ベネラ7号
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ベネラ7号(ベネラ7ごう ロシア語: Венера-7)は、ソビエト連邦の金星探査 計画、ベネラ計画の一つ。1970年8月17日に打ち上げられ、1970年12月15日、金星に初めて着陸した探査機。当初の計画では金星の地表に着陸し、その後も動作し続けるものだったが、予想していたものよりも高い温度により、着陸後、電池が切れるまでの23分で通信が途絶えた。その中でもベネラ7号は探査を続け、温度(465℃)、圧力(90気圧)などのデータを地球に送信した。この日、ベネラ7号は別の惑星表面からデータを送った最初の探査機となった。
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- 1 ベネラ7号とは
- 2 ベネラ7号の概要
ベネラ7号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/29 02:20 UTC 版)
ベネラ7号の着陸船は金星の地表に軟着陸し、その後も動作し続けるように設計された最初のものだった。 だが地表での動作を保証するために重量は過大な物となり、搭載されていた観測装置は探査機の大きさに比べると少量に過ぎなかった。そして観測結果を送信できる時間は内部配電盤が熱伝導によるダメージによって故障してしまうために更に限られたものだった。それでも探査機をコントロールしていた科学者達は最初の地表の計測結果による温度データ(465°C)から圧力(90気圧)を外挿法で推定することに成功した。ベネラ4号から7号までのドップラー計測装置から金星の大気に高速な帯状の風(最大100m/s、スーパーローテーションと呼ばれる)が存在している最初の証拠も見つかった。 ベネラ7号のパラシュートは着陸寸前の段階で異常をきたした。探査機は17m/sの衝撃を受けて転倒したが、幸い動作し続けた。 結果として生じたアンテナの向きの不具合のために、無線信号は非常に弱かったが、電池が切れるまでの23分間、温度のテレメトリーとして検出された。これにより1970年12月15日、ベネラ7号は地球以外の惑星表面からデータを送信した最初の探査機となった。
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