンツ株式会社勤務)。その後、夫の勤務地であるアメリカのニューハンプシャー州、帰国後は札幌に居住していたが、現在は東京在住。2女の母。
近年は、絵本朗読を行う「大人と子供のための読みきかせの会」の活動を続けている。なお、「大人と子供のための読みきかせの会」は本名の「中沢貴恵子」併記で活動している。
2008年、父佐田啓二が常連だった小津映画を音楽家とのコラボレーションで朗読公演にした『音語り』をはじめる[3]。「晩春」をはじめ、「秋日和」「東京物語」「お早よう」「秋刀魚の味」「麥秋」の全6作品のシリーズを「小津安二郎記念蓼科高原映画祭」[4]等各地で演じている。
主な出演作品
映画
- 女王蜂 (1978年)
- 聖職の碑 (1978年)
- 病院坂の首縊りの家 (1979年)
- 制覇 (1982年)
- あゝ野麦峠 新緑篇 (1982年)
- 人生劇場 (1983年)
- 生きてはみたけれど 小津安二郎伝 (1983年)
- 必殺! THE HISSATSU (1984年)
- 哀しい気分でジョーク (1985年)
- 必殺! ブラウン館の怪物たち (1985年)
- 食卓のない家 (1985年)
- じんじん (2013年)
テレビドラマ
- 1980年
- 1981年
- 1982年
- 日本テレビ「田中丸家御一同様」 - 田中丸志野役
- フジテレビ「うちの嫁さんどっちむいてプイ!」
- テレビ朝日ゴールデンワイド劇場 / 終着駅はまだ遠い(1982年5月24日) - 石川恵子 役
- 1983年
- 1984年
- NHK総合「風の墓標」 - 多美 役
- テレビ東京「若き血に燃ゆる〜福沢諭吉と明治の群像」
- フジテレビ「いけない恋人」
- 日本テレビ「25才たち 危うい予感」
- フジテレビ「乾いて候」
- 日本テレビ 火曜サスペンス劇場「蒼い愛の秘密」 - 直美 役
- 1985年
- NHK総合 銀河テレビ小説「やつらの戦い2」 - 早苗役
- NHK総合 「破獄」 - マキ子役
- フジテレビ「間違いだらけの夫選び」
- テレビ朝日「見込み違い夫婦」
- 1986年
- 日本テレビ「なんて素敵にジャパネスク」
- テレビ朝日「松本清張の黒い樹海」 - 笠原祥子役
- 1987年
- フジテレビ「同級生は13歳」
- TBS 「新人類スチュワーデス二人旅」 - 影木裕美役
ラジオドラマ
バラエティ・情報番組・アニメ
- フジテレビ「なるほど!ザ・ワールド」レポーター
- NHK総合「連想ゲーム」レギュラー
- NHK総合「にんげんマップ」キャスター(1994年)
- NHK総合「産地発!たべもの一直線」
- TBS「クイズダービー」ゲスト解答者(1983年12月10日、1987年12月5日)-独身時の1983年に出演した時は6勝2敗とかなりの好成績だったが、結婚後の1987年に出演した時は0勝8敗という両極端な結果だった。
- テレビ東京 世界名作ものがたり おはなしおねえさん(1981年)
- テレビ東京 世界名作ものがたり ベルとかいじゅう王子(1981年)
- BS朝日 ノバルティスファーマスペシャル「もう一度会いたい素顔の夏目雅子〜親友・中井貴恵が時を訪ね行く…〜」(2010年3月28日)
CM
書籍
- 「貴恵のニューイングランド物語」文化出版局(1990年)ISBN 978-4579303175
- 「娘から娘へ」文化出版局(1994年) ISBN 978-4579303557
- 「父の贈りもの」角川書店〈角川文庫〉(1997年) ISBN 978-4043411023
- 「ピリカコタン~北の大地からのラブレター」角川書店(2000年) ISBN 978-4043411047
- 「赤毛のアンを探して」角川書店(2002年) ISBN 978-4043411054
- 「手話ボランティア入門」旬報社(2003年) ISBN 978-4845108077
- 「大人と子供のための読みきかせの会―「5年間の物語」」ブロンズ新社(2003年) ISBN 978-4893092878
- 「ラブレターズ」「小津安二郎 大全」朝日新聞出版(2019年)に収録 ISBN 978-4022515995
絵本
- 「大きな木のおくりもの」(訳)あすなろ書房 ISBN 9784751514481(1996年)
- 「おおきなかぶ」(訳)ブロンズ新社 ISBN 9784893091819(1999年)
- 「あかちゃんがうまれたよ」(訳)岩崎書店 ISBN 9784265801336(2004年)
- 「いたずらこねこ」(訳)ほるぷ出版 ISBN 9784593504336(2004年)
- 「はらぺこかいじゅう」(訳)ブロンズ新社 ISBN 9784893093240(2004年)
- 「はだかの王さま」(再話)ブロンズ新社 ISBN 9784893093431(2005年)
- 「くるみわり人形」(抄訳)ブロンズ新社 ISBN 9784893094506(2008年)
エピソード
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- 父である佐田と親しくしていた小津安二郎が1963年12月12日に亡くなる約1ヶ月前の11月14日、当時5歳だった貴惠は、病床の小津を見舞い、一緒に「スーダラ節」「幸福を売る男」を歌っている[6]。
- 27歳で夭折した夏目雅子とは、共演こそ少なかったが、プライベートでは親交が深かった(2010年3月放送の『もう一度会いたい素顔の夏目雅子 〜親友・中井貴惠が時を訪ね行く… 〜』(BS朝日)ではナビゲーターを務めている)。
脚注
- ^ a b 「ちょっとーファッションひとりごと アドバイスーVOL.44 中井貴恵 ノーマ・カマリ 『私のサイズにぴったり ノーマ・カマリのことなら聞いてください!』」『週刊明星』1984年12月13日号、集英社、142–143頁。
- ^ a b c 週刊現代6月12日・19日号「昭和の怪物」研究その122・佐田啓二「二枚目役者のかなしみ」p25-32
- ^ 小津安二郎生誕120年×三越創業350周年特別企画中井貴惠「音語り」 - 松竹シネマクラシックス
- ^ 中井貴惠オフィシャルサイト - インフォメーション
- ^ 光る壁画_脚本詳細データ_脚本データベース_一般社団法人 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムラジオドラマ資源:1984年
- ^ 松浦莞二(著)、松浦莞二、宮本明子(編)「第四章 伝記 小津安二郎」『小津安二郎 大全』、朝日新聞出版、2019年3月、275頁、 ISBN 978-4-02-251599-5、全国書誌番号: 23201903。
外部リンク
- 中井貴惠 Official Website
- 中井貴惠オフィシャル・ブログ
- 中井貴惠/Nakai_Kie (@kie_nakai) - X(旧Twitter)
- 中井貴惠 (nakaikie.fb) - Facebook
- 中井貴恵 - 日本映画データベース
- 中井貴惠 - NHK人物録
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