小型哺乳類の冬眠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 05:22 UTC 版)
シベリアシマリスの冬眠の調査では、冬眠中のエネルギー消費量は活動期の13%まで低下し、心拍数は活動期が毎分400回に対し10回以下、呼吸は活動期が毎分200回であったものが無呼吸状態の持続もあって毎分1回から5回、体温は37℃が5℃に低下した。冬眠中の低体温は変温ではなく、一定の値に保たれる。すなわち体内のサーモスタット設定温度を切り替えた状態と言える。キンイロジリスについての研究では通常39℃の体温が冬眠中は2℃を保つように機能していた。また冬眠中であっても感覚は働いており、冬眠中のシマリスの体に強い刺激を与えたり大きな音を出すと冬眠を中断して約30分で覚醒する。
※この「小型哺乳類の冬眠」の解説は、「冬眠」の解説の一部です。
「小型哺乳類の冬眠」を含む「冬眠」の記事については、「冬眠」の概要を参照ください。
- 小型哺乳類の冬眠のページへのリンク