亡国
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禎明2年(588年)10月、大陸の統一を目指した隋の文帝は、次男の晋王楊広を総大将とする総勢51万8000の軍を侵攻させた。翌禎明3年(589年)の元日には隋軍が大挙して長江を渡り国都建康に迫った。後主は「犬羊のごとき者ども(隋軍を指す)が我が国に勝手に侵入し、京師(国都の周辺地域を指す)の近郊を盗み取っている。蜂や蠍のごとき毒のある者は、時機を選んで(隋軍を)掃討・平定するがよい。内外ともに厳重に警戒するように」と詔したが、迎撃に出た将の紀瑱が撃破され、隋軍の前線司令官賀若弼が陳の捕虜を寛大に扱ったこともあり、形勢不利を悟った陳軍からは投降者が相次いだ。首都の建康が陥落するに及び、大臣の1人である尚書僕射の袁憲は「隋軍の兵士達が宮廷に侵入してきても、決して乱暴なことはしないでしょう。しかも今は陳国にとって最も重大な時でございます。陛下におかれましては、服装を正して正殿に着座し、梁の武帝が侯景を引見した時の例にお倣い下さいますように」と後主に進言したが、後主は従わず「剣の刃の下では当たっていくことはできない。私には私の考えがあるのだ」と言って、宮中の奥にある空井戸に隠れようとした。袁憲は繰り返し諫め、さらに後閤舎人の夏侯公韻が、自分の体で井戸を覆って妨害したが、彼を押しのけて張麗華・孔貴人の両夫人とともに井戸の底に隠れていたところ、結局、宮殿に侵入してきた隋軍に発見されて捕虜となった。 張麗華は楊広の命により青渓中橋で斬られた(『陳書』および『南史』の后妃伝より)。
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亡国
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「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「亡国」の解説
紅獅子王国 大陸東端の東側を治めていた三大亜人国家の1つ。獅子族至上主義で人族も獣人も平等に奴隷並みの扱いをしていた。鼬帝国に滅ぼされる。 鱗族首長国連邦 大陸東端の北側を治めていた三大亜人国家の1つ。緑蜥蜴人を主体に雑多な鱗族の集まりで構成されていた。鼬帝国に滅ぼされる。 白虎王国 大陸東端の南側を治めていた三大亜人国家の1つ。白虎人族を頂点に、配下の獣人たちに仁政を行っていた。苛烈にして勇猛果敢で敵に回してはいけないと言われており、その一方で義に厚く、一度身内と定めた者には血族と同等の庇護を与え、恩を受けた相手には必ず報いるという律儀な面もある。 鼬帝国に滅ぼされ、安住の地を失った生き残りはマキワ王国やシガ王国を転々と放浪していたが、ルーニャ姫の一行はサトゥーの紹介でムーノ男爵領へ向かった。 フルー帝国 古代王朝の1つ。亜人差別があった国で、ボルエナンの里から大量の聖樹石をギャンブルで作った借金のカタとして徴収し、わずか300年ほどで大陸全土を統べる魔法帝国へ成長した。その聖樹石を元に作ったフルー帝国蒼貨は、特に加工せずとも最高級の錬金術触媒として利用できる。グリフォンを運用する幻獣騎士がいた。ララキエの遺産を狙って海魔領域に艦隊を派遣したが壊滅したという逸話が残されている。600〜700年前に亜人の大虐殺を行ったことで、黄金の猪王率いるオーク帝国と戦争になり、敗れて滅亡した。 フルー帝国語をルーツとする「内海共通語」は、現在も大陸の西方諸国で多く使用される。 フェーテリアス フルー帝国時代の都市。大砂漠が誕生した際に放棄され、都市核はスタンドアローン状態の自閉モードに入っていた。魔力枯渇による自壊の危機にあったが、サトゥーが偶然発見して「竜の谷」の衛星都市としたことで存続可能となった。その後同様の状況だった12個の都市核も再起動されている。 オーク帝国 古代王朝の1つ。現在のオーユゴック公爵領とムーノ男爵領の場所にあった。当時では珍しかった亜人の国家。勇者ヤマトの仲介でサガ帝国などの諸国と和平交渉を行っていたが、フルー帝国の亜人大虐殺と鼬人族の裏切りにより、亜人連合をまとめて人族との大戦を起こしてしまう。魔王と化した黄金の猪王の元でフルー帝国に勝利しサガ帝国とも戦ったが、最後は王祖ヤマトと天竜に滅ぼされた。その後、オークの生き残りは転移門で誰にも知られていない土地へと移住し、一部はシガ王国の公都や王都の地下で生活している。 ララキエ 神代に8000年間栄えた古代王朝の1つ。「天空人」と呼ばれる人々が暮らしていた空の城。女王制だった。住民は永遠の命を求めて精神体となることを目指しており、「半幽霊(ハーフ・ゴースト)」という種族に変化していた。神から与えられたアダマンタイト装甲さえ両断する「天罰砲」の圧倒的な武力を背景に地上人を植民地化して搾取していたが、2万年前に起きた「狗頭の魔王」との戦いに敗れて落下、狗頭の眷属の「海王」を押し潰す形で封印していた。現在、島として残る部分は4つの「封塔島」と大渦に囲まれ、周辺海域は「海王の落とし子」と名付けられた蛸型海魔(オクトパス・クラーケン)の巣窟となっている。 骸骨王によって封印が解かれ再浮上しようとしたのをサトゥーが阻止し、その後は悪用されないようにボルエナンのエルフの協力で「彷徨いの海」の魔法をかけて隠蔽してもらっている。ララキエ遺跡のある中央島は名を「ラクエン島」と変え、半幽霊でも生活できるように瘴気の影響が少なくなるよう調整された。 ノノリエ ララキエ王朝時代の浮き城の1つ。狗頭の信奉者による蝕魔の罠によって現在の海龍諸島内に墜落、住民は虐殺され都市も他の浮き城を落とすための罠として利用された。 現代に至るまで都市岩の周囲3kmに渡って魔法無効空間が残っており、多くの船舶が魔力炉が停止した状態で魔物に襲われていたためか沈没船が他の場所よりも多い。後にその付近を航行したサトゥーにより魔法無効化の魔法陣が破壊され、島全体を浄化の魔法陣とルーンで括って弔った被害者がアンデッド化をするのを防いでいる。 エルデォーク大王国 かつてシガ王国の北に存在した大国。現在は複数の小国に分割されており、ヨウォーク王国やクボォーク王国となっている。
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