IKAROSとは?

イカロス 【Ikaros】 ○

ギリシャ神話中の人物。クレタ島迷宮ラビリンスから脱出するため父ダイダロスの作った翼をつけて飛んだとき,父の命にそむいて高く飛びすぎ,翼を固めていた(ろう)太陽の熱で溶けて海に墜死する。イカルス

イカロス 【Ikaros】

ギリシア神話名工ダイダロスの子。父が発明した翼で空を飛んだが、高く飛び過ぎて太陽熱で翼のが溶け、海に落ちて死んだ。

Ikaros


IKAROS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/06 19:02 UTC 版)

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」
IKAROS solar sail.jpg
イメージ図
所属 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
主製造業者 NEC東芝スペースシステム
公式ページ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」
国際標識番号 2010-020E
カタログ番号 36577
状態 運用中
目的 ソーラー電力セイルの実証
計画の期間 半年
打上げ機 H-IIAロケット 17号機
打上げ日時 2010年5月21日
6時58分22秒(JST
物理的特長
本体寸法 直径1.58 m × 高さ0.9454 m (円筒型)[1]
最大寸法 直径20 m (約14m×約14mの四角型ソーラー電力セイル展開時)[1]
質量 (打上げ時)310 kg [1]
(ドライ)290kg [1]
(膜面) 15kg [1]
主な推進器 200m2ソーラー電力セイル
23NHFC-134a気液平衡スラスタ
姿勢制御方式 スピン安定制御
軌道要素
周回対象 太陽
軌道 地球-金星遷移軌道
近点高度 (hp) 0.7 au
遠点高度 (ha) 1 au
観測機器
ALADDIN 大面積薄膜ダスト検出アレイ
GAP ガンマ線バースト偏光検出器
DCAM1 スプリング射出式分離カメラ1
DCAM2 スプリング射出式分離カメラ2

IKAROS(イカロス)とは独立行政法人宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)及び月・惑星探査プログラムグループ(JSPEC/JAXA)が開発した小型ソーラー電力セイル実証機である。名称は「太陽放射で加速する惑星間凧宇宙船」を意味する英語の「interplanetary kite-craft accelerated by radiation of the Sun」にちなむものであり、森治により、ギリシア神話の登場人物の一人イカロスにちなんでつけられた[2][3]

金星探査機「あかつき」と共に、2010年5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、6月3日から6月10日にかけてセイルを展開、7月9日に太陽光(太陽風ではない)による光子加速の実証が確認された。12月8日には金星フライバイを行っている。

目的

IKAROSはソーラーセイルを主推進として利用する世界初の惑星間航行宇宙機であり、主に以下の4つの項目について技術実証を行う計画である。

  1. 大型膜面及び展開機構の開発と展開制御技術の確立
  2. 太陽電池セルを搭載したソーラー電力セイルからの集電
  3. 光子セイルによる加速実証と加速性能の推定
  4. 操舵装置の搭載による光子セイルを用いた航行技術・方向制御技術の確立

打ち上げ後数週間で上記2項目(ミニマムサクセス)を達成し、その後約半年かけて下記2項目(フルサクセス)を達成した。 2010年12月8日には金星フライバイを行い、当初予定していたミッションをすべて成功させた。 今後も更なる技術検証および習得を目指して運用が行われる予定である。

経緯

IKAROSプロジェクト立ち上げの経緯

通常、科学衛星・探査機は開発に5年以上の時間をかけるが「イカロス」は計画開始から打ち上げまで2年半しかなかった。しかも予算総額は15億円と、通常の探査機に比べれば一桁小さい。これは、この「イカロス」計画が単独の実験として計画されたものではなく、金星探査機「あかつき」の付帯プロジェクトとして提案されたもののためである。金星探査機「あかつき」は、最初M-Vロケットで打ち上げる前提で設計が進んでいたが、途中でM-Vが廃止になり、H-IIAロケットで打ち上げることになった。そこで、H-IIAで打ち上げることができるか解析したところ、軽すぎて第2段で加速している間の振動が過大になってしまうという問題が見つかった。問題を解決するためには、500kgのあかつきのほかに700kg近いダミー・ペイロードを載せて振動を抑制するしかないことが分かった。そこで打ち上げ能力を有効に使うために、「イカロス」計画がスタートした。提案したのは、小惑星探査機「はやぶさ」の開発・運用を指揮した川口淳一郎で、振動解析の結果が出てから一週間で提案書を書いたという [4]

ソーラー電力セイル計画

JAXAの前身の一つである宇宙科学研究所において、ソーラーセイルワーキンググループが2000年に発足された。このワーキンググループは、将来の惑星間航行システムとして有力であると目されながら実現されていないソーラーセイル推進について、実用化に必要な大型膜構造の製造・展開技術の研究や、太陽帆推進を使用した科学ミッションの成立性や科学的意義、運用要求等の検討を目的としていた。木星以遠の惑星探査の場合、太陽光が微弱になる為に通常原子力電池を搭載するのだが、熱源としてプルトニウムなどの放射性物質をロケットに乗せるリスクや国内感情を考慮した場合、別の手段が求められる事となった。 検討はMUSES-C(後のはやぶさ)に続く次期工学実験衛星(MUSES-D)への採用を目指して行われたものであり、黄道面脱出による赤外線天体観測機、枯渇彗星核小惑星への着陸探査機、金星大気球などがその案であった。しかし、検討が進むにつれソーラーセイル単体では現実的な期間内でのミッション遂行が困難であることが明らかとなった、そこでセイル表面に搭載した薄膜太陽電池によって発生した電力を用いたイオンエンジンを併用するハイブリッド推進であるソーラー電力セイルが考案され、2002年にソーラー電力セイルワーキンググループが発足された。2003年3月には木星軌道近傍での赤外線天体観測トロヤ群小惑星の接近観測、航行中のガンマ線バースト宇宙塵の連続観測を目的としたミッション案が宇宙工学委員会に提出された。採択はされなかったものの、以後は木星圏探査を目指し検討が進められている。木星圏探査計画は2006年に宇宙開発委員会に提出されたがASTRO-Gが採択されたため、開発段階へは移行しなかった。2010年12月現在、2018年度打ち上げを目指して検討が進められている。

大型膜面展開実証試験

2003年以降大型膜面展開実証試験が様々な形で行われている。真空槽を用いた径0.8mの真空落下展開実験を経て、2003年8月に大気球を用いた径4mのクローバー型セイル展開実験に成功、スピンテーブルを用いた径2.5mの展開実験を経て2004年8月9日にはS-310ロケット34号機において径10mのクローバー型セイル及び扇子型セイルの宇宙空間での展開に成功、2006年8月30日には大気球を用いた径20mの正方形セイルの展開に成功と、着実な成果を上げた。また、2006年にはM-Vロケットのサブペイロードを利用した2機の軌道上展開実験(後述)も行われた。2007年にはスケートリンクを用いた展開実験が行われた。2009年にも大気球を用いたIKAROS実機大膜面の展開実験が計画されていたが、これは実施されなかった。

小型実証機

前述のようにソーラー電力セイルを用いた木星圏探査計画が進行する中、その前段階としての軌道上大型膜面展開実証機の必要性が高まり、2006年に2つの小型実証機案が作成されることとなった。1つは同年計画が中止されたLUNAR-Aのオービタを改修・再利用して次期固体ロケットの初号機で打ち上げる案、もう1つは新開発した300kg未満の小型実証機をH-IIAロケットによる打ち上げへと変更されたPLANET-Cピギーバックペイロードを利用して打ち上げる案である。前者は次期固体ロケット初号機の打ち上げ予定が不確定であり、LUNAR-Aフライトモデルの経年劣化も激しいことから見送られ、開発期間が短く国際的にも競争力のあると考えられた後者へ決定された。2007年4月1日にJSPEC誕生と同時にプリプロジェクトへ移行、2008年にプロジェクトへ移行しIKAROSと名付けられた。

構成

IKAROSの膜面形状・配置図(対角線長20m)
1. 500gの先端マス x 4
2. 姿勢制御デバイス x 80
3. 厚さ7.5μmの薄膜
4. 厚さ25μmの薄膜太陽電池
5. テザー
6. IKAROS本体部
7. 搭載機器

本体とセイルに大別される。スピン安定であり、セイルの展開もスピンを利用して行われる。

本体

直径1.58m高さ0.9454mの円柱状であり、主に構造部、太陽指向面、ミッション部、バス部から構成される。構造部はロケット結合部、ロケット結合部と太陽指向面を接続し全体の構造強度を保つスラストチューブから構成される。太陽指向面には補助用太陽電池が配置される。ミッション部はセイルの収納、テザーの結合、ブラシレスモータを用いたセイルの展開等を行い、セイルとバス部の電気的接続を担う。バス部はスラストチューブ内に配置され、CPUなどの演算制御機器で構成される。バス部については、れいめいはやぶさあかつき等で開発した部品を使用したり、開発が中止になったLUNAR-A母船の部品の一部を流用することで、リスクやコストの低減をはかっている。また2個のスプリング射出式分離カメラ(DCAM1, DCAM2)を装備しセイル展開状態の本体を撮影できるようになっている。

通信アンテナは、地球との通信用に低利得アンテナ (LGA) が表と裏に2基搭載されている。中利得アンテナ(MGA)も1基搭載しているが、金星フライバイまでに使われることはなかった。このほかVLBI用・DCAM用アンテナを別途搭載している[5]

セイル

ポリイミド製のセイルは膜厚7.5μmで14m四方の正方形であり、4枚の台形ペタルから構成されている。それぞれのペタルはブリッジで結合されており、本体とは16本のテザーによって結合されている。4つの頂点にはそれぞれ500gの重りが取り付けられており、スピン展開時には遠心力によって先導的な役割を果たす。薄膜太陽電池セルは膜厚25μmでセイルの半ばに本体を囲むように正方形に配置され、面積比ではおよそ10%を占める。セイル片面にはアルミ蒸着が施されており、電位差や電流分布から太陽風プラズマの観測が可能である。他に8ヶ所にダストカウンタが搭載され、宇宙塵の観測を行う。操舵装置として液晶を利用した電気式の調光フィルムが各頂点両側、合計8ヶ所に搭載される。これは、反射率を変化させることで光圧のバランスを崩し、発生したトルクによってセイルの姿勢制御を行うものである。

経過

H-IIAロケット17号機による「IKAROS」の打ち上げ

「IKAROS」は、2010年5月21日6時58分22秒(以下全て日本時間)に、種子島宇宙センターから金星探査機「あかつき」及び小型副衛星4機とともにH-IIAロケット17号機により打ち上げられた。ロケットは順調に飛行しあかつきは所定の軌道に投入された。IKAROSも計画通り分離信号を受け無事に分離された[6]。5月24日、初期動作チェックを終え、実証実験へ移行した[7]

定常運用

6月3日にセイルの展開を開始し、6月10日に地球からの距離約770万kmにて、セイルの展張、及び薄膜太陽電池による発電を確認した[8]。これによってミニマムサクセスは達成された。6月15日には分離カメラDCAM2を射出し、セイルを展張したIKAROS全体の撮影に成功した[9]。6月19日にはもう一方の分離カメラDCAM1をより低速度で射出し、方向制御用の液晶デバイスの作動を確認した[10]

6月21日にはIKAROS本体に搭載されたガンマ線バースト観測器(GAP)が稼動し、22日にはセイルに搭載されたダスト検出器(ALADDIN)に電源が入った[3]。7月7日にはGAPが運用開始後初めてガンマ線バーストを観測した[3]

セイル展開の成功を受け、7月よりフルサクセスの光子加速実証フェーズへと移行、7月9日、以前よりとれていたドップラー効果を利用した地球に対するIKAROSの相対加速度のデータに加え、新たに算出されたレンジアンドレンジレート(RARR)によるIKAROSの軌道決定により、IKAROSが太陽光を受けて光子加速を行っていることを確認した[11]。その力は地球上で0.114グラムの重りがぶら下った程度の力とされる(約1.1×103 ニュートンに相当)[12]。続けて7月13日に姿勢制御デバイス(液晶デバイス)によるセイルの姿勢制御実験が行われ、想定通りの姿勢制御性能を達成していることが確認された[13]

12月8日、日本標準時16時39分、IKAROSは金星から80,800kmの地点を通過。ソーラーセイル宇宙機としてははじめて、他の惑星の近傍に到達した。機体は良好な状態を保っている[14]

後期運用

2011年1月には、約6ヶ月間の定常運用を終了し、後期運用に入ったと報告された。期間は2012年3月末までで、後期運用終了時に継続運用の是非を判断する[15]。 2011年10月には「膜面挙動・膜面形状の変化を積極的に引き出して展張状態の力学モデルを構築する」ことを目標に機体の回転方向を反転させる逆スピン運用が実施され、問題なく逆スピン状態になった[16][17]。 2012年1月には、運用状況からIKAROSが冬眠モード(発生電力低下による搭載機器シャットダウン)に移行したことが確認された[18]

2012年3月の報告[19]では後期運用中の低スピン運用や逆スピン運用、大姿勢変更運用によって膜面形状や膜面姿勢運動に関する想定外の現象が見られたことが報告された。また、2012年度の運用では6月から10月には冬眠モードから復旧しデータ取得ができる可能性が報告されていたが、9月6日に電波を発見し8日にIKAROSが冬眠モードから明けた(復旧)ことが確認できた[20]

その後まもなく、11月22日には再び冬眠モードに入ったことが確認された[21]。その間はビーコン運用だけだったため、画像などの詳細なテレメトリこそ得られなかったが、それまでに得られたデータをまとめるため、翌2013年3月28日にプロジェクトチームの解散が発表された。なお同年初夏に予想されるIKAROSの冬眠開けに向け、運用継続が発表され[22]、その後、予定通り電波の捕捉ができていることが報告された[23]。9月には3度目の冬眠モードへ移行した[24]

2014年5月22日にも3回目の冬眠モード明けで電波の受信に成功し[25]、8月7日には4回目の冬眠モードへ移行した[26]

2015年4月23日、4回目の冬眠モード明けで電波の受信に成功した[27]

ミッション終了後のイカロスは太陽の周りを約10ヶ月で公転しているが、姿勢制御をしていないため太陽電池に日が当たる期間に地球が電波の届く位置にないとテレメトリは得られない。今後も冬眠と冬眠明けを繰り返す事になる。

広報

第61回国際宇宙会議で展示された模型

公式Twitterにおいて、運用チームのメンバーがIKAROSの擬人化キャラクター「イカロス君」としてミッションの進行状況を広報している。2010年9月9日、「イカロス君」が第8回Webクリエーション・アウォードにおいて一般投票の最多得票者に贈られる「気になるWeb人で賞」を受賞した[28]。 2010年12月12日、IKAROSのミッションをわかりやすく解説した政府公刊物「イカロス君の大航海」が発行、2012年3月10日には東日本大震災復興支援プロジェクトとして「イカロス君のうた」(歌:間宮くるみ、作詞:ゆうきよしなり、作曲/編曲:真鍋旺嵩、中沢昭宏 (WEEAST)、ディレクション/ミックス:安保一生、イラスト/映像:みみみみドイツ)がIKAROS専門チャンネルにて公開された。子供から大人まで楽しめる内容になっている。

記録

2012年11月30日jaxaは、IKAROSとその分離カメラ(子衛星)DCAMが、ギネス世界記録に認定されたと発表した[29]。認定された記録は次の2件。

  • 最初の惑星間ソーラーセイル宇宙機 「IKAROS」(First interplanetary solar sail spacecraft)
  • 最小の惑星間子衛星 「DCAM1とDCAM2」(Smallest interplanetary subsatellite)

サブペイロードによる大型膜面展開実験

IKAROS以前、M-Vロケットのサブペイロードを用いて軌道上での大型膜面展開実験は二度行われた。

SSP

SSP(Solar-sail Sub Payload)は膜面展開制御を目的とし、径10m級の扇子型セイルを搭載したサブペイロード実験モジュールである。2006年2月22日6時28分にM-Vロケット8号機のサブペイロードとして赤外線天文衛星あかりとともに打ち上げられた。展開は探査機での使用を想定し、時間をかけて徐々に展開する方式であった。実験の様子を海外局を通じて受信する際にトラブルが発生、受信状況が悪く実験後の画像のみが取得できた。実験中のモータ回転数の解析結果からは全行程の1/3程度で停止し、展開に失敗したと推定された[30]

SSSAT

SSSAT(Solar Sail Satellite)は膜面展開と薄膜太陽電池の宇宙空間での特性評価、気液平衡スラスタによる姿勢・軌道制御、ダストカウンタによる宇宙塵観測を目的とし、径5mの膜面を搭載した質量6kgの衛星である。2006年9月23日6時36分にM-Vロケット7号機のサブペイロードとして太陽観測衛星ひのでとともに打ち上げられた。ロケットから正常に分離されたことがロケット側のカメラによって確認され、海外地上局にて信号を受信したものの、信号は何らかの理由で断続的なものとなっており、薄膜太陽電池の特性評価を行うのに十分なデータを得ることはできなかった。降下速度の増加から膜面展開は正常に行われたと考えられたが、これについても正常なデータは取得できなかった。3日後の9月26日に大気圏に再突入したと推定されている[31]

出典・脚注

  1. ^ a b c d e プレスキット”. 2011年7月23日閲覧。
  2. ^ ISASメールマガジン第192号★01:勇気一つを友にして♪ - 森治
  3. ^ a b c 中島林彦「快走! 宇宙ヨット「イカロス」」、『別冊日経サイエンス 宇宙大航海 日本の天文学と惑星探査の今』、日本経済新聞、2010年11月、 pp. 22-33。
  4. ^ “宇宙に帆をかけて 二人三脚で駆け抜けた2年半”. NEC. (2010年11月30日). http://jpn.nec.com/ad/cosmos/ikaros/index.html 2014年7月21日閲覧。 
  5. ^ 通信不可帯について”. JSPEC/JAXA (2010年10月7日). 2010年12月18日閲覧。
  6. ^ H-IIAロケット17号機による金星探査機「あかつき」及び小型副衛星の打上げ結果について(速報)”. JAXA (2010年5月26日). 2010年6月11日閲覧。
  7. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の実証実験への移行について”. JAXA (2010年5月24日). 2010年6月11日閲覧。
  8. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」のセイル展開の成功について”. JAXA (2010年6月11日). 2010年6月11日閲覧。
  9. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の分離カメラの撮影成功について”. JAXA (2010年6月16日). 2010年6月16日閲覧。
  10. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の二台目の分離カメラの撮影成功について”. JAXA (2010年6月28日). 2010年6月29日閲覧。
  11. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の光子加速確認について” (2010年7月9日). 2010年7月10日閲覧。
  12. ^ 宇宙ヨット「イカロス」 太陽光の圧力で加速” (2010年7月9日). 2010年7月12日閲覧。
  13. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の姿勢制御デバイス(液晶デバイス)による姿勢制御成功について”. JAXA. 2010年11月13日閲覧。
  14. ^ “帆の向こうに金星、イカロスがツー・ショット” (日本語). 読売新聞. (2011年1月26日). http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110126-OYT1T00806.htm 2011年1月26日閲覧。 
  15. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機(IKAROS)の定常運用終了報告”. JAXA (2011年1月26日). 2011年4月4日閲覧。
  16. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の逆スピン運用実施について”. JAXA (2011年10月17日). 2011年11月1日閲覧。
  17. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の逆スピン運用実施結果について(速報)”. JAXA (2011年10月18日). 2011年11月1日閲覧。
  18. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の逆スピン運用実施結果と冬眠モード移行について”. JAXA (2012年1月6日). 2012年1月22日閲覧。
  19. ^ 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」後期運用報告”. JAXA (2012年3月21日). 2012年9月14日閲覧。
  20. ^ IKAROS-blog”. JAXA (2012年9月12日). 2012年9月14日閲覧。
  21. ^ IKAROS-blog >> 新年のご挨拶(O)” (2013年1月1日). 2013年3月30日閲覧。
  22. ^ IKAROS-blog >> 今日の IKAROS(03/29)” (2013年3月29日). 2013年3月30日閲覧。
  23. ^ IKAROS-blog >> 今日の IKAROS(07/04)” (2013年7月4日). 2013年7月12日閲覧。
  24. ^ IKAROS-blog >> 今日の IKAROS(12/7)” (2013年12月7日). 2014年9月7日閲覧。
  25. ^ IKAROS:3回目の冬眠モード明けについて”. JAXA (2014年5月26日). 2014年7月21日閲覧。
  26. ^ IKAROSの冬眠モード移行(4回目)について”. JAXA (2014年8月13日). 2014年9月7日閲覧。
  27. ^ IKAROS:4回目の冬眠モード明けについて”. JAXA (2015年4月30日). 2015年5月12日閲覧。
  28. ^ 第8回受賞者:第8回 Webクリエーション・アウォード”. web広告研究会 (2010年9月9日). 2010年11月17日閲覧。
  29. ^ 「IKAROS」世界記録に認定”. jaxa (2011年11月30日). 2011年12月3日閲覧。
  30. ^ M-V-8号機搭載のサブペイロード実験の結果について (ISAS/JAXA)
  31. ^ M-V-7号機により打ち上げた副衛星(SSSAT)の実験結果について (ISAS/JAXA)

参考文献

  1. ISAS年次要覧 平成12年度平成14年度平成15年度平成18年度
  2. 2007年度小惑星ライトカーブ研究会 世界初の木星トロヤ群直接探査を目指して~木星トロヤ群研究の現状とソーラー電力セイル計画~ - 矢野創
  3. 26th International Symposium on Space Technology and Science Development of Deployment System for Small Size Solar Sail Mission - Osamu MORI, Hirotaka SAWADA, Fuminori HANAOKA, Junichiro Kawaguchi, Yoji, SHIRASAWA, Masayuki SUGITA, Yasuyuki MIYAZAKI, Hiraku SAKAMOTO

関連項目

外部リンク


イーカロス

(IKAROS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/22 05:03 UTC 版)

ピーテル・ブリューゲル作『イカロスの失墜』(1558) ベルギー王立美術館所蔵。
イーカロスは画面右下に小さく描かれ、海に墜落し足だけが見えている。

イーカロス古希: Ἴκαρος, ラテン文字化Īkaros, ラテン語: Icarus)は、ギリシア神話に登場する人物の1人である。蝋で固めた翼によって自由自在に飛翔する能力を得るが、太陽に接近し過ぎたことで蝋が溶けて翼がなくなり、墜落して死を迎えた。イーカロスの物語は人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話として有名である。長母音を省略したイカロスや、ラテン語読みのイカルスとも表記される。

神話

伝説的な大工・職人ダイダロスとナウクラテーの息子。母ナウクラテーはクレータ島の王ミーノースの女奴隷である[1]

ダイダロスとイーカロスの親子は王の不興を買い、迷宮(あるいは塔)に幽閉されてしまう。彼らはで鳥の羽根を固めて翼をつくり、空を飛んで脱出した。父ダイダロスはイーカロスに「蝋が湿気でバラバラにならないように海面に近付きすぎてはいけない。それに加え、蝋が熱で溶けてしまうので太陽にも近付いてはいけない」と忠告した。しかし、自由自在に空を飛べるイーカロスは自らを過信し、太陽にも到達できるという傲慢さから太陽神ヘリオスに向かって飛んでいった。その結果、太陽の熱で蝋を溶かされ墜落死した。

ただし異説では、イカロスのみが死ぬ点は一致するものの、飛行に関するエピソードはない。父子は(幽閉ではなく)追放され、船でクレタ島を脱出する。2人は別の船に乗った(イカロスがダイダロスを追ったとも)が、イカロスは帆船をうまく操れず船が転覆し溺死してしまった、あるいは、船から降りる際に海に落ちて溺死してしまった[2]

勇気と傲慢

イーカロスの神話はテクノロジー批判神話の一種であり、人間の傲慢さが自らの破滅を導くという戒めの意味もあった[3]

しかし、楽曲「勇気一つを友にして」のように、本来の教訓とは逆に、自らの手で翼を作り飛び立ったイーカロスを勇気の象徴として表している例もある。

ギャラリー

後世への影響

  • イーカリアー海 - イーカロスが落下した。彼の名にちなんで名づけられた[4]
  • イカリア島 - イーカロスの遺体が流れ着いた、もしくは、彼の船が着いたものの降りそこなって溺死したとされる[2]

脚注

  1. ^ アポロドーロス、摘要(E)1・12。
  2. ^ a b 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』「イーカロス」
  3. ^ 呉茂一『ギリシア神話』
  4. ^ アポロドーロス、摘要(E)1・12、1・13。
  5. ^ ISASメールマガジン 第192号”. ISAS. 2017年11月22日閲覧。





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