ASTRO-Eとは? わかりやすく解説

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ASTRO-E

分類:人工衛星


名称:第19号科学衛星ASTRO-E/Astronomy Satellite-E
小分類:科学衛星
開発機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ年月日:2000年2月10日
運用終了年月日:2000年2月10日
打ち上げ国名機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げロケット:M-V
打ち上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(KSC)

ASTRO-Eは、中性子星超新星研究活躍している、宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))のあすかの後継機として、2000年2月打ち上げられました。
ASTRO-E衛星の主要観測目的は、宇宙奥深くにある天体X線観測することで、X線連星超新星残骸、そしてブラックホールなどを非常に高い精度感度装置観測X線天体謎の解明行なう予定でしたが、第1段ロケット異常により、予定軌道投入されませんでした

1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
重量1,600kgです。
ASTRO-E衛星は5台の軟X線望遠鏡と、1台の硬X線望遠鏡搭載してます。軟X線望遠鏡は5台のX線反射鏡、XRTと5台の焦点面検出器、4台のXIS検出器と1台の検出器から構成されています。XISとはX線CCDカメラのことで、XRSとはX線マイクロカロリーメーターというものでXISとはエネルギー分解能異なりますが、ほぼ同じエネルギー範囲X線観測行ないます

2.どんな目的使用されるの?
ASTRO-E衛星の主要観測目的は、宇宙論的な遠距離にある天体X線観測すること、宇宙高温プラズマX線分光観測を、高い精度と広いエネルギー範囲行なうことです。ブラックホール含めX線連星超新星残骸活動銀河銀河団などの広帯域X線精密分光観測などを行ないます

3.宇宙でどんなことをし、今はうなっているの?
2000年2月打ち上げられましたが、第1段ロケット異常により、予定軌道投入されませんでした

4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
ひのとり、てんま、ぎんが、あすかがあります

5.どのように地球を回るの?
高度550km、傾斜角31度の略円軌道です。

参考文献:大林辰蔵監修日本宇宙科学19522001東京書籍斎藤成文日本宇宙開発物語三田出版会




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