てん‐ま【伝馬】
読み方:てんま
1 逓送用の馬。律令制では、駅馬とは別に各郡に5頭ずつ常置して公用にあてた。戦国時代、諸大名は主要道路の宿駅に常備して公用にあて、江戸時代には、幕府が主要街道に設け、また、一般人が利用できるものもあった。
2 「伝馬船」の略。
てんま【天満】
てんま
昭和58年(1983)2月に打ち上げられたX線天文衛星ASTRO-B(アストロビー)の愛称。宇宙科学研究所(現JAXA(ジャクサ))が「はくちょう」の後継として開発。名称は天馬(ペガソス)に由来する。中性子星の強い重力場で赤方偏移した鉄の吸収スペクトル、X線パルサーのグリッチなどを観測した。昭和63年(1988)12月に運用完了。
てん‐ま【天馬】
読み方:てんま
⇒てんば(天馬)1
てん‐ま【天魔】
てん‐ま【天麻】
てんま
名称:第8号科学衛星「てんま」/Astronomy Satellite-B(ASTRO-B)
小分類:科学衛星
開発機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ年月日:1983年2月20日
運用停止年月日:1988年12月17日
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げロケット:M-3S
打ち上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(KSC)
国際標識番号:1983011A
てんまは、X線星、X線銀河、ガンマ線バースト、軟X線星雲の観測を行なうX線天文観測衛星です。はくちょうに続く、日本で2番目のX線天文観測衛星です。はくちょうは中性子星を主体とするX線パルサーや、X線バースト源など多くのX線天体を観測し、成果をあげてきました。てんまは、はくちょうよりも格段にすぐれた分解能力のある観測装置により、中性子星や活動銀河の観測を行ない、はくちょうによって明らかになった問題の解明につとめました。とくに中性子星の構造の解明に、大きな役割を果たしました。
ほぼ8角柱の本体に、四方に羽根のような太陽電池パドルがついています。大きさは対面寸法最大94cm、高さ89.5cmで、重量は216キログラムです。てんまには、3種類のX線観測装置がのせられています。主観測装置は蛍光比例計数管で、これはエネルギー分解能に優れた、新しい型のX線検出器です。蛍光比例計数管を本格的に宇宙観測に用いるのは、これが初めてのことでした。この他に、軟X線を観測する軟X線反射集光鏡装置、広い視野をもち、多くのX線天体の変化や、出現・消滅を監視する広視野X線モニター、放射線帯の検知とガンマ線バーストの記録を行なう検出器を搭載しています。
2.どんな目的に使用されるの?
X線天文観測衛星とは、超新星や白色わい星や中性子星のまわりの高温のガスが放射するX 線を観測することによって、宇宙の爆発現象を明らかにする衛星です。X線は大気に吸収されてしまうので、大気圏外に出ないと観測できません。そのためにてんまのような、X線天文観測衛星が打ち上げられ、X線星、X線銀河、ガンマ線バースト、軟X線星雲の観測を行なっています。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
ほ座のX線パルサーVelaX-1の観測、ケンタウルス座のCenX-3の観測、かみのけ座の銀河集団のX線スペクトルの観測、じょうぎ座のバースト源MXB1636-53などの観測を行ないました。軌道上の宇宙天文台として全国の科学者や、外国の天文台との共同観測などに活躍しました。
4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
ひのとり、ぎんが、あすか、ASTRO-Eがあります。
てんま
てんま
てんま
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 08:04 UTC 版)
天満 (行田市) - 埼玉県行田市 天満 (米原市) - 滋賀県米原市 天満 (大阪市) - 大阪府大阪市北区天満駅 - 大阪市北区にあるJR西日本大阪環状線の駅。 天満 (有田川町) - 和歌山県有田郡有田川町 天満 (那智勝浦町) - 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 天満 (稲美町) - 兵庫県加美郡稲美町
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