クロロエチレンとは? わかりやすく解説

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クロロエチレン【chloroethylene】

読み方:くろろえちれん

塩化ビニル


塩化ビニル

分子式C2H3Cl
その他の名称塩化ビニル、クロロエチレン、Chloroethene、ChloroethyleneVinyl chloride、1-Chloroethene
体系名:1-クロロエテン、ビニルクロリド、クロロエテン


物質名
塩化ビニル
慣用名
クロロエチレン
化学式
CH2=CHCl
融点(℃)
-159.7
沸点(℃)
-13.7

プラスティック材料一種で、原油精製によって作り出される。熱を加えると形を自由に加工することができる(熱可塑性が高い)ため、主にポリ塩化ビニルなどに加工した状態で、ラップ消しゴムやたまごのパックなど様々な製品材料として使用されている。ただし燃やすとダイオキシンなどの有害物質発する

クロロエチレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 09:17 UTC 版)

クロロエチレン
識別情報
CAS登録番号 75-01-4
KEGG C06793
特性
化学式 C2H3Cl
モル質量 62.5
外観 無色気体
匂い 甘ったるい臭気
密度 8, 気体(15℃)
相対蒸気密度 2.2
融点

−154℃

沸点

−13℃

出典
国際化学物質安全性カード
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

クロロエチレン(chloroethylene)は、塩素ビニル基からなる有機化合物である。化学式はCH2=CHClである。塩化ビニル(vinyl chloride)とも呼ばれる。IUPAC名はクロロエテン(chloroethene)である。

クロロエチレン(塩化ビニル)の構造図。

付加重合させるとポリ塩化ビニルになる。ポリ塩化ビニルを単に塩化ビニルと略称することがあるため、クロロエチレン、すなわち単量体(モノマー)の塩化ビニルであることを特に明示したい場合には塩化ビニルモノマーと呼ばれることがある。

製法

クロロエチレンの工業的製法には、直接塩素化法とオキシ塩素化法がある。

直接塩素化法では、まず塩化鉄(III)を触媒としてエチレン塩素を反応させ、1,2-ジクロロエタン(エチレンジクロリド)を生成する。なお、この際に用いるエチレンはナフサ熱分解により、塩素は塩化ナトリウム(食塩)の電気分解により得られる。


「クロロエチレン」の例文・使い方・用例・文例

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