その他の男子生徒
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有馬 透(ありま とおる)● 演:磯村洋祐 サッカー部。大のイベント好きで、自他ともに認めるお調子者だが状況に応じて判断している。イジメっ子、イジメられっ子に偏見なく自然に接することができる生徒。 鈴木章と田尻幸夫とは友人同士。 惨劇の夜、当初は屋上に逃げるために美咲たちについていく。屋上へ続くドアが開かないことを知り楓子たちと一緒に逃げ出すが、蓮実に射殺される。その後、死体は雄一郎の制服を着せられ、避難ハシゴにて蓮実に射撃された。 伊佐田 直樹(いさだ なおき)● 演:宮里駿 野球部。卓馬のグループのメンバー。基本的に慎重かつ堅実な性格。独特な錆びた声が特徴の少年。成績はそこそこなものの、学校に潜在的に不満を抱いており、早水圭介の集団カンニングに参加した。タバコはマイルドセブンを愛用。 惨劇の夜、蓮実を盲信することなく三階に留まる。終盤には健吾、聡とともに階段を降りるが、蓮実が仕掛けた罠によって重傷を負い、その後三人もろとも射殺される。 映画版では卓馬、拓人、涼太、修平、聡と脱出を試みるが、階段の踊り場にて殺害される。 泉 哲也(いずみ てつや)● 演:武田一馬 軽音楽部。長身痩躯、彫りの深い顔たちのミュージシャン然とした風貌の生徒。年の離れた兄の影響で幼少期から洋楽(特にドリーム・シアター)に傾倒しており、蓼沼将大たちとコピーバンド「ドレッド・シアター」を組んでいる。担当のリードギターの実力はプロ並みとの賞賛を浴びる程、高い評価を受けている。 蓼沼にとって数少ない理解者。バンドメンバーの芹沢理沙子に好意を抱いている。高木翔は友人。蓮実にバンドメンバー共々抹殺される。 加藤 拓人(かとう たくと)● 演:荒井敦史 サッカー部。蓼沼将大の子分だが、蓼沼のようなあからさまな不良として振る舞うのは抵抗がある。明るい性格で男子の輪の中心人物。 惨劇の夜、学校外に助けを呼びにいくために卓馬、涼太、修平とともに一階に降りていくが、保健室に追い詰められて射殺される。 木下 聡(きのした さとし)● 演:中島広稀 水泳部。卓馬のグループに所属。女子受けが良く、一年生時は相当モテたものの好みが細かすぎるため、恋人はいない。伊佐田同様、現状への不満から早水圭介の集団カンニングに参加した。 惨劇の夜、蓮実を盲信することなく三階に留まる。終盤には健吾、直樹とともに階段を降りるが、蓮実が仕掛けた罠にかかる。蓮実と健吾が話している隙に1人で逃げ出そうとするが、すぐに射殺される。 映画版では卓馬、拓人、涼太、修平、直樹と脱出を試みるが、もろとも射殺される。 佐々木 涼太(ささき りょうた)● 演:鈴木龍之介 蓼沼将大の子分で彼に次いで喧嘩は強い。加藤同様につるんではいるが、心底では蓼沼を嫌っている。蓼沼の退学後、卓馬のグループと行動を共にするようなった。将来は家業の土建屋を継ぐものだと本人は思っている。小学校時代に少林寺拳法を習っていたため、運動神経は良い。 惨劇の夜、学校外に助けを呼びにいくために卓馬、拓人、修平とともに一階に降りていくが、保健室に追い詰められる。直後に現れた蓮実に不審な目を向けるが、なす術なく射殺される。 映画版では卓馬らと共に一階に降りる工程は同じだが、保健室ではなく玄関から脱出を試みた際に殺害される。 塩見 大輔(しおみ だいすけ)● 演:横山涼 雄一郎曰く「意識のある間は」常に受験勉強をしているが、渡会健吾や去来川舞には及ばず学年中位をキープしている。中学時代は卓球で都大会の常連だった。五部刈り頭に額縁眼鏡という絶滅危惧種な風貌。 惨劇の夜、健吾の提案に乗ってさとみと共にロープで三階の窓から脱出するが、待ち伏せしていた蓮実に射殺される。 映画版では、窓から侵入してきた蓮実から逃げるためにバリケートを崩していくが、尚志に押し退けられた挙げ句射殺される。 鈴木 章(すずき あきら)● 演:竹内寿 テニス部。場の空気を読まず無神経な発言をするために、クラスでは浮いた存在の生徒。有馬透とは気の合う友人。かつて牛尾まどかと交際していた。 惨劇の夜、当初は屋上に逃げるために美咲たちについていく。屋上へ続くドアが開かないことを知り、四階の窓の外で美穂と一緒に窓枠にしがみついて隠れていたが、蓮実に気づかれて射殺される。 高木 翔(たかぎ かける)● 演:西井幸人 アーチェリー部のキャプテンで将来有望のエース。インターハイの団体戦では準優勝、個人戦では優勝するほどの実力を持つ。高校入学からアーチェリー一筋だが、行事にも積極的に参加。男女ともに好意的に接している。一年生の時に同じクラスだった白井さとみとは互いに好意を寄せている。 惨劇の夜に偶然アーチェリー用具一式を所持していたことから、反撃を試みる。隠れたヒーロー願望の持ち主。待ち伏せして矢を放ち、見事目標の首に命中するも、それは柴原であり、確認に出て行った所を蓮実に殺される。 実写映画版では、卓馬らの脱出に乗じて校外への脱出に成功し、通行人に助けを求め、警察を呼ぶも、さとみを助けるために単身学校へと戻る。蓮実に矢を放つも、蓮実の撃った散弾銃の弾丸に当たって逸れたため、命中させる事が出来ず、そのまま銃殺される。映画版ではあくまでもさとみを守ろうと行動を起こしたため、原作でのヒーロー願望は見られなかった。また、蓼沼が既に抹殺されているため、彼の役割も兼ねている。 田尻 幸夫(たじり ゆきお)○、●(実写映画版) 演:藤原薫 一年生の時、蓼沼将大にイジメられていた目立たない生徒の一人。着任して間もない蓮実が加害者を説得して問題を解決したことから、彼に全幅の信頼を寄せている。 アイドルやアニメに関心が強く、B級アイドルのヒットしなかった曲を最後まで歌い切ると願いが叶うと信じている。また、自分自身を存在価値のない人間だと思い込んでおり、パニックに陥るとしばしば現実逃避する。 惨劇の夜、美咲が率いるグループと行動を共にする。クラスメイト全員が虐殺されても自分だけは生き残りたいと願っていたが、もろとも抹殺される。白井さとみに思いを寄せており、尚志のDVDの顧客。 映画版では蓮実の指示に従い屋上へ向かう。他の生徒が惨殺されていく中、自身は負傷したのみで済んでおり死んだふりをしていたが、蓮実には気づかれ抹殺された。 坪内 匠(つぼうち たくみ)● 演:堀越光貴 小学校、中学校共に友人も多く、入学直後は積極的で目立つ存在だったものの、蓼沼将大に目を付けられイジメられていた生徒。イジメのトラウマによる恐怖心から不登校気味で、進級してからも保健室登校が続く。小野寺楓子のファンで尚志のDVDの顧客の一人。 惨劇の夜、当初は屋上に逃げるために美咲たちについていく。屋上へ続くドアが開かないことを知り楓子、亜里、悠希、透、肇と一緒に逃げ出すが、もろとも蓮実に射殺される。 映画版でも同様に蓮実の指示に従い屋上へ向かうが、原作と異なり逃げ遅れてしまい、他の生徒もろとも惨殺された。 中村 尚志(なかむら ひさし)● 演:米本来輝 実家が地元の電気屋で本人も電気オタク。基本的に争いを好まない平和主義者。学校行事では必ずESSや怜花といった美人の女子生徒ばかりを映したビデオ撮影をしており、それを男子生徒に売って小遣い稼ぎをしている。その為女子生徒の大半から顰蹙を買っている。亜里に好意を抱いている。 惨劇の夜、健吾の指揮するグループで電気に関する知識を駆使して反撃を試みる。 映画版では、窓から侵入してきた蓮実から逃げるためにバリケートを崩していくが、彼に惨殺される。またその際、頭部に装着していたビデオカメラも破壊されている。 鳴瀬 修平(なるせ しゅうへい)● 演:永瀬匡 バスケットボール部。卓馬のグループのメンバー。実父の鳴瀬明男は日本で五指に入る大手法律事務所の弁護士。教師に対して反抗的で、授業中に暴力を振るった体育教師の園田を訴えようとした。他校の女子に人気があり、合コンに頻繁に参加している。怜花や圭介、雄一郎とは一年生時に同じクラスだった。卓馬や直樹、聡たちと仲が良い。 映画版では卓馬たちと一緒に一階に降りようとするが、蓮実に見つかり負傷した拓人を抱えて保健室に逃げ込むものの射殺される。また、射殺された際起動したAEDに録音された蓮実と修平の会話が、蓮実逮捕の決め手になる。 松本 弘(まつもと ひろし)● 演:工藤阿須加 テニス部。クラス委員で単純で分かりやすい性格な上、優柔不断。 「何事もそれなりに」がモットーで交友関係は広く浅い。学校に内心不信感を抱く生徒の一人。集団カンニングに参加している。家族仲は良く、かなりのゲーマー。尚志や健吾とはゲーム仲間で、DVDの顧客でもある。 映画版では、窓から侵入してきた蓮実から逃げるためにバリケートを崩していくが、彼に惨殺される。 山口 卓馬(やまぐち たくま)● 演:岸田タツヤ ラグビー部。長身のスポーツマンで一見強面だが、愛嬌ある一本気な好青年。男子の中心的グループのリーダー格で部活内での人望も厚い。蓼沼将大と並ぶクラスのボス格で、彼とは中学からの腐れ縁かつ犬猿の仲だが、心の底では互いを認めている。楓子とは両想いで周囲の何人かは気付いている。尚志のDVDの顧客。 惨劇の夜、救助を求めて修平らと共に校舎からの脱出を試みるが、蓮実に遭遇してしまい殺害される。しかし、彼のある行動が蓮実を逮捕するきっかけとなる。 脇村 肇(わきむら はじめ)● 演:秋山遊楽 写真部。内気で気弱な性格の持ち主。 内臓疾患で体重が90kg以上あることを理由にクラス内でもイジメの標的となっている。また、真面目な生徒からも都合のいい使いっ走り扱いをされている。ただ本人はイジメられているとは考えていないようで、その地位に安住している。 動物の飼育と読書、写真撮影が趣味。実家ではペットのハムスターを飼育している。 映画版では蓮実の指示に従い屋上へ向かうが、他の生徒もろとも惨殺された。 渡会 健吾(わたらい けんご)● 演:尾関陸 渾名は「こぶた」。一年生時から不動の学年トップの座を守っており、進学先に東京大学を希望。 小太りの体躯に似合わない他人を見下す様な鋭い目が特徴。頭の回転は速いものの、自己顕示欲が強く狡猾、嫌味な態度でクラス内での人望は皆無に等しい。大の面食いで可愛い女の子に目がなく、亜里に好意を抱く。尚志のDVDの顧客。同級生の大半を「蓮実教の信者」と見下しているが、雄一郎の実力は密かに認めている。 惨劇の夜には三つのグループに分かれた生徒たちのうち、一つのグループの指導的立場に立つ。三階に籠城するが、手段を選ばないやり方から雄一郎と口論になる。その後直樹、聡と共に2階へ降りようとするが蓮実の罠に引っ掛かり、命乞いをするものの射殺される。 映画版では、蓮実がロープを伝って侵入してきた際に、死亡したさとみを罵倒したことから菜々に殴られ気絶。その後原作と同じように蓮実に命乞いするものの射殺される。
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その他の男子生徒
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磯貝 悠馬(いそがい ゆうま) 声 - 逢坂良太 / 上村祐翔 / 本橋大輔 演 - 加藤雄飛 出席番号2番。アホ毛が特徴の男子生徒で、片岡と共にE組の学級委員を務めている。 E組のまとめ役を務める万能な優等生で、度胸と動体視力もクラスでも屈指であり、ナイフ術の成績は男子1位、射撃の成績では2位となっている。男子生徒では整った器量の持ち主であり、貧乏であることを除けば欠点や嫌味なところが全くなく、普段の行動などからクラスメイトからの信頼はとても厚い。家が近所で小学校の頃からの親友である前原とは、公私ともに一緒に行動することが多い。 中一の時に父親が交通事故で他界して以来、母子家庭で暮らしている。アルバイト先の常連客との会話によると、母親の身体があまり丈夫ではない。また、似た容姿をした弟妹がいる。かなりの貧乏であるため、夏祭りで釣った金魚を食用にして調理したり、パン食い競争で余ったパンをもらおうとしたりと、食べ物絡みのことになると周りを驚かせる行動をとることが多い。 家計を助けるために校則違反であるアルバイトをしていたことが原因でE組に落とされた。その後もバイトは続けており、クラスメイトや殺せんせーには黙認してもらっている。一度学秀ら五英傑に現場を見られて退学の危機に陥るが、体育祭の棒倒しにE組として勝利したことで五英傑の黙認も取り付けている。 中間テストではクラスでカルマに次ぐ2位、その内社会は学年14位。アフリカの貧困に共感して調べていた時に殺せんせーに実際に現地に連れて行かれたことでさらに興味が深まり、結果的に一学期期末テストでは社会で学年1位になる。 進学先は家の経済的な理由もあって公立高校を志望しており、片岡・竹林と共に志望校に合格した模様。その後は貯めたバイト代と奨学金で東大に進学、卒業後は財閥系商社に就職した。 岡島 大河(おかじま たいが) 声 - 内藤玲 / 中務貴幸 / なし 演 - 長村航希 出席番号3番。坊主頭の男子生徒。 写真撮影を趣味にしており、将来はフォトグラファーを志望している。顔だけなら二枚目だが自他共に認めるド変態で、夜中の校庭を裸で走り回るほか、それ以上の行為にも及ぶほどエロの話題には敏感である。好みのタイプは巨乳。殺せんせーも巨乳好きであることを利用し、大量のエロ雑誌を用意して殺せんせーを誘き寄せる罠を考案したが失敗している。 普段のスケベな言動で同級生を閉口させることも多い反面、本質的には明朗活発なムードメーカーで、クラス内ではしばしば音頭を取っている。軽率な言動が若干目立つ傾向にあり、他のE組生徒共に禁止されていた市街地でのフリーランニングの訓練を先陣を切って敢行した結果松方を負傷させる発端となってしまったこともあり、以降は態度を改め軽率な言動はとっていない。 高校卒業と同時にフリーカメラマンとなり、7年後は髪を伸ばしている。 アニメ版では社会に強く、クラスメイトに第一次世界大戦に関する内容を教える場面が見られた。 木村 正義(きむら ジャスティス / きむら まさよし) 声 - 川辺俊介 / 橋田旭弘 / なし 演 - 荒井祥太 出席番号9番。短髪をしている男子生徒。 元陸上部であり、100m11秒フラットというE組一の風のような俊足の持ち主。わりと頻繁に風邪もひく。また、モブ並の地味な容姿とは裏腹に、強烈なインパクトのある名前の持ち主でもある。両親はともに警察官で、子供の誕生で舞い上がってキラキラネームとなった。両親に付けられた下の名前に劣等感を抱いているが、両親は命名に迷いはなく、名前にまつわる抗議や不満はとりあってもらえない状況。殺せんせーやクラスメイトには「まさよし」と呼んでもらっていることを「武士の情け」と説明している。しかし病院の診察受付では本名をフルネームで呼ばれてしまうため、病院と聞くだけで動きが止まるほど強いコンプレックスとなっていた。殺せんせーには改名手続きを紹介されつつも、殺せんせーの言葉と作戦を経て「大事なのは名前ではなく、その名前で何をしたか」であることに気付き、名前に対するコンプレックスをある程度克服した。 7年後には警察官になっている。 菅谷 創介(すがや そうすけ) 声 - 宮下栄治 演 - 小澤顧亜 出席番号12番。三白眼で銀髪の男子生徒。 手先が器用で絵や造形の腕が群を抜いており、変装道具製作やメヘンディ(英語版)、模写などが得意。殺せんせーの付け鼻の改良も行った。2年生の時に芸術面で悪目立ちしたことが原因で素行不良扱いされ、元々成績不振であったことも重なりE組に落とされた。殺せんせーの対応に満足しており、殺せんせーが入ってきた後に得たE組の「自由」を楽しむようになる。 一学期の期末テストでは隣の席がにせ律だったためテストに集中できず、その結果E組内ではクラス最下位になってしまうも、それでも187位中95位と学年内で中位の成績を取る。進路相談では、美術大への進学を志望していることを殺せんせーに話した。 高校は少しレベルを下げて余裕がある所に行くつもりで、殺せんせーに高3の基礎まで教わったため、高校生活は美術スキルを目一杯高めていくつもりとのこと。 7年後は芸術家となっている模様。 杉野 友人(すぎの ともひと) 声 - 山谷祥生 / 本城雄太郎 / なし 演 - 市川理矩 出席番号13番。元野球部の投手の男子生徒。 球速は早くはないが、カーブ・スライダー・チェンジアップを始めとした変化球が得意。明朗かつフレンドリーな性格。渚の親友の一人で、彼からはE組男子内で呼び捨てで呼ばれる数少ない人物であり、行動を共にすることが多い。常に両手首にリストバンドを巻いているのが特徴。神崎に好意を寄せていて告白もしているが、全く気づかれていない完全完結の片思い(7年後にも進展無し)。 元々野球部ではエースだったが、前述の球速の遅さが原因で相手チームに頻繁に打たれるようになり、結果レギュラーから落とされたという経験から投手としての自分に自信が持てなくなる。さらに、渚の情報を頼りに対先生BB弾を埋め込んだボールで殺せんせーに暗殺を仕掛けるも失敗し、以前よりも落ち込んでしまう。しかし、ニューヨークにスポーツ観戦に行って来た殺せんせーの触手を張った指導のお陰で「才能の種類は一つではない」と気付かされ、再び野球に前向きになる。後に市のクラブチームに入団し、高い技術力を習得している。球技大会の後に旧友の進藤と和解し、一学期期末テスト前に五英傑の動きを警告してきた時には、大丈夫なことを伝え互いを健闘し合った。 7年後は変化球を生かして大学野球でエースとなっており、プロからもスカウトが来ている。大学卒業後はそのままプロ入りしている。 竹林 孝太郎(たけばやし こうたろう) 声 - 水島大宙 演 - 吉原拓弥 出席番号14番。丸眼鏡を掛けている男子生徒。 二次元を愛するオタク。普段は無口で影が薄いものの、E組では比較的成績が優秀なこともあって時折クラスの頭脳役として活躍することがある。また、素顔は端正な容姿をしている。寺坂とは確執があったが、彼の改心後は一緒にメイド喫茶へ行くほど仲良くなっている。 実家は代々病院を経営しており、兄2人も揃って東大医学部という家庭である。彼自身も豊富な医療知識を持ち、普久間島ではクラスメイトの応急処置を行っている。しかし、要領が悪く、家族からは「家一番の出来損ない」として期待されず無視され続けたため、「家族に認められたい」という強い想いを持っていた。一学期期末テストで片岡と並んで学年総合7位を取りE組トップになったが、暗殺の授業ではE組最下位など伸び悩んでおり、二学期開始直前に理事長から本校舎復帰の勧めに応じてA組に移籍し、創立記念集会で「E組を侮辱し、E組管理委員会の設立を促すスピーチをする」という理事長の依頼をいったんは引き受ける。しかしE組の生徒たちが自分を心配して様子を見に来てくれたことや殺せんせーに諭されたことで考えを改め、本校舎の授業スタイルへの不満も相まって、自分の本心を全校生徒の前で打ち明け、理事長室から勝手に持ちだした盾を破壊するという故意の不品行をもって、E組に復帰する。その後は新たに導入されることになった爆発物の使用責任者に名乗りを上げ暗殺にも意欲的に取り組むようになり、後に爆発物を用いた活躍が様々な場面で見られ、他の暗殺スキルでもE組上位に入る物が複数見られるようになる。テレビアニメではこれらの経緯がオンエア分では直接描かれなかったが、後にdTVにて全4話各約5分の短編アニメシリーズとして配信された。 高校受験では、国内最難関校を受けるもプレッシャーからマークミスをしてしまい不合格となる。その際に殺せんせーの提案で行われた受験NGワードごっこでは、くどいぐらいNGワードをぶち込まれたことで怒りが頂点に達し、殺せんせーが恐怖を覚えるほどの殺気を放っていたが、逆にそのことで第一志望を不合格になったショックから立ち直った。その後、第二志望であった磯貝と同じ高校に合格したようである。 7年後は医学生となり、医療研究機関で奥田と共に人工血液を開発している。 千葉 龍之介(ちば りゅうのすけ) 声 - 間島淳司 演 - 大岡拓海 出席番号15番。鋭い目付きを前髪で隠している寡黙な性格の男子生徒。 普段は口数は少なく、人前では自分の感情を見せないことが多い。空間計算に長けており、遠距離射撃の腕前はクラス屈指で、E組男子内では射撃術1位。言い訳をしない芯の強さを持つが、自らの目力の強さを気にして、必要以上に人前で感情を見せなくなったため、両親の無理解を受けるようになり、本校舎のクラスでも孤立していた。 夏期講習では速水同様、殺せんせーの暗殺作戦の失敗に意気消沈するも、ガストロとの戦いで殺せんせーやE組の「仲間」との信頼関係を再認識して自信を取り戻し、戦いを勝利に導く。建築士を志望しているため、時に建築様式や建築美術に関する造詣の深さを見せることがある。 大学進学後に見た目のせいで就職活動が難航するが、速水のアドバイスを受けて設計事務所を開設した。 前原 陽斗(まえはら ひろと) 声 - 浅沼晋太郎 / KENN / なし 演 - 岡田隆之介 出席番号22番。明るい髪色に整った容姿をした男子生徒。 行動派でスポーツも万能なため、女子からの人気は高いが、女癖が悪く複数の女子と交際していたり、E組に落とされた境遇を甘んじて受け入れたりするなど、良く言えば大人びたクールな性格、悪く言えばかなりませた考えの持ち主。磯貝とは家が近所で小学校の頃からの親友であり、公私ともに一緒に行動することが多い。ナイフ術の成績は男子2位。E組の女子にはほぼ全員声をかけるも全て玉砕したが、「親友への義理」で片岡には声をかけていない。 C組の土屋果穂と付き合っていたが、E組に落ちたことを理由に彼女が瀬尾と二股をかけていたことが発覚すると、果穂からE組であることを逆に見下された上、瀬尾とその友人たちに足蹴にされてしまい人間不信に陥りそうになるほど悲しみ落ち込んだ。しかし、その翌日E組の生徒たちと共に果穂と瀬尾に報復を仕掛けた後に殺せんせーから励まされショックから立ち直る。しかし女癖の悪さ自体は全く変わらず周囲を呆れさせている。 後にE組での日々を経て岡野に興味を持つようになるが、バレンタインの際無断で暗殺作戦に利用したことにより内心前原を想っていた彼女を激怒させてしまう。許してもらうため奔走し、後に和解に持ち込む。 大学進学後はサークル活動に精を出し過ぎて留年するも、そこで得た人脈から大手広告代理店に就職する。 三村 航輝(みむら こうき) 声 - 高橋伸也 / 山口智大 / なし 演 - 三河悠冴 出席番号23番。橙色のマッシュルームカットの男子生徒。 ひょうきんな性格をしており、クラスでは音頭を取ることが多い。校舎裏でのエアギターが趣味だが、クラスメイトには内緒にしており、球技大会の練習中に殺せんせーの囁き戦術で言われたときはかなり赤面していた。実は神崎に好意を持っているが、あまりにも表に出さなさすぎて誰にも気づかれていない。 幼少期よりテレビ番組を好んで視聴している関係上、映像編集が得意で、普久間島では殺せんせーの恥ずかしい映像を記録したフィルムをナレーション付きで編集する。また、映像編集のみならず演出方法に関する造詣も深いため、時折クラスの頭脳役を買って出ており、死神との戦闘では偽装工作の指揮を取っている。 殺せんせーからのアドバイスで、マスコミ志望は学歴も欲しいとのことから無理をしてレベルの高い高校を受験予定。 大学卒業後はお台場のテレビ局に就職する。
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