ふか‐じゅうごう〔‐ヂユウガフ〕【付加重合】
付加重合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:50 UTC 版)
アセチレンは付加重合をすることができる。アセチレン2分子が重合するとモノビニルアセチレンになる。モノビニルアセチレンはブタジエンやクロロプレンの原料として、合成ゴムをつくるときに用いられる。 2 HC ≡ CH ⟶ H 2 C = CH − C ≡ CH {\displaystyle {\ce {2HC # CH -> H2C=CH-C # CH}}} アセチレン3分子が重合するとベンゼン、ジビニルアセチレン、アセチレニルジビニルになる。ベンゼンを得る場合、加熱した鉄管もしくは石英管にアセチレンガスを通す方法がよく使われる。 3 HC ≡ CH ⟶ C 6 H 6 {\displaystyle {\ce {3HC # CH -> C6H6}}} さらに重合が進んで得られるポリマーがポリアセチレンで、導電性物質として利用される。
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