小型実証機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 08:22 UTC 版)
前述のようにソーラー電力セイルを用いた木星圏探査計画が検討されていた中で、その前段階としての軌道上での大型膜面展開実証機の必要性が高まり、2006年に2つの小型実証機案の作成が決定した。1つは2006年に計画が中止されたLUNAR-Aのオービタを改修・再利用して次期固体ロケットの初号機で打ち上げる案、もう1つは新開発した300 kg未満の小型実証機をH-IIAロケットによる打ち上げへと変更されたPLANET-Cのピギーバックペイロードを利用して打ち上げる案である。しかし、前者は次期固体ロケット初号機の打ち上げ予定が不確定であり、LUNAR-Aフライトモデルの経年劣化も激しいために見送られ、開発期間が短く国際的にも競争力が有ると考えられた後者へ決定された。そして、それは2007年4月1日のJSPEC誕生と同時に、プリプロジェクトへと移行した。さらに2008年にプロジェクトへ移行しIKAROSと名付けられた。
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