情報収集衛星
じょうほうしゅうしゅう‐えいせい〔ジヤウホウシウシフヱイセイ〕【情報収集衛星】
情報収集衛星(じょうほうしゅうしゅうえいせい)(spy satellite)
上空の周回軌道から望遠カメラで地上の様子を撮影し、さまざまな情報を収集する人工衛星のこと。主に、軍事や防衛といった安全保障の目的で使われる。偵察衛星ともいう。
アメリカと旧ソ連による冷戦が本格化した1960年代から、敵陣の情報を集める目的で、これまでにアメリカだけでも1000機以上も打ち上げられた。現時点の情報収集衛星の最高性能は、地上にある10センチメートルほどの「もの」を見分けることができる。
日本では、1998年に北朝鮮がテポドン(ミサイル)を発射したことを契機に、情報収集衛星の導入を求める声が高まった。これまで、アメリカから送られてくる情報を頼りにしていた日本政府は、北朝鮮の核兵器開発や日本海での不審船などの情報を自前で収集できるようになると期待している。
(2003.02.24更新)
情報収集衛星
「情報収集衛星」の例文・使い方・用例・文例
- これらの衛星は,日本初の情報収集衛星である。
- その出来事の後,日本政府は自国の情報収集衛星を打ち上げることを決めた。
- 合計で4基の情報収集衛星が,日本周辺の地域に目を光らせることになる。
- この情報収集衛星は日本の宇宙計画における転換点となる。
- ロケットは情報収集衛星2基を搭載していた。
- 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は,ロケットが情報収集衛星を軌道に乗せることに成功したと発表した。
- H2Aロケットは気象衛星や情報収集衛星,高速インターネット衛星をも含む,さまざまな種類の衛星を軌道に乗せてきた。
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