付加音、テンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/07 00:57 UTC 版)
ポピュラー音楽では、ジャンルやスタイルによっては短三和音は響きが単純すぎるため、第6音、第7音を付加して、Xm6、Xm7、XmM7 などの形で使用することがある。第6音は短六度、長六度の場合があるが、これは調性などの都合に合わせてどちらにするべきか判断される。短三和音は響きが単純すぎるとするジャンルやスタイルでは、単にCmと書いた場合には、Cm6、Cm7、CmM7 のことをあらわす場合も多い。短三和音は、9th、11th、13th をテンションとして持ち、これを付加することがある。第3音を第4音と交換したXsus4もよく使用される。 短三和音に第6音、第7音を付加する場合、通常ダイアトニック・スケール上にある音で、和声の機能を壊さない音が選ばれる。たとえばハ長調において、Dm では Dm6 と Dm7 とがこの条件を満たす。Em では Em7 のみがこの条件を満たす。Em においてダイアトニック・スケール上にある第6音は i であり Em(♭6) となるが、これは CM7 を感じさせ Em の響きを阻害するため、Em の付加音としては用いられない。Dm6 については、第3音と第6音とがトライトーンをなし、ドミナントを感じさせ、本来サブドミナントである Dm(IIm)の機能を阻害するため避けるべきであるとする理論書もある。しかし、第6音を付加しても Dm6 は相変わらずサブドミナントであるとする理論書もある。 短調におけるI度の和音は、長6度、短7度、長7度のいずれも付加音となり得る。 イ短調 Am6 …… Im6。旋律的短音階上のダイアトニック・コード Am7 …… Im7。自然短音階上のダイアトニック・コード AmM7 …… ImM7。和声的短音階および旋律的短音階上のダイアトニック・コード 上記3つの和音をまとめてトニック・マイナー・コードという。
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付加音、テンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/07 00:52 UTC 版)
ポピュラー系では、ジャンルやスタイルによっては長三和音は響きが単純なので、第6音、第7音を付加して、X6、XM7(X△)などの形で使用することがある。そのような場合には、単にCと書いた場合には、普通C6 か CM7のことをあらわす。長三和音は 9、#9、#11、13 をテンションとして持ち、これを付加することもある。また、第3音を第4音と交換したXsus4もよく使用される。
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付加音、テンション
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