ムーミン・シリーズとは? わかりやすく解説

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ムーミン

(ムーミン・シリーズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/16 23:32 UTC 版)

ムーミンスウェーデン語: Muminフィンランド語: Muumi英語: Moomin)は、スウェーデンフィンランド人の女性作家トーベ・ヤンソンの「ムーミン・シリーズ」と呼ばれる一連の小説と絵本、および末弟ラルス・ヤンソンと共に描いた[注 1]ムーミン漫画」作品の総称、あるいはそれらとそれらを原作とする二次著作作品の総称。または、同作品に登場する架空の生物種族名であり、同時に主人公(主要な登場生物)の名前でもある「ムーミントロール」の略称あるいは愛称。


注釈

  1. ^ 次弟のペル・ウーロフ・ヤンソンもトーベと写真絵本を製作している。
  2. ^ ヒューマノイド[要説明]のキャラクターもよく見ると尻尾が生えていたり(『ムーミンパパの思い出』のミムラ一族など)、髪が発光したり(『小さなトロールと大きな洪水』のチューリッパ)、足の指が長い(おしゃまさん〈トゥーティッキ〉)など人間離れした部位がある。
  3. ^ 『ムーミン谷の彗星』は何度か改訂され、この生物は初版の『彗星追跡』(KOMETJAKTEN)ではキヌザル(マーモセット)であった[2]。ただしキヌザルもいちばん小さいピグミーマーモセットでさえ体長11–15cm[3]で、子猫と比べて極端に小さいわけではない。
  4. ^ 講談社版全集の訳者あとがき(『小さなトロールと大きな洪水』や『ムーミンパパ海に行く』など)ではこれのことを指しているらしい『ムーミントロールと世界のおわり』について「1940年代初めに書かれたムーミンシリーズの原型」といったような説明があるが誤り。
  5. ^ この時配信を請け負ったのがスウェーデンのブルス・プレス(Bulls Press)で、同社は今日もムーミンの全ての権利の総代理店である。
  6. ^ この時期の商品には著作権表示が©瑞鷹または©ZUIYOとなっているものがある。
  7. ^ ジャンルはアシッド・ハウスVem Ska Trosta Knyttet” (Swedish) (2010年2月16日). 2015年10月30日閲覧。
  8. ^ スウェーデン語とノルウェー語は同じインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群に属する非常に近しい言語であり、問題に記載された例文に共通性が見られるのに対し、フィンランド語はウラル語族に属するため、他言語とは綴りが大きく異なっている。
  9. ^ なお、アニメ版「小さなバイキングビッケ」はスウェーデンの作家がスウェーデン語で書いた作品が原作となってドイツと日本の企業が共同制作したものであり、舞台も「北欧」となっている[45]

出典

  1. ^ 鈴木, p. [要ページ番号].
  2. ^ 萩原 2017, p. 5, 『週刊ムーミンハウスをつくる』.
  3. ^ ピグミーマーモセット”. どうぶつ図鑑. 東京動物園協会. 2024年7月16日閲覧。 “体の大きさ:頭胴長17.5〜19cm、尾長19cm、体重120〜190
  4. ^ 冨原眞弓『トーヴェ・ヤンソンとガルムの世界―ムーミントロールの誕生』青土社、2009年、318-322頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j k 千葉恵理子 (2021年2月2日). “ムーミンの足跡をたどって 茨城と静岡で展覧会”. 朝日新聞(夕刊): p. 3. https://www.asahi.com/articles/DA3S14786436.html 2021年2月6日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f 『MOE』2015年12月号、15頁。
  7. ^ a b 『MOE』2015年12月号、16頁。
  8. ^ a b c d e 『MOE』2015年12月号、18頁。
  9. ^ a b c d 『MOE』2015年12月号、17頁。
  10. ^ Marten, Peter. & Panzar, Katja (ed.). Starting a Great Adventure. Blue Wingsフィンランド語版 Magazine. Nov. 2007.
  11. ^ 萩原まみ 著「コミックスの原点『ムーミントロールと地球の終わり』」『週刊ムーミンハウスをつくる 11』デアゴスティーニ・ジャパン、2017年11月28日発行、雑誌33504-11/28、P5.
  12. ^ När Mumin Erövrade Världen” (スウェーデン語). Ny Tid (2000年12月1日). 2007年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月4日閲覧。
  13. ^ D+Q to publish 'Moomin: the complete Tove Jasson comic strip'”. Drawn & Quarterlyフィンランド語版 (2006年1月19日). 2008年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月4日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i j k l 『MOE』2015年12月号、19頁。
  15. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『それから どうなるの?』(講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年。ISBN 978-4-0618-7871-6 
  16. ^ ハードカバー Tove Jansson (2001-10-04) (英語). The Book About Moomin, Mymble and Little My (Sort of Childrens Classics). Sophie Hannah (英訳). Sort of Books. p. 28. ISBN 978-0-9535-2274-3 
  17. ^ 英語版。更新:2013年4月8日、Version: 1.2.0、Size: 51.6 MB。© 2013 Spinfy Oy, WSOY, Moomin Characters Oy, Sort of BooksTove Jansson. “Moomin, Mymble and Little My”. Spinfy Oy. 2015年10月30日閲覧。
  18. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『さびしがりやのクニット』(講談社の翻訳絵本―トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年。ISBN 978-4-0618-7872-3 
  19. ^ Tove Jansson (2010-11-09) (英語). Who Will Comfort Toffle?. Reprint版. Drawn & Quarterly Pubns. p. 24. ISBN 978-1-7704-6017-1 
  20. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『ムーミン谷への ふしぎな旅』(トーベ・ヤンソンのムーミン絵本)、講談社、1991年。ISBN 978-4-0618-7873-0 
  21. ^ 初版Tove Jansson; Kingsley Hart (翻訳) (1978-09-01). Dangerous Journey. Paperback. Ernest Benn Ltd. ISBN 978-0-5100-0038-7 と改訂版があるTove Jansson (2010-11-01) (英語). The Dangerous Journey: A Tale of Moomin Valley (Moomin Valley Trilogy). Sort of Books. ISBN 978-0-9548-9959-2 
  22. ^ トーベ・ヤンソン、渡部 翠 (翻訳)『ムーミンやしきはひみつのにおい』講談社、2014年。ISBN 978-4062830829 
  23. ^ vol.9 世界の人を魅了した初代ムーミン”. おおすみ正秋の仕事場. 2022年3月29日閲覧。
  24. ^ Moomin animations: Moomin (1969-1970) & Shin Moomin (1972) - Moomin
  25. ^ The new Moominvalley animation to premiere in Japan in April!” (英語). Moomin (2019年2月13日). 2019年2月13日閲覧。
  26. ^ 【特集】「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」グザヴィエ・ピカルド監督来日インタビュー!”. 北欧総合情報サイト【北欧区】hokuwalk.com (2015年2月10日). 2023年11月26日閲覧。
  27. ^ キネマ旬報」2016年3月下旬号 55頁
  28. ^ Tove Jansson; Lars Jansson; Erna Tauro (1993) (Swedish). Visor från Mumindalen. Albert Bonniers Förlag, Schildts. p. 44 
  29. ^ ムーミン谷へのみち Road to Moominvalley”. 2015年10月30日閲覧。
  30. ^ ムーミン〜ようこそ!ムーミン谷へ〜
  31. ^ スナフキン:ムーミン谷のメロディ
  32. ^ テレコミュニケーション虎の巻2022』、KDDI、2022年、35頁。
  33. ^ TVCF of liberty animation studio - 「DDI『なかよしネット』 【キャラアニメ】」を参照。2021年6月13日閲覧。
  34. ^ ムーミン美術館
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  37. ^ Home - Moomin : Moomin
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  40. ^ a b “「ムーミンの舞台はフィンランドではなくムーミン谷」ネット上で「出題ミス」の指摘相次ぐ”. 産経ニュース. (2018年1月14日). https://www.sankei.com/article/20180114-NTSJQETT7VJIJNWK3K6LH3QUSI/ 2018年1月16日閲覧。 
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  42. ^ 平成30年度大学入試センター試験 地理歴史(地理B)第5問問4への見解”. 大阪大学外国語学部スウェーデン語専攻 (2018年1月15日). 2018年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月26日閲覧。
  43. ^ 解説書 ムーミン谷への旅”. 株式会社タトル・モリ エイジェンシー. 2018年1月15日閲覧。
  44. ^ 近くて遠いムーミン谷”. 国立国会図書館. 2018年1月16日閲覧。
  45. ^ 2017年11月からノルウエーサーモンPRビッケ新デザイン登場!! - 「小さなバイキングビッケ」公式ホームページ
  46. ^ “センター試験地理「ムーミン」出題が話題 不正解受験生嘆き 公式ツイッター「反省」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年1月13日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/13/kiji/20180113s00041000114000c.html 2018年1月13日閲覧。 
  47. ^ 駐日フィンランド大使館 [@FinEmbTokyo] (2018年1月15日). "ムーミンはフィンランド生まれだけど、ムーミン谷はどこに?…". X(旧Twitter)より2023年11月26日閲覧
  48. ^ a b c d “「ムーミン」出題、入試センター「設問として支障ない」と見解”. 産経WEST. (2018年1月17日). オリジナルの2018年1月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180118010635/http://www.sankei.com/smp/west/news/180117/wst1801170044-s1.html 2023年11月26日閲覧。 
  49. ^ ムーミンの舞台、正答の根拠は「日本の書籍」”. 読売新聞 (2018年1月19日). 2018年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月20日閲覧。
  50. ^ ムーミン谷の国名、菅義偉官房長官コメント避ける「大学入試の個々の問題」」『産経ニュース』2018年1月15日。2018年1月16日閲覧。
  51. ^ a b 林芳正文科相、ムーミン谷の場所はコメント避ける「スナフキンとミイのやり取り面白かった」」『産経ニュース』2018年1月16日。2018年1月16日閲覧。
  52. ^ ムーミン谷はどこにある? ~センター試験地理Bの出題に寄せて~”. ムーミン公式サイト (2018年1月16日). 2022年6月17日閲覧。
  53. ^ ムーミンの舞台、入試センター「設問に支障なし」」『朝日新聞』2018年1月16日。2023年11月26日閲覧。オリジナルの2018年1月16日時点におけるアーカイブ。



ムーミン・シリーズ

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トーベ・ヤンソン」の記事における「ムーミン・シリーズ」の解説

詳細は「ムーミン」を参照 ムーミン原型となるキャラクターは『ガルム』で1943年初登場しており、当初の名前はスノークだった。スノーク夢や幻覚などファンタジーに関する文章とともに登場し風刺画向けの怒った顔をしていた。1944年には『ガルム以外の絵にもスノーク登場して作家サインとしての役割果たした1945年8月トーベは「私の新し肩書きスノーク夫人と書き、『ガルム』のクリスマス号でスノーク姿の自分描いたムーミントロールという名前は、ストックホルム工芸専門学校時代叔父エイナルの話がもとになったムーミン物語文章挿絵をともにトーベが手がけ、著者挿絵画家デザイナー全て自分役割とした。切り貼りサンプル本を作りバランスを見ながら指定書き込み、絵に番号をつけて配置指定したレイアウトではページ構成と絵の配置文章余白部分検討したムーミン絵本の『それからどうなるの?』では幼少期体験をもとに仕掛け絵本作り、これもレイアウト製本作業指示全て行ったムーミン舞台化テレビ化にも関わった。初の戯曲は、1949年にヴィヴィカのすすめで執筆したムーミントロール彗星』の舞台版だった。フィンランドではイルッカ・クーシスト作曲のムーミン・オペラが1974年国立オペラ劇場上演されスウェーデンでは1982年ストックホルム王立ドラマ劇場冒険劇が上演された。舞台監督はヴィヴィカが務めた1965年にはトーベ作詞、エルナ・タウロ(英語版作曲の "Höstvisa" (フィンランド語 "Syyslaulu" 、日本語で『秋の歌』) がフィンランド国営放送音楽賞3位受賞したスウェーデンテレビ番組では脚本書いたトーベにとってムーミン物語は、戦争中自分の楽しみとして始めた趣味だった。しかし、ムーミン・シリーズのヒットによって絵画使える時間が減ると、人々期待とのバランスを取ることが苦痛になり、生涯悩みとなったコミック連載中の苦労については、のちに短編小説連載漫画家』(『人形の家』収録)で題材にした。 後述するように、トーベ子供向けとされた作品にも不安や脅威描いたこのためムーミン子供大人楽しめる作品として人気得たが、他方児童書子供向けにのみ書くべきだという批判起きムーミン対す反対運動起きた舞台ムーミン表現めぐって子供の親から苦情寄せられた。トーベ解釈観客ものとい持論だったが、子供向けとして適切な表現かどうかという批判には「そうなると「ひどい」という言葉自体禁じなければならない」というコメント掲載した時もあった。

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ムーミン・シリーズ

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トーベ・ヤンソン」の記事における「ムーミン・シリーズ」の解説

詳細は「ムーミン」を参照小さなトロール大きな洪水英語版)』 (1945年, Småtrollen och den stora översvämningen) 『ムーミン谷の彗星』 (1946年, Kometjakten) 『たのしいムーミン一家』 (1948年, Trollkarlens hatt) 『ムーミンパパ思い出英語版)』 (1950年, Muminpappas bravader) 『ムーミン谷の夏まつり英語版)』 (1954年, Farlig midsommar) 『ムーミン谷の冬』 (1957年, Trollvinter) 『ムーミン谷の仲間たち英語版)』 (1962年, Det osynliga barnet och andra berättelser) 『ムーミンパパ海へいく(英語版)』 (1965年, Pappan och havet) 『ムーミン谷の十一月英語版)』 (1970年, Sent i November) ムーミン関連絵本 『それからどうなるの?(英語版)』 (1952年, Hur Gick Det Sen?) 『さびしがりやのクニット(英語版)』 (1960年, Vem ska trösta Knyttet?) 『ムーミン谷へのふしぎな旅(英語版)』 (1977年, Den farliga resan) 『ムーミンやしきはひみつのにおい(英語版)』(1980年, Skurken i Muminhuset)(ペル・ウーロフ・ヤンソン写真トーベが文を書いた写真絵本。) ムーミン・コミックス ムーミン・コミックス筑摩書房2001年トーベ・ヤンソンラルス・ヤンソン冨原眞弓訳。

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ムーミン・シリーズ (原作)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:40 UTC 版)

ムーミン」の記事における「ムーミン・シリーズ (原作)」の解説

作者トーベ・ヤンソン画家でもあり、ムーミン原型となるキャラクター小説執筆以前にも風刺雑誌ガルム』などでたびたび描かれていた。小説として初め登場するのは1945年スウェーデン語著された『小さなトロール大きな洪水』で、その後ムーミン・シリーズとして知られる計9作品登場するうになる造形的には、トーベ10代の頃次弟ペル・ウーロフ・ヤンソンとの口ゲンカ負けたときに、トイレの壁に悔し紛れ描いた『SNORK(スノーク、とても醜い生き物)』として描いたものが、ムーミントロールルーツであるとされるネーミング叔父の家へ下宿をし学校通っている時代勉強合間冷蔵庫から食べ物失敬して夜食にしていたのだが、あるときに叔父から注意され「この裏にはムゥーミントロールというお化けいるからつまみ食いはやめなさい。首筋に冷たい息を吹きかけてくるぞ。」と言われことがきっかけである。 小説子供向け作品体裁とっているが、その内容は必ずしも子供向けではない。第二次大戦戦中戦後執筆された初期の作品には、洪水彗星襲来など自然災害繰り返し描かれる新聞連載漫画大成功によってもたらされた「ムーミンブーム」にほとほと疲れ果てた頃に書かれ第6作『ムーミン谷の冬』契機として、後期の作品はよりはっきりと内観的であり、おとぎ話体裁をとった純文学といってよい内容備えている。また、小説の挿絵トーベが行っており、初期インク濃淡描かれていたが、次第細かな線のみで表現されるようになった朝日新聞千葉恵理子によると、トーベはこの作風の変化画家としての進歩だと受け取り改訂する際に初期作品挿絵を線による挿絵差し替えたとされている。 1954年からイギリス大衆紙イブニング・ニュース英語版)」 にムーミントロール漫画が週に6日掲載された。トーベ・ヤンソン漫画描きスウェーデン語セリフコマに書くと、語学堪能末弟ラルス・ヤンソンセリフを英語に翻訳した原稿印刷に回る。途中ラルス作品アイディア自体提供する時期経て1960年以降ラルス引き継ぎ1975年まで合計73作品連載された。うち21作はトーベの絵である。

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