11ジクロロエチレンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化合物 > エチレン > 11ジクロロエチレンの意味・解説 

1,1‐ジクロロエチレン

分子式C2H2Cl2
その他の名称塩化ビニリデン、二塩化ビニリデン、1,1-ジクロロエチレン、unsym-ジクロルエチレン、1,1-Dichloroethene、1,1-Dichloroethylene、Vinylidene dichloride、unsym-Dichloroethylene、ビニリデンクロリド、VDC、RCRA waste number U-078、NCI-C-54262、1,1-DCE、Vinylidene chloride
体系名:1,1-ジクロロエテン


1,1-ジクロロエチレン(C2H2Cl2)


1,1-ジクロロエチレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 00:11 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
1,1-ジクロロエチレン
識別情報
CAS登録番号 75-35-4 
PubChem 6366
ChemSpider 6126 
UNII 21SK105J9D 
KEGG C14039 
ChEBI
特性
化学式 C2H2Cl2
モル質量 96.94 g/mol
密度 1.213 g/cm³
融点

-122 °C

沸点

32 °C

双極子モーメント 1.3 D
危険性
NFPA 704
4
2
2
引火点 −22.8 °C (−9.0 °F; 250.4 K)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1,1-ジクロロエチレン(1,1-Dichloroethene、1,1-DCE)は、C2H2Cl2という分子式を持つ有機ハロゲン化合物である。可燃性の極めて高い、無色で不快臭の液体である。水には溶けないが、エタノールジエチルエーテルアセトンベンゼンクロロホルムには溶解する。

1,1-DCEはポリ塩化ビニルポリアクリロニトリルなどのポリマーを作るときにコモノマーとして加えられる。 また、直接重合させるとポリ塩化ビニリデンを生成する。

1,1-DCEは半導体工学で、純粋な二酸化ケイ素フィルムを製造するのに使われる。

1,1-DCEを吸入した場合の最も大きな影響は中枢神経系に表れ、高濃度では鎮静、酩酊、痙攣、昏睡などの症状が出ることがある[1]

人の健康に関わる物質として、環境基準が設定されている[2]労働安全衛生法による2019年有害物ばく露作業報告対象物に指定されている。

関連項目

出典

  1. ^ epa.gov Archived 2015年06月16日, at the Wayback Machine.
  2. ^ [1]



11ジクロロエチレンと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

11ジクロロエチレンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



11ジクロロエチレンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
京浜河川事務所京浜河川事務所
Copyright (C) 2025 京浜河川事務所 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの1,1-ジクロロエチレン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS