サモス島とは? わかりやすく解説

サモス‐とう〔‐タウ〕【サモス島】


サモス島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 04:12 UTC 版)

サモス島
Σάμος
サモスの町ヴァティの街並み
サモス島
サモス島の位置
サモス島
サモス島 (エーゲ海)
地理
座標 北緯37度45分 東経26度50分 / 北緯37.750度 東経26.833度 / 37.750; 26.833
面積 477.395 km2
最高地 ケルケテウス山 (1,434 m)
行政
ギリシャ
地方 北エーゲ
サモス県
統計
人口 32,642人 (2021年現在)
人口密度 68 /km2

サモス島(サモスとう、Σάμος / Samos)は、エーゲ海の東部、トルコ沿岸にあるギリシャトルコ語名はスィサム島 (Sisam Adası)。

ギリシャ神話の主神ゼウスの正妻である女神ヘーラーの生まれた島とされ、彼女を祭った神殿遺跡は1992年に「サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿」としてユネスコ世界遺産に登録された。エピクロスピタゴラスの生まれた島でもある。

地理

サモス島の衛星写真

位置・広がり

サモス島はエーゲ海東部にあり、アテネから東へ約250km、レスボス島から南へ約175km、ロードス島から北西へ約190km、イズミルから西南へ約80kmの距離にある。トルコの沿岸に位置しており、両者を隔てる海峡の幅は最も近いところで1kmほどである。

地勢

東西43km、南北19kmの山がちな島で、最高峰は標高1,433mのケルケテウス山。

主要な都市・集落

市域に含まれる人口1000人以上の都市・集落には以下がある(人口統計は2001年国勢調査による)。

  • サモス(ヴァティ地区) - 6,236人
  • ネオ・カルロヴァシ(カルロヴァシ地区) - 5,740人
  • ミティリニイ(ピタゴリオ地区) - 2,340人
  • ヴァティ(ヴァティ地区) - 2,025人
  • ホーラ(ピタゴリオ地区) - 1,448人
  • マラトカンボス(マラトカンボス地区) - 1,329人
  • ピタゴリオ(ピタゴリオ地区) - 1,327人

行政区画

サモス
Σάμος
所在地
サモス
座標 北緯37度45分 東経26度50分 / 北緯37.750度 東経26.833度 / 37.750; 26.833座標: 北緯37度45分 東経26度50分 / 北緯37.750度 東経26.833度 / 37.750; 26.833
域内の位置
行政
国: ギリシャ
地方: 北エーゲ
: サモス県
ディモス: サモス
人口統計 (2002年)
ディモス
 - 人口: 32,642 人
 - 面積: 477.4 km2
 - 人口密度: 68 人/km2
その他
標準時: EET/EEST (UTC+2/3)

サモス県

サモス県Περιφερειακή ενότητα Σάμου)は、北エーゲ地方に属する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)である。カリクラティス改革(2011年1月施行)によってイカリア県が分離したため、現在のサモス県はサモス市1市のみからなる。

自治体(ディモス)

サモス市Δήμος Σάμου)は、北エーゲ地方サモス県に属する基礎自治体ディモス)である。サモス島全体をその市域とする。

現在のサモス市は、カリクラティス改革(2011年1月施行)にともない、サモス島の4自治体が合併して発足した。旧自治体は、新自治体を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。

下表の番号は、下に掲げた「旧自治体」地図の番号に相当する。下表の「旧自治体名」欄は、無印がディモス(市)、※印がキノティタ(村)の名を示す。

旧自治体 綴り 政庁所在地 面積 km2 人口
1 ヴァティ Βαθύ サモス 125.2 12,384
4 カルロヴァシ英語版 Καρλόβασι ネオ・カルロヴァシ 100.3 9,590
5 マラトカンボス英語版 Μαραθόκαμπος マラトカンボス 87.3 2,837
6 ピタゴリオ Πυθαγόρειο ピタゴリオ  (el 164.6 9,003

交通

空港

港湾

  • ヴァティ港
  • カルロヴァシ港
  • ピタゴリオ港

脚注

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、サモス島に関するカテゴリがあります。



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