ふじ2号とは? わかりやすく解説

ふじ2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 00:58 UTC 版)

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ふじ2号
所属 日本アマチュア無線連盟 (JARL)
公式ページ JARL ふじ2号
国際標識番号 1990-013C
カタログ番号 20480
状態 運用終了
目的 アマチュア無線
設計寿命 10数年
打上げ機 H-Iロケット6号機(H21F)
打上げ日時 1990年2月7日10:33.00 (JST)
運用終了日 2008年4月30日
物理的特長
本体寸法 47cm×φ44cm
質量 50kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 低軌道
近点高度 (hp) 912km
遠点高度 (ha) 1744km
軌道傾斜角 (i) 99.05度
軌道周期 (P) 112.21分
テンプレートを表示

ふじ2号Fuji-OSCAR 20、JAS-1b/FO-20(Japan Amateur Satellite))は、1990年2月7日種子島宇宙センター(TNSC)から打ち上げられた人工衛星である。ふじ1号の機能を継承するアマチュア衛星で、当初はJAS-1のエンジニアリングモデルとして製作された機体を再整備のうえ打ち上げたもの。本衛星は海洋観測衛星1号‐b(MOS-1b)「もも1号b」打ち上げ時のピギーバック衛星として、伸展展開機能実験ペイロード(DEBUT)と同時に打ち上げられている。

衛星の概要

  • 開発・運用機関:日本アマチュア無線連盟(JARL)
  • 形状:47 x 44 x 44cm 長球
  • 打ち上げ機関:宇宙開発事業団(NASDA)(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
  • 呼び出し符号:アマチュア衛星局8J1JBSとして免許付与。運用開始。
  • ミッション系諸元:アップリンク回線145MHz帯、ダウンリンク回線435MHz帯(Jモード)。 CWPSKビーコン周波数435.795MHz(衛星管理の都合で切り替え可能)、送信電力1W。デジタル系中継器(電子掲示板、電子メール)アップリンク周波数145.85、.87、.89、.91MHz(AFSK)、ダウンリンク周波数435.91MHz(AFSK) (JDモード)。データ通信速度1,200bps
  • 通信機能:音声および電信信号の中継、デジタルパケット信号の中継。
  • 経緯:1997年段階の受信状況は、CWテレメトリ信号が、本来3桁の数字を送出するはずが、3個の長音となった。2000年アナログ系の送信機が短時間停止する現象が発生。停止する時間帯が日陰時や日陰明けであることから、衛星の蓄電池を保護するためのUVC(Under Voltage Controller)機能が動作していると予想された。2005年段階での受信状況は、太陽活動の影響による宇宙放射線の影響を受けたと推測される原因で、アナログのCWビーコンからデジタルモードに切り替わりPSKビーコンが発射された。2008年4月末にて一応の運用終了とされたが、日照の状態などの要因で、ごくまれに送信がされる可能性があり、アマチュア衛星局8J1JBS免許は当面継続。

関連項目

外部リンク


ふじ2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/13 10:17 UTC 版)

MOONLIGHT MILE」の記事における「ふじ2号」の解説

H-IIA打ち上げられ国産一人乗りカプセル型有人宇宙船実際に構想されていたカプセル型有人宇宙船「ふじ」原型だが、形状実際「ふじ」とは異なり、むしろアポロ司令・機械船に近い物になっている対外的な宣伝のため、船体GORO便のほか、国内企業ロゴ描かれている。

※この「ふじ2号」の解説は、「MOONLIGHT MILE」の解説の一部です。
「ふじ2号」を含む「MOONLIGHT MILE」の記事については、「MOONLIGHT MILE」の概要を参照ください。

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