後期運用
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2003年5月26日より後期段階へ移行した。後期段階では定常運用で行った実験の応用実験をはじめ、月トラッキング実験などの新規実験や、各地で開催した宇宙教室において運用を行う教育利用なども行った。
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後期運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 08:22 UTC 版)
2011年1月には、約6ヶ月間の定常運用を終了し、後期運用に入ったと発表された。後期運用の期間は2012年3月末までで、後期運用終了時に継続運用の是非を判断するとした。2011年10月には「膜面挙動・膜面形状の変化を積極的に引き出して展張状態の力学モデルを構築する」事を目標に、機体の回転方向を反転させる逆スピン運用が実施され、問題なく逆スピン状態になった。2012年1月には、IKAROSが冬眠モード(発生電力低下による搭載機器シャットダウン)に移行したと確認された。 2012年3月に、後期運用中の低スピン運用や逆スピン運用や大姿勢変更運用によって、膜面形状や膜面姿勢運動に関して、想定外の現象が見られたと発表された。また、2012年の6月から10月の間には、IKAROSが冬眠モードから復旧して、データ取得ができる可能性が有ると発表されていた件に関して、2012年9月6日にIKAROSが発信した電波を発見し、9月8日にはIKAROSが冬眠モードから明けたと確認できた。ただ、11月22日には再び冬眠モードに入ったと確認された。なお、その間はIKAROSのビーコン受信だけの運用だったため、詳細なIKAROSのテレメトリは得られなかった。 2013年3月28日に、それまでに得られたデータをまとめるため、IKAROSのプロジェクトチームの解散が発表された。一方で、2013年初夏に予想されていたIKAROSの冬眠開けに向けて、運用継続が発表され、2013年7月に、予定通り電波の捕捉ができたと発表された。2013年9月にIKAROSは、3回目の冬眠モードへ移行した。 2014年5月22日にも3回目の冬眠モード明けで、IKAROSが発信した電波の受信に成功し、2014年8月7日にIKAROSは4回目の冬眠モードへ移行した。 2015年4月23日に4回目の冬眠モード明けで、IKAROSが発信した電波の受信に成功した。 ミッション終了後のIKAROSは、太陽の周りを約10ヶ月の周期で公転し続けている。しかし、姿勢制御をしていないため、IKAROSの太陽電池に日が当たる期間に、地球が電波の届く位置にないと、地球上でテレメトリは得られない。今後もIKAROSは、冬眠と冬眠明けを繰り返すことになる。
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