付合とは? わかりやすく解説

つけ‐あい〔‐あひ〕【付合】

読み方:つけあい

連歌俳諧で、五・七・五長句七・七短句付け合わせること。先に出される句を前句、これに付ける句を付句という。

1で、前句付句関係づける契機となる語句寄合(よりあい)よりも広く素材・用語のほか、情趣心情などを含む。


ふ‐ごう〔‐ガフ〕【付合/附合】


付合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 16:48 UTC 版)

付合附合、ふごう)とは、添付の一類型で、2個以上のが結合すること。不動産の付合と動産の付合とがある。付合により生じた物を付合物あるいは合成物という。付合について日本の民法242条以下に規定をおいている。通常、別個の物が結合する場合には契約関係に基づいて所有権の帰属関係が処理されるので、付合の規定が問題となる場面は少ない。


  1. ^ 田山輝明『物権法 第3版』弘文堂、2008年、186頁。 
  2. ^ a b c d e 田山輝明『物権法 第3版』弘文堂、2008年、187頁。 
  3. ^ a b 田山輝明『物権法 第3版』弘文堂、2008年、197頁。 
  4. ^ a b 田山輝明『物権法 第3版』弘文堂、2008年、188頁。 
  5. ^ 田山輝明『物権法 第3版』弘文堂、2008年、191頁。 


「付合」の続きの解説一覧

付合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 19:50 UTC 版)

連歌」の記事における「付合」の解説

連歌理解する上でもっとも重要な概念は付合(つけあい)である。 連歌原則として複数作者による連作によって展開する具体的には、作者Bがbの句を詠む際に、作品としての一体感を保つために、直前詠まれた句(前句と呼ぶ。仮にaとする)の内容参看し、その情景情趣句境踏まえて句を作る前句aはもとよりB以外の作者(Aとする)の作品ではあるが、Bはaの立場立って、そのポエジー推測し、受け継がなければならないまた、場合によっては、次句を詠む予定である作者Cに対して次の句がつけやすいよう前句作者Aが配慮することを求められる場合もある。すなわちBはbという句の作者ではあるが、bという句に対して十全にみずからの個性発揮するではなく前句aや次句の作者Cに配慮しつつ、前後流れ合致するように作品を作らなければならない。 ただし、一体感とともに連歌重視されるのは、展開であり、変化である。すなわち前句aに対してbの句があまりに調和しすぎている場合には、作品全体平板変化のないものに陥ってしまう危険性生ずる。連歌多人数が製作に参加することで、句に盛られるポエジー次々変化し移調してゆくことを狙いとする文芸であるから過度に前句調和しすぎた句を詠むことは、その本質から言って好ましくないのである。そこで、作者Bは前句aに対して適度に調和保ちつつも、同時に新たな要素詠み込んで展開をはかることが求められる連歌作者における個性このような局面において発揮されるべきものなのである作者Bがbの句において、前句aからの変化をはかる際には、「前句(a)読み替え」という手法とられる連歌では一句がたいへんに短いために勢いその内容には省略飛躍多く多義的な読解可能にすることが多い。これを利用して、aの句がその前の句(bの前々句。打越と呼ぶ)と一体になって示される句意とはややずれた、しかしa一句句意としては包摂しうる、新たな句意をaが持ちうるようにbの句を詠む。 句の展開の上でさらに注意しなくてはならないことは、たとえば作者Cがbの句の次に句を詠む場合、その句cが二句前に詠まれたaの句と内容的に重複しないようにするという点である。ある句に対して二句前にある句を打越と呼ぶが、打越aにすでに存在する情景情趣素材表現そのまま用いてcが詠まれ場合、cに対して次に詠まれるd句はb句と似た内容になりがちである。すなわち「a→b」という展開が「c→d」というかたちで反復される可能性高くなるわけだが、これは連歌の展開、変化という原則反し作品平板なものにしかねない。そこで、新たに句を詠む場合には、打越存在する要素避けることがもっと基本的なルールとなる。さらにはこのルール拡大され特定の語の場合には、そのイメージきわめて強いために、三句前のみならず四句前、五句前……であっても回避しなくてはならないという「×句を隔つべき物」という式目形成されてゆく。 以上が「付ける」あるいは「付合」の概念であり、その技法連歌史的展開とともにさまざまに変化発達していったが、狭義連歌においてはもっぱら語の寄合による付合が行われた。寄合とは、ある語に対して縁のある語(付合となりうる語)であるとひろく認められたものを指し連歌盛行したころにはしばし寄合をまとめた寄合書つくられた。

※この「付合」の解説は、「連歌」の解説の一部です。
「付合」を含む「連歌」の記事については、「連歌」の概要を参照ください。

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付合

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 09:18 UTC 版)

別表記

名詞

  1. ふごう付け合わせること。
  2. (ふごう) (法律) 所有者異なる二つ以上の物が結合し、分離経済著しく不利益である場合一つの物として扱うこと。
  3. つけあい参照

発音(?)

ふ↗ごー

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