イカリア島とは? わかりやすく解説

イカリア‐とう〔‐タウ〕【イカリア島】


イカリア島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 17:03 UTC 版)

イカリア島
Ικαρία
アルメニスティス村
地理
座標 北緯37度35分 東経26度10分 / 北緯37.583度 東経26.167度 / 37.583; 26.167 
面積 255.303 km2
行政
ギリシャ
地方 北エーゲ
イカリア県
中心地 アイオス・キリコス
統計
人口 8,843人 (2021年現在)
人口密度 35 /km2

イカリア島(イカリアとう、ギリシア語: Ικαρία / Ikaria ; 英語: Icaria)は、ギリシャ北エーゲの島。サモス島の南西19kmの地点にある。中心の町はアイオス・キリコス英語版。島全体の人口は8,843人(2021年)。ギリシャ神話に登場するイカロスが、付近の海に転落したという逸話から、島の名前が付いた。

歴史

紀元前750年頃にミレトス出身者が植民を開始。14世紀には、ジェノヴァ共和国の支配下に入った。15世紀初頭にはロドス島にいた聖ヨハネ騎士団に支配されるが長く続かず、オスマン帝国の支配を受ける。19世紀のギリシャ独立戦争では統一運動が盛り上がるものの、そのままトルコ支配は続いた。1912年7月、イカリア自由国を建国し、短期間であるが自前の軍、国旗、国家、切手を持っていた。同年11月にバルカン戦争が起こり、ギリシャとようやく統一を果たした。第二次世界大戦と、それに続くギリシャ内戦では、捕らえられた共産主義者約13,000人がイカリア島へ流された。この時から島民が共産主義者に同情的となった。

1960年代以降、観光業の底上げを図る政府によってインフラが整備され、投資が進められた(それまでは貧しい島で、アメリカ合衆国への移住者が多かった)。

イカリア島の旗(1912年傾)

外部リンク

座標: 北緯37度35分 東経26度10分 / 北緯37.583度 東経26.167度 / 37.583; 26.167




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イカリア島」の関連用語

イカリア島のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イカリア島のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイカリア島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS