とら巻き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:59 UTC 版)
島原市のかす巻きと同じスタイルのお菓子であるが、南島原市方面では、とら巻と呼ばれている。また、地域によっては、かす巻ととら巻が並存し区別されている。(そとの皮が素焼き生地の場合が「かす巻」、その生地にザラメがまぶしてあるものが「とら巻」)なお、とら巻という名の餡を巻いた菓子は、別な地方にも存在している。ただし、こちらはカステラ生地の表面が虎模様になっている。長崎県外でかす巻が親しまれている地域は、壱岐・対馬系のかす巻で佐賀県西部(鳥栖市田代宿が対馬藩の飛び地だった。)や島原系のかす巻で熊本市の方でもかす巻が認知されているようだ。ちなみに対馬と島原の食文化には共通点が多く、かす巻以外に六兵衛(ろくべえ)など、名物でも同じ名称(製法や出来上がりで若干異なる)の物があり、一説には島原の乱後の入植者で少なからず対馬出身者がいたのではないかと考えられている。
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