付喪神や塚・慰霊と感謝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 10:12 UTC 版)
日本には森羅万象に神や魂が宿るという考え方から、多くのものや事柄に対し「畏怖や畏敬の念を抱く」という考え方があり、またそれは、物に対する感謝や、物を大事にする・大事に使う・大事に利用する(食する)という考えにつながり、様々なものを依り代として祀ってきた。 付喪神とは、長く使われた物に、霊が宿ったものをさす。道具は、杓子、柄杓、のようなものから唐傘や硯、井戸など生活に係わる全般におよぶ。 詳細は「付喪神」を参照 人の作った塚には、様々な生き物や道具などに憑いた神が、荒ぶる神にならぬよう、幸をもたらしてくれるようにと祀った碑としての塚(古墳は除くが信仰の対象となっているものもある)がある。具体的な例としては、人形塚・包丁塚・道具塚などの人工物を祭るものや、鯨塚や魚塚といった生き物、または、戦乱や災害や不幸や事件で無くなった人やその遺品を収める、蒙古塚・首塚・刀塚、ヨリマシを埋めたものであるらしい「頼政塚」、鵺塚等がある。
※この「付喪神や塚・慰霊と感謝」の解説は、「依り代」の解説の一部です。
「付喪神や塚・慰霊と感謝」を含む「依り代」の記事については、「依り代」の概要を参照ください。
- 付喪神や塚・慰霊と感謝のページへのリンク