闇のお嬢様13人衆
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「銀河お嬢様伝説ユナ」の記事における「闇のお嬢様13人衆」の解説
「闇のお嬢様13人衆(暗黒お嬢様13人衆、単に“13人衆”とも呼ばれる)」は、『1』にて「闇の女王」の洗脳を受け、ユナに敵対した13人の少女たちである。彼女ら13人の上には、「闇の女王親衛隊長」としてリアが居た。「闇の女王」戦が終わった後、リアを含めて全員がユナと友達となり、後の作品では味方として活躍する。なお、リューディア以外12人は500もの恒星系から勝ち残った「第21回ミス銀河お嬢様コンテスト」グランプリ出場者ファイナリストで、コンテスト終了後には行方不明と報じられていた。 『2』でもHELPカードのランダム参戦メンバーの中にいる。ランダム参戦であるので誰が登場するかは実際参戦するまで判らない。なお、一部の配役は兼ね役声優の関係上『3』と同じである。 『3』では漸く実力を発揮出来る事になる。ただし中には登場時に豪い災難に見舞われている者が何名かいて、戦闘時はその鬱憤を晴らすべく本性を発現するユニットになる。 葉子、かえで、エミリーの三人は『3』中盤の隠しキャラなのだが、三人を仲間にする為には、機械化惑星に行く前までに仲間に加えないといけない。 水野葉子(みずの ようこ) 声:冬馬由美 身長160cm・体重48kg・スリーサイズ78cm/57cm/85cm、2283年1月5日生まれの16歳で、血液型はA型。 エルナーがユナのもとを訪れた夜、白丘台を襲い、ユナの初陣の相手となった。両方の髪を赤いリボンで結んだ長めのツーサイドアップ。白丘台の隣町の名門女子高の生徒で、思い込みが強い性格。コンテスト荒らしが趣味で、「銀河お嬢様コンテスト」にもエントリーして、ファイナリストにも加わっていたが、最終的にユナに負けたことを逆恨みし、そこを闇に利用されてしまう。「オーディションのヨーコ」なる通り名もあるが、一般には本名か「ミヅノヨーコ」とカタカナ表記で称される。 グランプリファイルエントリーナンバーは8番でユナの左隣に並んでいた。 後の作品ではあまり目立たない扱いを受けている。おまけに演じた当の本人もすっかり忘れていたらしく、後にゲームのプロモビデオを見たときに「やかましー女の子の声を聞いて、誰だコイツ、とか思ってたらアタシだったんですよねー(汗)」とコメントしている。さらに『3』では隠しキャラであり、登場早々にユナにこの件(つまりすっかり忘れていた事)で噛み付いていた。 赤と橙色を基調とし翼の付いたバトルスーツを着ており、光の剣「ライトセーバー」や腕から発する100万ボルトの雷電球「プラズマリッガー」で戦い、ユナとの戦闘時には戦闘後、白丘台が目茶目茶になるほどの被害を出していた。 『1』では冒頭からユナを名指しで呼び付け、戦闘時もイベントシーンとほぼ同じテンションである。「いじわる攻撃」ネタももっぱらオーディション関係になる。 『2』のHELPカードキャラとしては確率が極めて低い側で、SURクラス。 『3』では中盤で訓練惑星の一つに隠しキャラとして登場。近接攻撃タイプであり、強力な技を持つなど攻撃力は高いものの、防御力は低い。また仲間になるのがかなり遅いため、訓練で育成しておかないと戦闘メンバーに加えにくい。 弓岡かえで(ゆみおか かえで) 声:鈴木砂織 身長159cm・体重47kg・スリーサイズ78cm/57cm/83cm、2282年12月3日生まれの16歳で、血液型はAB型。 ユナが所属するアイドル事務所「ビーナスプロ」の先輩アイドル。元々ユナより人気があったが、ユナの方が人気が上がるにつれ、それを妬む心を闇に利用されてしまう。ユナに脅迫状を送りつけたり照明を落としたりと嫌がらせや虐めをしたあげく、ユナの担当でもある自らの担当マネージャー・石川を人質に取ってユナに戦いを挑んだ。「アイドルのかえで」なる通り名があるが、ヨーコ同様に本名で呼ばれることが多い。彼女も後の作品では目立たない扱いを受けており、『Cドラ』ではそれをネタにされている。 白と薄い紫を基調とした、ユナのライトスーツに一見似たバトルスーツを着用、敵を気絶させる剣「スタンソード」と、腕部装甲を剣に変える「アーマーソード」を武器とする、白兵戦向きの暗黒お嬢様。 『1』の「いじわる攻撃」でのかえでの攻撃は先輩の後輩イビリとなる。 『2』のHELPカードキャラとしては確率が低く、SURクラス。 『3』では中盤TV局に隠しキャラとして登場。基本能力は低く近接戦闘には向かないが敵全体にダメージ+マヒ効果を与える技スタンオールが強力。 勅使瓦マリ(てしがわら マリ) 声:南場千絵子 身長161cm・体重47kg・スリーサイズ82cm/58cm/85cm、2283年6月9日生まれの15歳で、血液型はO型。 通称「お花のマリ(おはなのマリ)」。ユナが副賞で貰った宇宙巡航艇(スペースクルーザー)・イクストロン(後のみけ丸号)のコクピットを生花で埋め尽くすという常軌を逸した登場のキャラ。「勅使瓦流」という華道の18代目師範。花をこよなく愛し作法も良いが、自己中心的な性格である。彼女も後の作品では目立たない扱いを受けている。 グランプリファイルエントリーナンバーは6番でユナの右隣に並んでいた。 白を基調とした振袖を思わせるバトルスーツを着用、その背には巨大な花弁を思わせるスラスターを装備する。手にしたバラを武器として使い、ローズチップやフラワーミストといった技を使う。 『1』の「いじわる攻撃」でもコクピットでのやり取りに絡んだ口論となる。ジコチューな性格はユナにとっては脅威。 『2』でもHELPカードでの登場率はSURクラスの低さ。 『3』ではウララーカに行くと仲間になる。状態異常を引き起こす間接攻撃で戦う。HPは全キャラ中最低ランクのため敵に狙われないよう注意が必要。なお、彼女がいないウララーカ戦前半では巨大障碍物のミンミン草は駆除出来ない。次元サルガッソーでのミッションでは洗脳された味方が敵であり、倒してはいけないため彼女の行動不能技が役に立つ(逆に不在の場合はユーリィや詩織などの動きが遅いキャラが逃げ切れずに犠牲になることが多い)。 茶恵原佳華(さえはら よしか) 声:中村尚子 身長157cm・体重45kg・スリーサイズ80cm/58cm/83cm、2283年10月21日生まれの15歳で、血液型はO型。 通称「お茶の佳華(おちゃのよしか)」。カルディア恒星系の人工惑星・フリントでは酸性雨の中、野点場を構えて登場。「銀渓流」という茶道作法を会得する名門子女で、普段は白地に桜模様をあしらった振袖を着ているなど見た目はお淑やかに見えるが、ユナに腐ったお菓子を食べさせたり洗剤入りのお茶を飲ませたりと実は非常に意地悪な性格。 グランプリファイルエントリーナンバーは9番でヨーコの左隣に並んでいた。 バトルスーツは真紅を基調とするもので一見すると茶道とは無関係な姿になるが、その武器は「レーザーウォーター」を撃ち出す柄杓(ひしゃく)や、茶せんミサイルなど。背中から伸びたバインダーは振袖のイメージ。 『1』では「いじわる攻撃」も野点場でのやり取りに絡むものとなる。 『2』のHELPカード参戦確率はほぼSURレベルである。 『3』ではオイシーヤに行くと仲間になる。消費EPが少なめで高威力な遠距離攻撃技「茶筅ミサイル」が使いやすい。ただしHPなどの基本能力は低いため接近されると弱い。彼女が出て来るまでは罠にハマり食べ物に釣られて孤立・徘徊するユーリィを阻止出来ない。また、このマップではユーリィ戦闘不能が敗北条件の一つとなる。 徳大寺舞(とくだいじ まい) 声:原亜弥 身長171cm・体重53kg・スリーサイズ86cm/61cm/89cm、2280年8月27日生まれの19歳で、血液型はB型。 通称「六本木の舞(ろっぽんぎのまい)」。ユナや他の(地球人の)主要登場人物よりもお姉さん(『1』では唯一の女子大生)なのだが、「イケイケギャル」である。常にボディコンを着て「ネオ・ジュリアナ」で踊ることを楽しみとしている。また、夜遊びとドライブも好き。なぜ「闇の女王」に見込まれたかは不明。初登場はプランター星系・マリアーナの海岸で、ユナとは都合3度も対戦した。 高飛車で他人の話を聞かない性格なのに、『2』では教育実習生として、それ以降の作品ではユナの担任の新人教諭として白丘台女子高で教鞭を執っている。年齢のことも合わせ、事実上のリーダー格となっている。「暗黒お嬢様13人衆」では、後の作品も含めて最も目立つ存在。そして、『2』冒頭では一人だけ月面遺跡廃墟に取り残され、『3』では朝からお腹を壊して授業が自習になる等、結構運の悪い方でもある。 お友達の中ではユナが最も苦手とするタイプだが、舞の方からはちょっかいを出さずにいられないらしく、よく喧嘩をしている。自分がユナの悪口を言うのは構わないが、他人がユナを悪く言うのは許さないという一面も。リアルファイトに負けたからといえ水着引換券を渡す等面倒見も良く姉御肌でもある。ユナからは立場を超えて「ちゃん付け」や「呼び捨て」をされるほどで、ユナにとっては「姉妹喧嘩の出来る姉」のような立ち位置らしい。 戦闘時には兎耳の付いたヘッドギアに、バニーガールのようなバトルスーツ(戦闘の度に強化される)を着用し、金(メタルシャフト)のアイアンを振り回す。『1』で強化された際には両肩に琥珀色の巨大な玉が備わり、以後これが基本形態となる。 『1』では最初の強敵。しかも、「いじわる攻撃」は彼女の本領発揮。 『2』でも主要キャラの一人として登場し、HELPカードでのランダム参戦時の登場確率は3番めとなる。口論カード時は彼女の独擅場。 『3』では序盤で仲間になり、高いHPで壁役になるが、中盤以降は技防御の低さが弱点となる。特殊技も敵を麻痺させる「爆光球」以外はトリッキーなものが多く使いにくい。通常技のアイアン攻撃は強力で接近戦で有利に戦える。 綾川姫子(あやかわ ひめこ) 声:鳥海喜美子(『1』)、山崎和佳奈(『Cドラ1〜2』の間)、萩森侚子(『3』以降) 身長160cm・体重47kg・スリーサイズ78cm/58cm/84cm、2284年7月18日生まれの14歳で、血液型はA型。 通称「ロックの姫(ロックのひめ)」。初登場は機械の惑星・フリント。ロックンローラーを自称するが、楽器演奏も歌も下手。20世紀のパンクを思わせるファッションセンスや粗野な言動などツッパって見せているが、ユナに「今時パンクなんてださーい」と言われると、思わず「そ、そうかな…」と返してしまうなど、実はとても素直な性格。ユナより2歳年下で、主要登場人物中最年少である。 バトルスーツもその趣味を体現するかのような黒を基調とするデザイン。手首から打ち出すチェーンによる攻撃と、マイクで歌うことによって相手に超絶音波(要するに物凄く大きく物凄く不快な音)で鼓膜と精神の両方からダメージを与える攻撃をする。 『1』ではロッカーらしくやんちゃな攻撃をする。「いじわる攻撃」もロック。 『2』のHELPカードでの登場率はSURクラスの出難さ。 『3』では天星でのミッション中に登場、通常技が2マス攻撃の近接タイプ。特殊技は味方の攻撃力を上昇させるものを持っている。 神宮寺詩織(じんぐうじ しおり) 声:國府田マリ子 身長156cm・体重42kg・スリーサイズ77cm/56cm/82cm、2283年9月4日生まれの16歳で、血液型はB型。 通称「おっとりの詩織(おっとりのしおり)」。 初登場はカペ恒星系の密林の惑星・ルーリーズス。ポリリーナを除くとユナから最も尊敬される人物で、ユナを凌ぐトロさとニブさを併せ持つ。語り口調もとてもスローモー。文字通りおっとりした性格だが、車のハンドルを握らせると性格が一変、スピード狂となる(『Cドラ1』で発覚)。 「暗黒お嬢様13人衆」では、舞・麗美らと共に後の作品でも目立つ存在である。『1』では、セリフをカットすることができなかったため、まちがえて同じ選択肢を選んでしまうと、まったく同じセリフをあのテンポで延々と聞かされるハメに陥る。演じた國府田は「やっててイライラしました(笑)」とコメントしている。 バトルスーツはピンクを基調とした全体として可愛らしいデザイン(猫耳状のヘッドギアにハート型をデザインした胸当てなど)だが、中でも背中の「カメさんアーマー」の防御力は13人衆でも最高を誇る。見かけによらず高性能であり、後に『OVA2』にて妖機3姉妹が現れた際にも反撃を行っている。 『1』のバトルパートの特徴は、「カメさんアーマー」の使用法が明らかになる所である。また、「いじわる攻撃」はお互いにニブトロを競い合う形になる。 『2』のHELPカードでの登場率はエミリーの次になる。しかし、エミリーで既に出現率がRクラスにまで落ちているので、彼女の出現率もRクラスになる。 『3』では初戦闘から加入、通常攻撃は射程が長く、攻撃力も高い。反面素早さが全キャラ中最低であり、HP、直接防御力も低いため、敵から逃げるタイプのマップでは苦戦を強いられる。ただし高い攻撃力を活かし後方からの増援部隊を阻止する活躍が出来る他、逐電は出来ないものの奇襲部隊でも活躍する事も可能。 アレフチーナ・ミハルコフ(АЛефчина МихаЛковна) 声:萩森侚子 身長163cm・体重49kg・スリーサイズ81cm/60cm/86cm、2282年3月26日生まれの17歳で、血液型はAB型。 通称「ヴァイオリンのアレフチーナ」。詩織と同じく密林の惑星・ルーリーズスにて初登場。モスクワ交響楽団のヴァイオリニストを祖母に持つロシア名家の子女で、彼女自身もヴァイオリンでは右に出る者がいないと言われる実力者。音楽への思い入れが深いクラシックお嬢様で、音楽に関心の薄い人(ユナを含む)へは容赦が無い。ルミナーエフ同様のスラブ系のお嬢様の面子。 初登場時はピンクのドレスを着ていたが、戦闘時には茶色を基調とするバトルスーツを着用する。ヴァイオリンを武器とし、ヴァイオリンボウ(弓)を剣のように振るう近接攻撃の他、子守唄やレクイエムなどの曲を演奏することによって音波攻撃を行う。本来はユナも感心する位にとても上手。 『1』ではクラシックの蘊蓄を披露するが、バトルパートでは「いじわる攻撃」でもクラシックに疎い所を突かれる。ユナの方はそれこそ「へたくそ」呼ばわりするからこの攻撃は下品。 『2』のHELPカードでの登場率はルミナーエフに近い出現率の低さで、この辺で既にURクラスになる。 『3』ではアッチーヤに行くとミッションの途中で登場、通常攻撃能力は低いが、相手を眠らせる「子守歌」は次元サルガッソーのミッションで特に役立つ。LVを上げると覚える範囲攻撃「鎮魂歌」と戦闘不能キャラを全て復活させる「復活祭」が便利だが、経験値を得づらいキャラのため育成は苦労する。 ルミナーエフ・ド・クロソウスキー(Луминаева до Кросовская) 声:山田真木(『1』)、永島由子(『Cドラ1〜2』までの間)、原亜弥(『3』以降) 身長163cm・体重52kg・スリーサイズ84cm/61cm/86cm、2281年2月8日生まれの18歳で、血液型はO型。 通称「家柄と血筋のルミナーエフ(いえがらとちすじのルミナーエフ)」。初登場は詩織やアレフチーナと同じルーリーズス。旧ロシア帝国時代の貴族の末裔。アレフチーナ同様のスラブ系のお嬢様の面子。とても気位が高く、高貴な(そして極めて整った)素顔を平民に晒さぬように、普段着でも「バタフライマスク」(蝶の形をした仮面)を着けている。またサディスティックな面もあり、その風貌や性向から「女王様」または「女王様のルミナーエフ」とも呼ばれ、それが定着してしまった。なお、『3』ではツベテイで最初氷柱として登場しているが、それが故に誰も気が付いてくれない。 バトルスーツはボンデージ風の黒を基調としたもので、その武器も「クレッセント・ビュウ」(後に「女王様の鞭」)と称する鞭や、鉄扇などである 『1』のバトルパートどころかADVパートからSM紛いの台詞が飛び交う、危ないシークエンスとなる。「いじわる攻撃」は確実にSMネタが飛び交う。 『2』のHELPカードでの登場率はアレフチーナ同様のURクラス。 『3』ではツベテイに行くとミッション中に仲間になる。通常攻撃は2マス、技は遠距離攻撃を持っており、全キャラ中最高のクリティカル率を持っているが、技防御がかなり低いので注意。 紅麗美(ほぁん りーみん) 声:原亜弥(『1』〜『Cドラ2』の間)、岩坪理江(『2』以降) 身長162cm・体重48kg・スリーサイズ78cm/56cm/84cm、2283年7月16日生まれの15歳で、血液型はA型。 通称「チャイナの麗美(チャイナのれみ)」。初登場はこと座付近のブラックホール・GNC-01089。上海出身で拳法を学ぶ中国上流家庭の子女。性格はおっちょこちょいで喧嘩っ早く、飲茶が好き。また、『水滸伝』の大ファンらしい。協和語を話す。『1』で闇の支配から解放された後は、『2』ではセンプーにある実家の「紅大飯店」の手伝いをしている。 バトルスーツは紫を基調とするもので、刺のついた大ぶりの肩当て以外はシンプルなデザインである。武器は、手に持つ「閃空槍」と称する槍、及びその身につけたファイブアニマルカンフー・浄気拳(じょうきけん)・集気拳(しゅうきけん)といった拳法である。なお、槍の他に大き目の金色の円盾も持っている。 『1』の「いじわる攻撃」では『北斗の拳』等の拳法漫画パロディがある。 『2』では舞に引き続き4番目にHELPカード参戦率が高い。ただしそれはセンプーに行く前の話までは通用しない。理由は後述。 『3』では1章の繁華街でのミッション中に仲間になる、やや離れた場所に登場するため孤立しないよう注意が必要である。序盤では舞と同様に高いHPを持つ近接攻撃タイプながら防御が低いのが弱点で強力な間接攻撃にさらされる中盤以降は参戦させても活躍できないまま倒されることも多い。味方の状態異常を回復させる「浄気拳」は便利なので補助役としてはそれなりに使える。攻撃技の「ファイブアニマルカンフー」はレベルが上がると範囲が広がり強力だが覚えるレベルが25と遅く、またボスクラスの敵には通じないことも多い。 リューディア・フレイルド・ルイーズ・マーニアス3世 声:南場千絵子 身長163cm・体重46kg・スリーサイズ84cm/58cm/88cm、6月3日(地球暦換算)生まれの推定2500歳前後(コールドスリープにより、肉体年齢は16-17歳)で、血液型はA型。 通称「古代文明のリューディア(こだいぶんめいのリューディア)」。地球暦で紀元前のころ、遥か離れたプランター星系@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}第4惑星[要出典]"水の惑星・マリアーナ"で過去栄えていたマーニアス海上国家[要出典]の王族の末裔。彼女もまた、ユナやリアと同じく「光の救世主」となり得る存在だったが、それを察した「闇の女王」に捕らえられ、マーニアスは滅ぼされてしまう。「闇の女王」に王国再建と引き換えにユナ抹殺の使命を与えられる。 両肩に装備された「マトリクス・キャンセラー」で、ユナと光のマトリクスとの合体を強制解除し、剣一本で真正面から戦う正統派の戦士。亡国の姫として戦うが、一つの国の存亡という少女が背負うには重すぎる十字架に押しつぶされるようにユナに敗北。ユナに心を救われ、以来、先代「光の救世主」としてユナの協力者となる。 「闇の女王」が敗れ去った後は、マーニアス本星の海底で眠っていた艦隊と共に新たな地を目指して旅立ったが、『2』冒頭で暴走する「永遠のプリンセス」号と交戦、せっかく見つけた新天地を消滅させられてしまう。しかしそれでも探索を続け、同事件が解決する頃にはまた新たな新天地と出会った模様である。さらに後、『OVA1』ではフロイライン・D率いる暗黒艦隊によって銀河連合安全保障理事会が包囲された時、「永遠のプリンセス」艦隊と共に艦隊を率いて現れ、ユナやミサキの窮地を救っている。 性格は悲運の王族らしくとても頑固で影があったが、ユナと出会ってからは明るさも見え始めている。 彼女のバトルスーツは金色に輝くいかにも古代文明然とした由緒溢れるもので、赤いマントも特徴的である。宝冠の額当てには眼をあしらった細工が施されている。王族に相応しい迫力のある中尺の幅広剣を携えている。 『1』のバトルは貴重な単騎決戦であり、彼女のバトルシーンはこれでしか観られない。「いじわる攻撃」も気品溢れるものとなっている。 『2』では冒頭の事件で行方不明になるので後半山場以前は登場しない。HELPカードの参戦も無し。 なお、彼女もプリンセス・ミラージュ同様に艦隊を率いている姿で描かれることが多く、もっぱらマーニアス艦体旗艦エンデ・ベリウム上からユナを見守っているため、シミュレーションRPG風となった『3』では彼女自身はユニットとしては使えず、代わりに情報提供と発見した仲間の転送、どこにいても状況の保全(つまりセーブポイント)及びアイテム売買が出来るアイテムショップの役割を担っていた。補給が重要な戦術ゲームになった『3』においては後方兵站(ロジスティック)担当の貴重な存在となった。ただし、アイテムショップの店員役を上手に演じてもいる。 エミリア・フェアチャイルド(Emilia Fairchild) 声:鈴木砂織 身長163cm・体重49kg・スリーサイズ81cm/60cm/87cm、2283年5月10日生まれの16歳で、血液型はAB型。 通称「教養のエミリー(きょうようのエミリー)」。髪がブラウンなので一見すると日本人のようだが、実はネオアメリカ出身(瞳はブルー)。数多くの博士号を持つインテリお嬢様だが、学問を美徳とするあまり、他人を見下す傾向がある。ティアン星系の木星型惑星・バルムードにある空中図書館に司書として勤務している。また、シリーズを通して主要人物中唯一の眼鏡着用キャラ(いわゆる眼鏡っ娘)でもある。 戦闘時は紫を基調とする軽装型バトルスーツを着用。頭部の「インテリジェント・コム」でそのあふれる知性をエネルギーに変換して攻撃する。アメリカ人系列ではあるが、日本及び東洋の文化にも詳しく、「縦横無尽」「満場一致」「一網打尽」などの四字熟語攻撃を得意とする。 『1』でのバトルは「縦横無尽」しか使わない。「いじわる攻撃」では頭脳派らしい攻撃をする。 『2』では実は麗美が登場するセンプー『火鳥亭ハワイアンセンター』以前のHELPカードでの登場率は舞に次ぐ高さであるが、麗美登場と同時にその座を麗美に奪われる形となるので、登場確率は5番目になる。ただし、ここからの登場確率は極端に低くSRクラスとなる。 『3』では中盤まで進んだ後特定の場所に行くと隠しキャラとして加入し、高いEPと強力な全体技である四字熟語の言霊に秘められた力を持つ範囲攻撃技や全員を自分と同じHPにするといった特殊な技を持つ。 綾小路沙雪華(あやのこうじ さゆか) 声:國府田マリ子 身長162cm・体重49kg・スリーサイズ80cm/57cm/86cm、2283年3月3日生まれの16歳で、血液型はAB型。 通称「高貴な沙雪華(こうきなさゆか)」。日本の旧華族の子女で、華族の礼法を学んでおり礼儀は13人衆で最も正しい一方で、他人に対しては冷徹。日本舞踊が得意。初登場は暗黒門の内側になる門前(門の闇の世界側)。ユナに心を開いたリアをバトルスーツを着用することなく倒すほどの実力の持ち主。 金色を基調とした彼女のバトルスーツは、闇の女王が直々に彼女に与えたものである。武器はその身から発するオーラパワーおよび各種のビーム類。13人衆ではリアと同等クラスの実力を持っている。 『1』の暗黒お嬢様最後の刺客であり最強の戦士であるが故に、仲々の強敵。「いじわる攻撃」も気品溢れるが、反対にユナは最初から最後まであまり変わらない。 『2』はほぼ完全な隠しキャラ状態。しかも登場確率は13人衆で最低のHUSRクラス。 『3』では後半の選択次第で仲間に出来る。最強クラスの実力の持ち主で、攻防にバランスが良く、回復技も使える。ポリリーナとのコンビは正に鉄壁。彼女を仲間にした場合、終盤のとある高難度ミッションにも参戦させることができる。
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