パークロロエチレン【perchloroethylene】
読み方:ぱーくろろえちれん
テトラクロロエチレン
(パークロロエチレン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/03 00:41 UTC 版)
テトラクロロエチレン | |
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Tetrachloroethene |
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別称
Perchloroethene; Perchloroethylene; Perc; PCE
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 127-18-4 ![]() |
ChemSpider | 13837281 ![]() |
UNII | TJ904HH8SN ![]() |
EC番号 | 204-825-9 |
国連/北米番号 | 1897 |
KEGG | C06789 ![]() |
ChEMBL | CHEMBL114062 ![]() |
RTECS番号 | KX3850000 |
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特性 | |
化学式 | C2Cl4 |
モル質量 | 165.83 g mol−1 |
外観 | 無色透明の液体 |
密度 | 1.622 g/cm3 |
融点 | -19 °C, 254 K, -2 °F |
沸点 | 121.1 °C, 394 K, 250 °F |
水への溶解度 | 0.015 g/100 mL (20 °C) |
粘度 | 0.89 cP at 25 °C |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
主な危険性 | 有害(Xn), 環境への危険性 (N) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R40 R51/53 |
Sフレーズ | S23 S36/37 S61 |
引火点 | Not flammable |
関連する物質 | |
関連する有機ハロゲン化合物 | テトラブロモエチレン テトラヨードエチレン |
関連物質 | トリクロロエチレン ジクロロエチレン テトラクロロエタン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
テトラクロロエチレン (tetrachloroethylene) はドライクリーニングや化学繊維、金属の洗浄などの目的で工業的に生産されている化合物である。他の化合物の原料としても用いられ、一般商品にも使われている。
IUPAC命名法ではテトラクロロエテン(四塩化エテン)[1]であるほか、別名や略称としてパークロロエチレン(過塩化エチレン)、パーク (perc)、PCEがある。室温で不燃性の液体である。空気中に蒸発しやすく、鋭く甘い悪臭を持つ。ほとんどの人は空気中に 1 ppm 存在するだけで臭いを感じ、さらに低い濃度であっても感じる人もいる。
マイケル・ファラデーが1821年に、ヘキサクロロエタンを加熱してテトラクロロエチレンと塩素に分解する方法で、最初に合成した。
生産
大部分がエチレンから 1,2-ジクロロエタンを経て生産されている。1,2-ジクロロエタンを塩素の存在下で 400 ℃に加熱すると、以下の化学反応によりテトラクロロエチレンが生成する。
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