鳥
「鳥」とは、鳥類に属する生物全般を指す一般的な呼び名である。全身が羽毛で覆われ、翼を持ち、多くの種が飛翔能力を持つ。卵生で恒温。哺乳類よりは爬虫類に近く、分類法によっては爬虫類の一種と位置づけられる。嘴(くちばし)を持ち、歯を持たない。
鳥(鳥類)の種類は、おおよそ1万種にも上るといわれている。体の大きさは種によって顕著に異なり、体長数センチメートルの種もあれば、体高や翼開長が2メートルを超える種もある。愛玩動物として飼育される種もあれば、食用の家畜として飼育される種や、狩猟や通信の手段として訓練される種もある。神使あるいは神そのもの(神鳥)として信仰の対象になる場合もある。地域や種類によっては駆除の対象となることもある。鳥の種類によっては、特徴的な鳴き声を持っていたり、特徴的な外見をしていたりする。オウムは他の生物を鳴き声を巧みに真似ることができ、人の話す言葉すら音声的に再現できる。ハチドリは花の蜜を得る際にホバリング(停止飛行)を行う。渡り鳥の多くは数千キロメートルにも及ぶ長距離を飛行して大陸を渡る。
ペンギン、ダチョウ、キーウィなどの種は飛行能力を持たない。いわゆる飛べない鳥である。その代わり、ペンギンは翼を駆使して海中を自在に泳ぐ能力がある。ダチョウは時速数十キロメートルもの速さで1時間以上も走り続けることができる。キーウィは夜行性で嗅覚が発達していてかわいい。
ニワトリ(鶏)は、翼を羽ばたかせて大ジャンプすることはできるが、長距離を飛翔して移動するほどの飛行能力は持たない。ニワトリは人類にとって主要な畜産動物のひとつであり、その意味では人類に最も関わりの深い鳥のひとつである。日本語では「鶏」と書いて「とり」と読む場合も多々ある。
「鳥」に関連する用語の解説
鳥インフルエンザとは
「鳥インフルエンザ」とは、鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルス感染症の通称または総称である。病原性の高い鳥インフルエンザウイルスに感染した鳥は、高い確率で衰弱、死亡にまで至る。ごく稀ではあるがヒトに感染する場合もある。日本では鳥インフルエンザが「家畜伝染病予防法」の対象に指定されており、家禽(ニワトリ、アヒル、ウズラ)に感染が確認された場合は、感染拡大阻止のため「全数殺処分」による対処が義務付けられている。
多くの場合、鳥インフルエンザは野鳥などからもたらされる。A型インフルエンザウイルスへの感染例が確認された養鶏場は、まだ無事な鶏もろとも、数百羽~数千羽を殺処分しなければならなくなる。
鳥もも肉とは
「鳥もも肉」とは、一般的にはニワトリの、腿の部位の肉である。鳥もも肉は脂肪分が多く、食感もよく、ジューシーな食べごたえである。ボリュームもある。調理法も多種多彩である。鶏肉の部位の中でも人気が高い。脂肪分の摂取を極力避けようとするダイエッターやボディビルダーには、低脂肪かつ高タンパクを特徴とする鳥むね肉の人気が高い。
鳥刺しとは
「鳥刺し」とは、生の鳥肉(鶏肉)を刺身にした料理のことである。新鮮な鶏の生肉は美味い。ただし生の鶏肉には細菌や寄生虫が付着している可能性があり、食中毒につながる危険は少なくない。その対策として表面を炙り「たたき」にした料理も「鳥刺し」と呼ばれる。執り
トリ【(ラテン)tri】
読み方:とり
数の3。「—クロロエチレン」
とり【取(り)】
と‐り【図利】
と‐り【×肚×裡/×肚裏】
とり【×酉】
とり【鳥/▽鶏/×禽】
読み方:とり
1 (鳥)からだ全体が羽毛で覆われ、翼で空中を飛ぶ恒温動物。鳥類。
[下接語] 青い鳥・大鳥・籠(かご)の鳥・唐(から)鳥・雲鳥・小鳥・白(しら)鳥・寝鳥・初鶏・花鳥・比翼の鳥・水鳥・焼き鳥(どり)一番鶏・色鳥・浮かれ鳥・海鳥・親鳥・雄(おん)鳥・飼い鳥・風見鶏・閑古鳥・地鳥・旅鳥・千鳥・夏鳥・二番鶏・温(ぬく)め鳥・放ち鳥・羽抜け鳥・雛(ひな)鳥・冬鳥・椋(むく)鳥・雌(めん)鳥・百千(ももち)鳥・山鳥・呼ぶ子鳥・若鳥・渡り鳥
とり【鳥】
取り、撮り
とり 【鳥】
ケンフラ、ドチキン、ケンチキ、ケンタッキー、とり
とり
とり
とり
取り
酉
鳥
鳥
鳥
鳥 (曖昧さ回避)
(とり から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 09:28 UTC 版)
鳥(とり)
- 一般には鳥類を指す。
映画
- 鳥 (1963年の映画) - アルフレッド・ヒッチコック監督のアメリカ映画。原題:The Birds。
- 鳥 (2006年の映画) - エッツァルト・オニーケン監督のドイツのテレビ映画。原題:Die Krähen。
楽曲
- 鳥 (レスピーギ) - オットリーノ・レスピーギ作曲の組曲。
- 雅楽曲の「迦陵頻」の別名。
- フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの「弦楽四重奏曲第39番」の愛称。
その他
関連項目
- 十二支の酉(とり、ゆう)は多くの国ではニワトリ(鶏)を示す(生肖)。
- トリ (曖昧さ回避)
- バード (曖昧さ回避)
- BIRDS (曖昧さ回避)
- おおとり (曖昧さ回避)
- 「鳥」で始まるページの一覧
- タイトルに「鳥」を含むページの一覧
とり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 07:35 UTC 版)
ヒヨコだかインコだか分からない鳥。全身が黄色でまん丸。ある日ぽてまよの頭に落ちてきて以来、住み着いている。雑食性で、玉子そぼろおにぎりやチキンカレーの鶏肉も気にせずつつく。ぽてまよの頭部に花が咲いていた間は素直やぽてまよの周囲を飛び回っていた。言葉は話せず、鳥の鳴き声に似た声しか発しないが、みかんの妄想の中では一人称が「それがし」であるなど、古風な物言いをする。
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とり
出典:『Wiktionary』 (2021/06/14 13:34 UTC 版)
名詞:鳥・鶏・禽
発音(?)
東京アクセント
- と↑り
京阪アクセント
- ↑とり
複合語
翻訳
- アイスランド語: fugl (is) 男性
- アイヌ語: cikap (ain)
- アイルランド語: éan (ga) m1
- アフリカーンス語: voël (af)
- アムハラ語: ወፍ (am) (wäf)
- アラゴン語: paxaro (an) 男性
- アラビア語: طير (ar) (tˁiːr)
- アルバニア語: zog (sq)
- イタリア語: uccello (it) 男性
- イディッシュ語: פֿױגל (yi) 男性 (foygl)
- イド語: ucelo (io)
- イヌクティトゥット語: ᑎᖕᒥᐊᖅ (it) (tingmiaq)
- インターリングア: ave (ia)
- インドネシア語: burung (id)
- ウェールズ語: aderyn (cy) 男性
- ヴォラピュク: böd (vo)
- 英語: bird (en)
- エウェ語: xevi
- エストニア語: lind (et)
- エスペラント: birdo (eo)
- オランダ語: vogel (nl) 男性
- カタルーニャ語: au (ca) 男性, ocell (ca) 男性
- キクユ語: nyoni (ki)
- ギリシア語: πουλί (el) (poulí), πτηνό (el) (ptēnó)
- グアラニ語: guyra (gn)
- グジャラート語: પનખિદ (gs) (pankhida)
- クルド語: firrinde (ku), balinde (ku), çivîk (ku), çûçik (ku), teyr (ku), tilûr (ku), terewîl (ku)
- 古英語: fugol (ang)
- ジルバル語: dundu (dbl)
- シンハラ語: කුරුල්ලා (si), කුරුල්ලා (si)
- スウェーデン語: fågel (sv) 通性
- ズールー語: inyoni
- スコットランド語: eun (sco) 男性
- スペイン語: pájaro (es) 男性, ave (es) 女性
- スロヴァキア語: vták (sk) 男性
- スロヴェニア語: ptič (sl) 男性, ptica (sl) 女性
- スワヒリ語: ndege (sw), nyuni (sw)
- セブアノ語: langgam (cab)
- セルビア・クロアチア語: キリル文字表記: птица (sh) 女性、ラテン文字表記: ptica (sh) 女性
- ソマリ語: shimbir (so)
- タイ語: นก (th)
- タガログ語: ibon (tgl)
- タミル語: பறவை (ta)
- チェコ語: pták (cs) 男性
- チェロキー語: ᏥᏍᏆ (chr) (tsisqua)
- 中国語: 鸟 (zh) (niăo), 鸟类 (zh) (niăolèi), 雀 (zh) (què), 雀鸟 (zh) (quèniăo)
- 朝鮮語: 새 (ko) (sæ)
- ツォツィル語: mut
- 低地ドイツ語: Vagel (nds) 男性
- テルグ語: పక్షి (te), విహంగము (te), పిట్ట (te) (piTTa)
- デンマーク語: fugl (da)
- ドイツ語: Vogel (de) 男性
- トク・ピシン: pisin (tpi)
- トルコ語: kuş (tr)
- 西フリジア語: fûgel (fy)
- ノルウェー語: fugl (no) 男性
- バスク語: txori (eu)
- ハワイ語: manu (haw)
- ハンガリー語: madár (hu)
- ヒンディー語: पनषि (hi) (panchi)
- フィンランド語: lintu (fi)
- フランス語: oiseau (fr) 男性
- ブルガリア語: птица (bg) (ptica) 女性
- ブルトン語: labous (br) 男性 -ed, evnm (br) -ed
- ベトナム語: chim (vi)
- ベラルーシ語: птушка (be) (ptuška) 女性
- ペルシア語: پرنده (fa) (parande)
- ポーランド語: ptak (pl) 男性
- ポルトガル語: pássaro (pt) 男性, ave (pt) 女性
- マオリ語: manu (mi)
- マケドニア語: птица (mk) (ptica)
- マサイ語: emotonyi 女性; 〔大型のもの〕 olmotonyi 男性
- マルタ語: tajra (mt), għasfur (mt)
- モンゴル語: шувуу (mn) (šuvuu)
- ラテン語: avis (la) -is
- ラトヴィア語: putns (lv) 男性
- リトアニア語: paũkštis (lt) 男性, paũkštė (lt) 女性
- ルーマニア語: pasăre (ro) 女性
- ロシア語: птица (ru) 女性 (ptica)
名詞:酉
とり (酉)
関連語
文字 | 音 | 訓 | 動物 | 方位 (八卦) |
子 | シ | ね | 鼠 | 北(坎:カン) |
丑 | チュウ | うし | 牛 | 北東(艮:ゴン うしとら) |
寅 | イン | とら | 虎 | |
卯 | ボウ | う | 兎 | 東(震:シン) |
辰 | シン | たつ | 龍 | 東南(巽:ソン たつみ) |
巳 | シ | み | 蛇 | |
午 | ゴ | うま | 馬 | 南(離:リ) |
未 | ミ | ひつじ | 羊 | 南西(坤:コン ひつじさる) |
申 | シン | さる | 猿 | |
酉 | ユウ | とり | 鶏 | 西(兌:ダ) |
戌 | ジュツ | いぬ | 犬 | 北西(乾:ケン・カン いぬい) |
亥 | ガイ | い | 猪(豚) |
名詞:取り・採り・撮り・捕り・執り・獲り・穫り
丣
酉
酉 |
隹
鳥
「とり」の例文・使い方・用例・文例
- とりわけ経済を向上させなければならない
- 私は生徒ひとりひとりに劇の役を割り当てた
- ひとりにしておいて;私に構わないで
- 暗くなったらひとりで外出するべきではない
- 彼女はあの大きな家に10年以上もたったひとりで暮らしている
- その男の子は幼稚園に入るまでにひとりで着替えをする練習が必要だ
- スタインベックはアメリカの最も偉大な作家のひとりと見なされている
- 父親は息子ひとりひとりに部屋を割り当てた
- トレーにのっているコーヒーのバランスをとりつつなんとかドアを開けることができた
- 民主主義のとりで
- 私はひとりでいるのが好きだ
- その両親はひとり息子を交通事故で失った
- ひとりであの山に登るなんて大胆だ
- たわごとを言う,とりとめのない話をする
- いずれにせよ,君はひとりでそれをしなければならない
- 豚肉よりとり肉のほうが好きだ
- 彼はとりわけクラシックに興味を持っている
- ひとりっ子
- 昏睡状態をへて,その患者はようやく意識をとりもどした
- 胃が痛むのは酸の強い物をとりすぎたせいです
とりと同じ種類の言葉
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