ムーミン谷の住人とは? わかりやすく解説

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ムーミン谷の住人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:17 UTC 版)

ムーミンの登場人物」の記事における「ムーミン谷の住人」の解説

ミムラねえさん(典: Mymlan、: Mymmeli(nuorempi)) 声 - 荘司美代子 / 小林優子 / - / - / - タマネギのように結った髪型特徴の「ミムラ」という生き物キャラクターデザインは、アニメムーミン』では原作違い真っ白な体に白い服を着て緑色髪の毛をして緑色の瞳をしているが、アニメ楽しいムーミン一家でも、原作違い肌色薄茶色の髪に青い瞳をしている。原作絵本イラストの絵では白っぽい体にオレンジ色の髪に青い瞳をしている。 原作小説『ムーミンパパの思い出』では「ミムラのむすめ」名義登場し、同話のラストで母や妹弟たちと共にムーミン谷にやってきて「今夜また出発する」はずだったが、何らかの理由で妹のミイを母から預けられムーミン谷に残った、この時はムーミンたちと同居していたが後にムーミン家から出て行ったらしく『ムーミン谷の冬』では屋外の穴でミイ一緒に冬眠する描写があったほか、『ムーミン谷の十一月』ではムーミン谷から2つ隣り入り江の町に住んでいた。 おしゃれ好きで足が長くきれいな髪が自慢。『夏まつり』ではスノークのおじょうさんとともに髪についてミーサ相手自慢する描写があるほか、『十一月』ではダンスが好きで、まげをほどいて髪をなびかせて踊るという姿を見せたコミックスでは恋に落ちやすい女の子として描かれた。 ミムラのむすめ(典: Mymlans dotter: Mymmelin tytär) 声 - 佐久間レイ ムーミンパパ子供の頃知り合った人物原作『ムーミンパパの思い出』ではミムラねえさん若いころの姿であり外見もさほど違わないが、アニメ版では大きさと目以外はミイにそっくり。あまりに悪い子(嘘つき)なので母であるミムラ夫人園遊会に連れて行ってもらえなかった時にムーミンパパたちと出会った。なお、原作挿絵では彼女を含むミムラ族に尻尾生えているのが確認できた(アニメ版は特に描写なし)が、この巻以後小説・漫画ともにミムラ族の尻尾見え描写はない。 ヘムレン(典: Hemulen、: Hemuli) 声 - 雨森雅司 / 矢田稔 / - / - / 太田哲治 ヘムル(スウェーデン語:Hemulに定冠詞がついて語尾変化したものがHemulen)は個体名でなく種族名で、ヘムレン(hemulen)は「その(この)ヘムル」という意味。従って原作小説だけでも複数の「ヘムレンさん」が登場している。 他ジャンルだと絵本では『それからどうなるの?』、『さびしがりやのクニット』、『ムーミン谷へのふしぎな旅』ではいずれも全個体が「ヘムレン」と訳されている(もっとも『クニット』以外は一体ずつしかヘムルは登場しない。なお『ムーミンやしきはひみつのにおい』はヘムル族自体未登場)。 種族全体共通するのは外観ムーミン族に似ているが、外耳見当たらないほか、体が大きく顔に突き出ているのは鼻ではなく口吻先端に口があるほか、冬眠もしない。また頭髪生えている個体挿絵も多い。肌の色アニメムーミン』では紫だが、アニメ楽しいムーミン一家』ではグレームーミン族より大柄普段衣服着用している。服の色は『ムーミン』では青だが、『楽しいムーミン一家』では紫。 ムーミン谷の外にある「ヘムルの世界」で、多数個体暮らしているらしく、「しずかなのがすきなヘムレンさん」には遊園地多数のヘムルが集まっている大きな建物がある町の描写がある。 「Hemul」とはスウェーデン語の古い法律用語「ohemul(不当不適切な)」という形容詞の逆(スウェーデン語では「O-」は否定接頭辞)で「正当な」という意味になるが、言葉遊び的な造語で「hemul」という形容詞厳密に存在しない物語中に登場するヘムルも警察署長警官公園の管理人などの職業についているものが多かった(なお、「hemuls man」だと「権威者」「情報提供者の意味で、「スーパーヘムレン」は「ヘムルらしくない」という意味)。 講談社全集場合だと以下の6名が「ヘムレンさん」と訳されている(カッコ内は本編別の呼ばれ方がある場合『ムーミン谷の彗星』と『楽しいムーミン一家』のヘムレンさん 切手収集家で、おばからもらったスカートのような服を着ている(彼の登場時に「ヘムル族はスカートをはく生き物」というような記述がある、ただしこの後出てくる男性のヘムルはそうでないものも多い)。ムーミン一行天文台から帰る最中遭遇数日後彗星衝突危機という事情を知って一緒にムーミン谷の洞窟避難するため同行する(以上、『ムーミン谷の彗星』)。その後ムーミンの家に居候していたが、切手コンプリートして面白くなくなり、代わって植物の標本集めをはじめる(このため胴乱ルーペ持ち歩くうになる)。ヘムル族ではおとなし方だが、趣味没頭する周り見えなくなる。関係ないことでも物知りで他の人には意味不明のトフスランとビフスランの言語理解できる日本のアニメ版では昭和・平成双方とも「ヘムレンさん」は彼がベースで、どちらも初老物知りおじいさん学者という設定を持つこともある)といったキャラになっている昭和アニメ版では署長以外のヘムルの要素一人にまとめられており、切手植物以外に昆虫収集原作では『彗星』に登場するいとこの設定)やホルン演奏同じく『冬』のヘムレンさんの要素)の趣味もある他、トゥーティッキやフレドリクソンの設定混ざり第27話ニンニ連れてきたり、第50話で若いころパパと船で旅をしていたと説明があったりする。平成アニメ版では他のヘムルも出てくるが「ヘムレンさん」はこの個体固有名にされている。 平成アニメ版には一度だけ妹のゴットリー夫人登場する世話焼きモラン恐れている。急いで走り出す時は着ている衣服の裾を両手掴んだり、降り出した時は頭まで衣服捲りあげて身を守る描写もある。 コミックスの『彗星がふってくる日(Moomin and the Comet)』は『ムーミン谷の彗星』のリメイク的な内容なので彼も「切手収集のヘムル」としてとして登場する小説版とは微妙に外見違い眼鏡をかけており髪がやや短く跳ねている。彗星接近に伴う騒ぎお宝の「上下逆のエラー切手」がどれだかわからなくなりがっかりしていた。同話ではこれ以外にエビ取っている「養殖家のヘムル」も登場するがこっちは完全に別キャラである。また、ジャングルになったムーミン谷(Moominvalley Turns Jungle)』には植物の標本集め学者のヘムルが登場するが、小説版お爺さんっぽい人物とは外見がかなり異なり眼鏡をかけていて頭髪がなく丸い帽子着用)、もっと若そうな人物になっている彼にはいとこ動物学者がいて捕虫網や瓶を持って出てくるが、彼も後述昆虫収集家のヘムルとは外見異なる。 絵本『それからどうなるの?』にも彼と似た顔のヘムル(掃除好き)が出てくるが体の大きさ極端に異なり、手に持つ掃除機ムーミンたちを吸い込むサイズなので別人可能性が高い。 『ムーミンパパの思い出』のヘムレンさんおばさん・ヘムレンおばさん赤ちゃんの頃のムーミンパパ置き去りにされていた孤児院経営していた人物ムーミンパパ主観では子供たち世話自体はちゃんとやってくれるが、やたらと規則にうるさい杓子定規人物であったその後孤児院から逃げ出したパパは彼女がモラン襲われていたところを誰だか気が付かず救出してしまい、自分たちが乗り込んでいた海のオーケストラ号を彼女に仕切られかけるが、偶然彼女自身ニブリング群れ怒らせてしまい彼らに連れ去らわれる。その後しばらく出てこなかったが最終的には角が取れたらしく終盤ムーミンパパたちにお祝いの手紙を出してきた。 なお、彼女は実際はヘムルでない可能性があり、アニメ楽しいムーミン一家』でも該当話(第5963話)で「院長」と呼ばれるフィリフヨンカの姿になっていた。 『ムーミン谷の冬』のヘムレンさん大きなヘムル・ヘムレンおじさん) 黒とレモン色ジグザグ模様セーター着たスキーヤー格好をしている。冬のムーミン谷にスキー姿でホルン鳴らして現れ熱血漢寒くても元気で寒中水泳すら平気で行うが、そのテンションの高さについていけないムーミンの家に集まっていた避難民達からは嫌われムーミン興味がないのにスキー強引に教えられ閉口する、ただし、本人悪意みじんもなく世話好きな人間であるため、はい虫(クニット)のサロメ彼の後を追って外に出てはぐれ遭難した際にはすぐに救出向かって連れ帰ったり、オオカミ囲まれピンチめそめそ助けるなどの活躍をしている。最後サロメめそめそと共におさびし山向かって旅立つ本人が「ぼくは食べず野菜果物だけを食べる」と説明するくだりがあるが、『たのしいムーミン一家』や『ムーミン谷の十一月』に登場するヘムレンは食べ描写があるので、種族的な食性ではなく単に個人的な嗜好。他に彼個人かヘムル全般能力なのかは不明だが、「めそめそ上回る嗅覚を持つ」という説明がある。また、以後のヘムルには口吻先に口がはっきり描かれるうになるアニメ版では『楽しいムーミン一家第23話彼の外見設定ベースにした「ラッキ」(声:大林隆介)というキャラクター登場楽しいムーミン一家のゲストキャラクター参照)、基本デザイン同じだセーターの色が紫にピンクになっている。なお、同作品の英語翻訳版ではコミックス版の『やっかいな冬(Moomin Winter)』に登場するブリスクBrisk)」というキャラの設定引き継ぎブリスク名義登場するほか、ポーランドパペットアニメ版では後述の「もみの木」でムーミン一家起こしたヘムルのポジション兼任していた)。 「しずかなのがすきなヘムレンさん」のヘムレンさん遊園地パンチャー) 同話の主人公。ヘムル族には珍しいネガティブ陰気性格をしており、怠け者ではないが騒がしところを嫌い「早く老人年金をもらえるようになって静かな所に隠居したい」と願っていた。 長い間昼は(嫌々遊園地切符切りをして、夜は幼児引受所でヘムルの赤ちゃん面倒を見ていたが、大雨による洪水遊園地壊滅その後スケートリンクになる)したのをきっかけ経営者役員親戚の人たちにここの仕事自分にあっていないことを伝えたところ、廃墟化した公園(もとは花火上げていたが火事起こして閉鎖)を与えられそこに引っ込むも、遊園地再会を願う子供たち頼みほだされ公園を「沈黙の園」名義の(かなり簡素になったが)遊園地にして騒がない約束子供たち開放する「ニョロニョロのひみつ」のヘムレンさん 「ヘムレンさん」と訳されているキャラクターだが、完全な脇役ムーミンパパ釣り仲間らしく、冒頭いつの間にパパがいなくなった際、一緒に釣り行ったのかと周囲の人が尋ねたところ、「自分見ている前でパパ一人で出かけていった」といった意味の回答をした。登場はここだけで以後出てこない。 キャラクター描写少ないため詳細不明。他のヘムルの誰か同一人物可能性もある。 『ムーミン谷の十一月』のヘムレンさん ムーミン谷から2つ離れた大きな入江の町に住むヘムル。体が大きくスナフキンテントが彼1人いっぱいになる描写がある)、お人好し整頓好きだ冒頭では決まり切った日常飽き飽きしており、ヨット持っているのを自慢していたが、自分整頓周囲の人を仕切るのに忙しく全然乗らない(よって動かす技術習得していない)でいた。最終的にスナフキン手伝ってもらってヨット乗るが、海が怖いと感じてヨット乗りこなすことをあきらめ誰か譲渡することを決める。 過去ムーミン家を訪れ楽しかったという意味の説明があるが、『たのしいムーミン一家』で居候していた収集家のヘムレンではない(髪がない・スナフキン初対面など)。 遊園地パンチャーのヘムレンのように陽気とはいいがたい性格だが、スナフキンはじめとする訪ねてきた人たち同士ムーミン一家を待つ間共同生活始めた際、家事仕切りたがるなどこちらはヘムルらしい面もみられる。 ヘムレンさんとは訳されていないヘムルで、ある程度話に絡む個体ムーミン谷の彗星』のヘムル(昆虫収集家切手収集家のいとこ) 地下の滝に落ちそうになったムーミンたちの音を新種間違え結果的に救出したその後彗星接近の話を聞かされるが「彗星」を理解できず何かの誤解するその後ムーミンたちがいたずら落とした岩が当たりそうになりガラス瓶壊されるなどの被害にあう以後の巻では登場しないが、『たのしいムーミン一家』でいとこのヘムレンさんが彼のことを少し触れる(「今から昆虫標本集めをしてもあいつにはかなわない」という趣旨)ほか、『ムーミン谷の冬』に彼かは不明だコガネムシコレクションしていたヘムルの話がめそめそ噂話出てくる。 『ムーミン谷の夏まつり』の大きなヘムル牢屋番のヘムル) 警官帽子かぶっているが牢屋番の資格持っているヘムル。公園公園番を電気人間にしたいたずら並びに立札抜いて(実はここまでスナフキン犯人燃やしていたムーミン一行逮捕し牢屋入れておいたが、ある朝劇のチラシ見たことで幼少期見た舞台劇思い出し牢屋いとこに任せて劇場行ってしまう。その後劇場ムーミン一行遭遇して逃げ出したことに気が付き、さらにムーミン弁護したスナフキン真犯人知ってムーミン谷まで彼らを追いかけるが、彼らに同情的ないとこがスナフキン反省していると口裏を合わせ反省文偽造)を見せられ引き下がった平成アニメ版では「署長」と呼ばれているが、コミックス版出てくるセミレギュラーの「署長」とは役職が同じ別個体『ムーミン谷の夏まつり』の小さいヘムル(ヘムルの娘) 牢屋番のヘムルのいとこでヘムルには珍しく臆病で気弱また、ヘムルかどうか怪し孤児院経営者を除くとノベル版では挿絵描かれ唯一の女性ヘムル)。ただし困った人助けようとする義務感強く、そこを突かれムーミンたちに説得されて彼らを牢から逃がしてしまう。その後同情的反省文偽造しスナフキン助けた趣味編み物牢屋の番をするついでに編み物をはじめる描写があるほか、お茶入れたりするのも好き。 これ以外のモブヘムルとして、家具回収する大きなヘムル(『小さなトロール大きな洪水』)、丸い国の王様家来たちや楽団のヘムル(『ムーミンパパの思い出』)、スナフキンいたずら電気人間にされた公園番とそのおかみさん貸しボート屋の少し年取ったヘムル、楽団として集まってくれたヘムルの有志達(『ムーミン谷の夏まつり』)、スナフキンからうぐい5匹で竜を捨てに行くことを頼まれた若いヘムル(「世界でいちばんさいごのりゅう」)、遊園地経営者お客のヘムル(「しずかなのがすきなヘムレンさん」)、クリスマス準備忙しいヘムルたち(「もみの木冬眠中のムーミン一家をたたき起こした男と、クリスマス支度をしていたおばさんの2名)などが登場する。 ヘムル署長(典: Hemulen、: Hemuli) 声 - 北村弘一 / 土師孝也 / - / - / - ムーミン谷の警察署長コミックス版登場するキャラで、小説では『ムーミン谷の夏まつり』に警官のヘムルが登場しているが容姿はやや異なる(平成アニメ版ではこの個体も「署長」だが別人)。アニメムーミン』の署長は、どちらかというとムーミンコミックス署長の手下の巡査似ていて、口ひげはやしてのような姿をしている。アニメ楽しいムーミン一家』の署長は、原作忠実なヘムルの姿で性格朗らかであり、よく鼻歌歌ったりしている。昼夜問わず谷をきちんと巡回するなど職務忠実だが、騒動巻き込まれる事も有り少し頼りないミムラ姉さんガールフレンドである。帽子をとると、ヘムレンさん(彗星・たのしい)のように頭髪がありてっぺん禿げている。原作コミックスでは、バラ栽培好みパイプくわえている。 甥にクラース(『署長さんの甥っ子The Inspector's Nephew)』 登場)という不良青年がおり、怠け者で酒の密造トランプ賭博手を出す問題児だったが、なまじ警官してやる気を出した際に意味のない理由でムーミン谷の住人を片っ端から逮捕するようになり、困った署長から架空事件火薬密輸)の取り調べをしているうちにタバコ密輸本当に発見するが、この密輸タバコ手を出したことで元の怠け者戻ってしまう。 ジャコウネズミ(典: Bisamråttan、: Piisamirotta) 声 - 八奈見乗児 / 石井敏郎山内雅人 / - / - / 金光宣明 原作アニメーションムーミン』『楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星』に登場。なお実在する哺乳類ジャコウネズミトガリネズミ目)に比べるとかなり毛深いが、これはかつてジャコウネズミ訳されていたマスクラットMuskrat)(ネズミ目)の方がモデルであるため。 (スウェーデン語ではBisamråttanはネズミ目ジャコウネズミマスクラット)のことで、トガリネズミ目ジャコウネズミ北欧生息せず、学名Suncus murinus呼ばれている)。 自称哲学博士で、哲学書を好む。『ムーミン』では「無駄じゃ無駄じゃ、まったく無駄じゃよ」などと言い必要な物のことなどでヘムレンさんと言い合ったりしていた。いつも読んでいる本は『すべてがむだである事について』。後に飛行おにの手によって『すべてが役に立つことについて』にかえられてしまった。ムーミンパパが川に橋を架ける時にジャコウネズミの家を壊しその時は怒らなかったものの増水残った部位壊滅したので、一時ムーミン一家同居していた。 『ムーミン』では茶色い毛並白衣着ており、原作、『楽しいムーミン一家』では抹茶色毛並で裸である。 トゥーティッキ(おしゃまさん 典: Too-ticki、: Tuutikki) 声 - 山本嘉子/土井美加/- / - / 山藤桃子 小説では『ムーミン谷の冬』『ムーミン谷の仲間たち』(姿の見えなくなった女の子ニンニ’を連れてくる)に登場する。赤と白の横じまセーター着た落ち着いた性格女性で、種族不明1972年版のアニメムーミン』では、第3話今日は(こんにちは)おしゃまさん’で初登場をし、ジャコウネズミ勝手に弟子入りをして、木の上からスノークのかつらを吊り上げようとしたり、手回しオルガンやたらに演奏していたりと原作異なり一時迷惑がられたこともあった。こちらでも、水浴び小屋勝手に住んでおり、ムーミンたちを招いた解説書には男の子誤植されていた。 アニメ楽しいムーミン一家』ではあまり頻繁に登場しないが、原作『ムーミン谷の仲間たち』同じく透明人間になってしまった少女ニンニ’をムーミン家へ預けに来たのが初出ムーミン一家水浴び小屋に(無断で)冬の間だけ住んでいる。偶然、冬眠中に目を覚ましたムーミン知られその旨謝ったスケート靴を履き凍った海の上上手に滑る事が出来る。翌年の冬でも、ムーミン家から無断持ち出している(「自分達のお祭りだから、当然返している」とムーミン達の冬眠明けよ前に返却していることを告げているが、無断使用していることについての謝罪はない)。モデル作者私生活でのパートナーだったトゥーリッキ・ピエティラ(Prof Tuulikki Pietilä)教授ニンニ 声 - 松尾佳子/冨永みーな/- / - / 福緒唯 一緒に住んでいる意地悪なおばさん嫌味言われ続け萎縮してすっかり自信無くした影響で、姿が見えない透明人間になってしまった少女。声も出せず、着ている服や履いている靴も見えなくなっている。 1969年版のアニメーション27話-顔を亡くしたニンニから製作を開始した虫プロダクションでは、原作や、アニメ楽しいムーミン一家」と異なり、ヘムレンさんの家から、パパ雨の日に連れて来て見えないニンニに傘を差してあげているパパに、ムーミンが「何故そんな処へ差しているの?」と聞く場面があった。 アニメ楽しいムーミン一家」では、原作同じくトゥーティッキがムーミンに連れて来る。おばさんから首元小さな鈴着けられ、ムーミン達はそれが鳴る音でしか反応分からない状態。しかしムーミンママ秘伝と、ムーミン一家達からの愛情により次第見えるようになってゆく。 「自由が丘カウンセリングオフィス」のカウンセラー臨床心理士山内志保ツイッターで採り上げて話題になった(49千「いいね」)。 フィリフヨンカ(典: Filifjonkan、: Vilijonkka) 声 - -/島本須美丸山真奈実/- / - / 久嶋志帆 キツネタヌキ中間のような顔で、体つきほっそりしたのような生き物個人名ではなく種族名で、絵本さびしがりやのクニット』では大人が4人同時に登場している場面がある。 初出小説版ではなく絵本『それからどうなるの?』(1952年)で、ここではヘムレンさんの掃除機壊して脱走したムーミンミムラ姉さんミィが窓から逃げた際に下敷きにされるという災難役回りだった。 どの個体基本的に掃除好きという設定になっていることが多く、ヘムル族同様に几帳面義務感が強い個体が多いが、あちらとは逆に神経質気が弱い小説版実際に登場したフィリフヨンカの大人は以下の4人。『ムーミン谷の夏まつり』のフィリフヨンカ 毎年夏に義務感でおじ夫婦(フィリフヨンクとエンマ血縁のあるフィリフヨンクは既に死亡しエンマは彼女をよく思っていないから意図的に無視していたのだが彼女はそれを知らない)をパーティに招くが無視されていた。本編では偶然来たムーミンたちと出会い楽しくないならやらなくてもいいだろうと諭され、吹っ切れ公園に3人で出かけたところ立札破壊犯人間違われ警官のヘムルに逮捕されるムーミンたちが牢屋番の娘を言いくるめて逃がしてもらえる。最終的にエンマ再会して和解しの子供たちのうち劇場に残らなかったものを世話するようになった間違いなく独身個体スノークお嬢さん言われ恋人を見つけられる花占いをする場面がある。 平成アニメ版ではフィリフヨンカに多い赤服とんがり帽子ではなく、緑のワンピース着て帽子なしの姿になっている『ムーミン谷の冬』のフィリフヨンカ この個体描写少なく詳細不明劇中では「冬の貯蔵食料誰か食べられてしまい、隣の谷からやってきた」と話しており、このことから『週刊ムーミンハウスをつくる』では「(隣の谷に住みムーミン一家知り合いという設定の『十一月』のフィリフヨンカと同一人物可能性もある」という説が挙げられている。 「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」のフィリフヨンカ (フィリフヨンカはこの個体限らないが)一族伝統重んじる性格で、無関係な気に入らない家(家具なし)を祖母が昔住んでいた家と間違えてヘムルから借りてしまった。親類形見伝統重んじすぎた結果、いつも何かにおびえていてガフサ夫人からはあきれられていたが、最終的に嵐で家の窓が割れた際に逃げ出した際に外の方が安心できることに気が付き、朝までそこにいたところ竜巻直撃で家は家具ごと全部吹き飛ばされ本人は助かる。その後逆に自分重荷なくなったことで吹っ切れ浜辺笑いだした。 『ムーミン谷の十一月』のフィリフヨンカ ムーミン谷の隣の谷で一人暮らしをするフィリフヨンカ。掃除大好きだったのだがある日掃除中に外壁から転落しそうになったことで掃除トラウマになり、気を紛らわせるために明るく陽気なムーミン一家会いに行くがおらず、ほかの皆とともにそこに止まりながら帰り待った一度はヘムレンさんとも口論になり料理もできなくなったが、料理スナフキン方便で、掃除の方ものちに彼のハーモニカ音色で心がなごみできるようになる彼女たち以外にセリフのみのも入れると『ムーミン谷の夏まつり』のフィリフヨンクと「しずかなのがすきなヘムレンさん」にフィリフヨンカ夫人登場しており、故人のフィリフヨンク以外全て女性であるが、子供は「しずかなのがすきなヘムレンさん」には息子明記され個体登場している(ただし挿絵にはそれらしい者はいない)。 小説版では一人暮らし個体の方が多いが、コミックス版では3人の息子を持つ母親(フィリフヨンカ夫人)がセミレギュラー隣人として登場している(これ以外に『彗星がふってくる日(Moomin and the Comet)』で子連れでない個体避難している描写がある)。 アニメ楽しいムーミン一家』ではコミックス版設定ベース個体上記島本須美はこの個体声優)がセミレギュラー登場第14話~)しており‘フィヨンカ夫人’とされ、コミックス同じく3人の子供がいる。子供末っ子女児のように描かれており、言葉女言葉話している)を除き男の子のようである。『ムーミン谷の夏祭り』にあたる部分第28話から第30話)には別の個体が‘フィリフヨンカ’という名前で出ており、声は丸山真奈実担当デザイン原作小説挿絵同じよう顔つきが少し違っている。また、『ムーミンパパの思い出』に当たるエピソードでは孤児院経営者がフィリフヨンカになっており、(パパ曰く「フィヨンカ夫人そっくり」で、声優もフィヨンカ夫人と同じ島本須美)「院長」と呼ばれていた。 エンマ(典: Emma) 声 - - /藤夏子/- / - / 小林優子 ねずみ顔の眼鏡老婆劇中で「劇場ねずみ」と明言しているが、外見性格などがフィリフヨンカとほぼ同一であるため『週刊ムーミンハウスをつくる 47』や『ムーミンキャラクター図鑑』などでは「劇場ねずみ」というのは種族名ではなく、彼女もフィリフヨンカ族ではないかとしている。 劇場20年以上も清掃担当している。劇場の物を粗末に扱うと激怒する元夫舞台監督のフィリフヨンク。原作小説『ムーミン谷の夏祭り』夏祭り呼んでも来ない親戚待ち悲しんでいるフィリフヨンカのおばで、夫のフィリフヨンクは既に死亡しており、未亡人になったおばのエンマは姪のフィリフヨンカから招待状来て招き応じないばかりか返事も出さなかったために、このフィリフヨンカはおじの死を知らず毎年悲しんでいたのでいたのであるが、アニメ楽しいムーミン一家』の第28話〜第30でも、フィヨンカ夫人とは別人のフィリフヨンカとして描かれている。 平成アニメ版では「劇場ねずみ」という説明はなく清掃係のおばさん舞台に立つことにあこがれていた人物とされていた。 ガフサ(典: Gafsan、: Kampsu) 声 - - /中沢みどり/- 初登場絵本『それからどうなるの?』の小川の辺釣りをしている場面だが、言及のみでは『たのしいムーミン一家』でスナフキン飛行おにの話を聞いた相手として挙げるかささぎ」が原語では彼女の事であった。 『それからどうなるの?』では逃げるとうなり声をあげてムーミンたちを脅しミムラ姉さんによると「かみついてくる」という物騒な人として登場だが、これ以外では基本的に貴婦人キャラで「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」「スニフセドリックのこと」(言及のみ)、『ムーミン谷の十一月』(言及のみ、表記は「ガフサン」)、『ムーミン・コミックス』に登場。鼻がとがったのような外見同一人物かは不明だがフィリフヨンカの友人(「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」)でムーミン一家とも知り合い描写がある(「もみの木」、『ムーミン谷の十一月』)。 「スニフセドリックのこと」では娘がいる描写があるが、娘も言及のみ。 アニメーション楽しいムーミン一家第36話と第39話(クレジットなし)、『楽しいムーミン一家冒険日記)』第5話通算83話)に登場スティンキー(英: Stinky) 声 - 大塚周夫/丸山裕子/- コミックスアニメーション大活躍し小説には登場しない毛むくじゃら球体目鼻口をつけて触角手足生やしたような外見トラブルメーカーである。平気で嘘をついたり騙した窃盗する等、ムーミン谷では稀有存在1969年版、1972年版のアニメムーミン』では「ビュトン、ビュトン、ビュトン…」という声を発しながらジャンプして移動する静かにしろと言われても、つい「ビュト…、ビュト…」などの声を上げていた。アニメ楽しいムーミン一家』では「ビュトン…」などの声は上げずチョコチョコ走りまわっている。1日で普通の人の1週間分食べる。名前は臭うという意味の英語stinkから採られており、たとえ生ゴミでもなんでも食べるので非常に臭い(他にも花や木の枝、土や、さらにまで食べる)。『コミックス』の初期には、臭いを表す湯気のようなものが描かれていた。またトラブルメーカー通り怪しカネ儲けをしたり、泥棒をして逮捕され警察留置場入れられたりしたこともある。『コミックス』やアニメ楽しいムーミン一家』では何回逮捕されているので警察署長とは馴れ合いで、色々な食べ物お菓子などを要求し差し入れをさせたりしている。その代りに偉い警察官視察時には署長から食べ物貰ってその代わり留置場に入るなどの取引を行うなどの不正も行っていた。一度ムーミン入れ替わって悪さをしたこともある。 『ムーミン』ではやや整った外見をしており、根っから悪人ではないという設定で、毎回神出鬼没表れる一人称原作、『楽しいムーミン一家』では「俺」、『ムーミン』では「あっし」「小生」「吾輩」などで語尾に「…ガンス」を付けて話す。 ※「カラーテレビムーミンまんが絵ばなし」の表現によると、「ビトン、…」ではなく、「ビュトン、ビュトン、ビュトン……」と表現されていた。 写真絵本ムーミンやしきのひみつのにおい』にも登場するが、コミックス版とはやや設定異なりパパの昔の悪友」として久しぶり会ったことになっている

※この「ムーミン谷の住人」の解説は、「ムーミンの登場人物」の解説の一部です。
「ムーミン谷の住人」を含む「ムーミンの登場人物」の記事については、「ムーミンの登場人物」の概要を参照ください。

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