塩化ピクリンとは? わかりやすく解説

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えんか‐ピクリン〔エンクワ‐〕【塩化ピクリン】

読み方:えんかぴくりん

クロルピクリン


クロルピクリン

(塩化ピクリン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 15:03 UTC 版)

クロルピクリン(chloropicrin)とは、トリクロロニトロメタン(trichloronitromethane)の事である。すなわち、メタンの水素3個が塩素に、残りの1個がニトロ基に置き換わった構造を持った、有機化合物である。なお、クロロピクリン塩化ピクリンとも言う。日本では農薬として登録されているだけでなく、幾つかの法律で規制が行われている。化学兵器として用いられた事もある。


注釈

  1. ^ メタンの常温常圧での融点は-183 ℃、沸点は-162 ℃である。これに対して、トリクロロニトロメタンであるクロルピクリンの常温常圧での融点は-69 ℃で、分解点は112 ℃である。ただし、クロルピクリンは比較的不安定な化合物であり、これより低い温度でも分解し得る。

出典

  1. ^ 下川耿史 『環境史年表 明治・大正編(1868-1926)』p343 河出書房新社 2003年11月30日刊 全国書誌番号:20522067
  2. ^ クロルピクリン工業会”. クロルピクリン工業会 (2008年). 2020年6月3日閲覧。
  3. ^ 第080回国会 地方行政委員会 第21号PDF) - 国会会議録検索システム2022年12月17日閲覧。
  4. ^ 「激臭 80人バタバタ 散布の農薬 夕食中襲う」『中國新聞』昭和46年8月9日 15面


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